二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGO 光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス) ( No.108 )
日時: 2012/08/23 13:31
名前: 姫佳 (ID: meZEZ6R0)
参照: 今日は午後からカラオケに行ってきます!!

第3話「帰ってきた故郷」


〜輝姫視点〜

輝姫「遂に…、遂に帰ってきたんだ…!!」

空港を出た私達は、クラリス家の別荘に向かっている。

ティアラ「ここが輝姫の故郷なんだね!」
輝姫「うん!」

ここは「稲妻町」私が生まれ育った町。

ティアラ「あっ、そうだ。輝姫、学校はどこにする?」
輝姫「えっ?う〜ん…。」
マーク「この辺りは学校が多いからな。どこでも好きな所を選ぶといい。」

マークさんが運転しながらそう言う。私はティアラ姉←(ティアラさんにこう呼んでと頼まれた)のタブレットで地図を開き、学校の場所を確認する。

輝姫「別荘が町の真ん中辺りにあるから、どの学校も距離は同じくらいなんだよね…。」

私はある2つの学校で迷っていた。その学校の名は…、「雷門中」と「帝国学園」

輝姫「雷門中って『イナズマジャパン』の選手を多く輩出した学校だよね!!イナズマジャパンの選手と同じ学校に通えるなんて夢みた〜い!!帝国学園は、かつてFFで40年間無敗だった名門校!!どっちにしようかな〜!!」
ティアラ「帝国学園…、か。」

…ん?今、ティアラ姉がちょっと悲しそうな顔をしたような…。

ティアラ「で、どっちにするか決まった?」
輝姫「う〜ん…。雷門中かな!」

ホームページを見てみたけど…、雷門中の方が制服可愛かったw


〜クラリス家別荘〜

輝姫「うわぁ…!!広〜い…!!」

流石は世界のクラリス家、白炎家とは規模が違う…。

ティアラ「輝姫の部屋はここだよ。」

私の部屋は物凄く広かった。

輝姫「ティアラ姉…、家具とか何にもないよ…?」
ティアラ「そりゃそうだよ。これから輝姫が自分で作るんだから☆」
輝姫「えぇっ?!私が?!」
ティアラ「だって、輝姫の部屋じゃん!」
輝姫「で、でも、私お金持ってない…。」
ティアラ「お金のことは気にしないで!!」
輝姫「う、うん…。」

その後、私達は朝食を食べた。朝一番の便で来たから、何も食べてなくて…;

輝姫「ティアラ姉!マークさん!会いたい友達がいるから、出かけてきてもいい?」
ティアラ「良いよ〜!!」
マーク「昼ご飯までには戻ってこいよ。後、午後から輝姫の部屋の家具を買いに行くからな。」
輝姫「は〜い!」

私は帽子を被って別荘を出ようとした。その時…、

輝姫「いたっ!!」

壁に激突しました…(泣)

ティアラ「Σ輝姫?!大丈夫?!」
輝姫「へ、平気…。慣れてるから…。」
マーク「慣れる位ぶつかってるのか…;」

気を取り直してレッツゴー!!


私はとある家の前まで来た。その間に2回こけて、3回電信柱にぶつかったけど((エ

輝姫「ここに来るのも久しぶりだなぁ…。」

私はチャイムを押した。

?「何方ですか?」

暫くして背の高い男性が出てきた。

輝姫「直にぃ!!久しぶり!!」

私は男性に抱きついた。

?「輝姫…?輝姫?!」
輝姫「うん!!」
?「3年ぶり!!いつ帰ってきたの?!」
輝姫「さっきだよ!!」
?「そっか…。とりあえず、上がりなよ。」
輝姫「お邪魔しま〜す!!」

彼は「船津直紀(ふなつなおき)」!私の幼馴染みで、今は高校3年かな?頼れるお兄さんで私は「直にぃ」って呼んでる。直にぃは聴覚障害を患っており、幼い頃からずっと耳が聞こえない。ハンディを背負っているのに、いつも私の相談に乗ってくれた。そんな直にぃが、私は幼い頃から大好きだった。

輝姫「あぅっ!!」
直紀「相変わらずドジだね…:」

私は玄関の段差で転んでしまった。直にぃは苦笑しながらも、私に手を差し出してくれた。

輝姫「全然変わってないね〜!」
直紀「まあね。そこに座ってて。」

私はソファに座った。その時、私の膝の上に白い小さな兎が上ってきた。

輝姫「リュミ!!久しぶり!!」

この兎は「リュミ」元々は私が飼っていたんだけど…、伯父達が動物嫌いな為、ドイツに行く前に直にぃに預けた。

直紀「輝姫、どうしてドイツに行った後、一つも連絡をくれなかったの?」

直にぃが紅茶を淹れながらそう訊ねる。私はドイツであったことを全て話した。

直紀「そんなことが…。…大変だったね。」
輝姫「うん。でも、これからはず〜っとこっちにいるから。」
直紀「そっか。ところで、リュミはどうする?」
輝姫「ティアラ姉達が許してくれるなら引き取るよ。私の大切な家族だもん。」
直紀「そうだね。」

それから色んな話をした。直にぃは高3だから、受験で大変らしい。

直紀「そういえば輝姫、学校は決まったの?」
輝姫「うん!雷門中に通うんだ〜!!(キラキラ)」
直紀「雷門中…、去年のホーリーロードで準優勝した学校だよね。」
輝姫「ホーリーロード?」
直紀「えっ?!知らないの?!」
輝姫「うん。…私、今のサッカーには興味ないから。」
直紀「…『あの時』の傷が、まだ癒えてないんだね。」
輝姫「…。」

部屋に不穏な空気が漂う。その時、直にぃがメモ帳に何かを書き始めた。

輝姫「直にぃ?」
直紀「…ほら。」

直にぃは私に先程書いていたメモ帳を渡した。そこには「238号室」と書かれていた。

輝姫「これは…?」
直紀「『彼』の病室番号。今から会いに行きなよ。」
輝姫「で、でも…、私…、」
直紀「大丈夫さ。」

直にぃは励ますように私の肩を叩いた。

輝姫「う、うん!!行ってくる!!リュミ、また引き取りに来るから!!」

私はハットを被り、家をとび出した。

輝姫「ふにゃっ!!」
直紀「Σだ、大丈夫?!;」

途中、ドアに激突しましたが…;;

向かうは「稲妻総合病院」そこにいるのは…、私の初恋の幼馴染み。




***
姫佳「レッドのオリキャラ、直紀君登場です!!」
輝姫「おぉっ!!姫佳の予告が珍しく当たった!!」
ティアラ「当たると逆に恐い!!」
姫佳「ちょ、それ酷くない?!;」
輝姫「さて、次回からいよいよ物語が本格的に動き出します!!」
姫佳「まぁ、本当の始まりはイナクロですけどw」
ティアラ「んじゃ、コメ待ってるね!!」