二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGO 光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス) ( No.354 )
- 日時: 2012/09/02 11:20
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: meZEZ6R0)
- 参照: 只今、めっちゃ病んでます((エ
第13話「輝姫とここ」
ティアラ「輝姫!今日、ここのお店に行ける?」
昼食中、突然ティアラがそう言った。
輝姫「き、急にどうしたの?」
マーク「昨夜、ここから電話があって輝姫とゆっくり話がしたいって言ってたんだ。」
輝姫「…分かった。そういうことなら行くね。」
ティアラ「じゃあ、1時半まで行ってね!」
輝姫「は〜い。」
〜輝姫の部屋〜
直紀<えっ?お見舞い行けないの?>
輝姫「うん…。ここさんのお店に行くことになって…、」
直紀<分かった。太陽には僕から話しておくよ。>
輝姫「ありがとう。リュミはもう太陽の病室に向かったから。」
直紀<おっ、早いなw>
輝姫「アハハwwwじゃあね。」
輝姫は携帯を切った。
輝姫「1時…。そろそろ行こうかな。」
輝姫は別荘を出た。ここの店までは、かなり距離があるのだ。
店の前には「本日貸し切り」という看板が。
輝姫「は、入ってもいいのかな…。」
ここ「輝姫ちゃん!」
輝姫が困っていると、庭からここが現れた。
ここ「急に呼び出してごめんね。…眼鏡外してるの?」
輝姫「はい。休日は外してるんです。」
ここ「そうなんだ。そっちの方が可愛いわよ?」
輝姫「そ、そんなことないです…///」
輝姫は顔を真っ赤にして照れた。
ここ「フフッ。中へどうぞ。」
輝姫はカウンターに座った。
ここ「何か食べる?」
輝姫「えっと…、あっ!!嫁!!」
ここ「嫁?」
輝姫「ドーナツです!!」
ここ「ドーナツが好きなのね。もうすぐドーナツが焼き上がるからちょっと待ってて。」
輝姫「えっ?ドーナツって普通、揚げますよね?」
ここ「うちのドーナツはオーブンで焼くの。ヘルシーで美味しいわよ。」
ここは焼きたてのドーナツをアイスレモンティーと一緒に出した。
輝姫「うわ〜!!美味しそう〜!!頂きま〜す!!」
輝姫はドーナツを食べた。
輝姫「美味しい〜!!こんなに美味しいドーナツ、生まれて初めて食べた!!(キラキラ)」
ここ「沢山食べてね!」
輝姫「はい!!」
輝姫はドーナツを平らげた。
輝姫「ご馳走様!!すっごく美味しかったです!!」
ここはにっこり微笑んだ。
輝姫「(ここさんになら…、『あのこと』を話せるかも…。)あの…、ここさんに相談があるんですけど…、」
ここ「何?」
輝姫はワンピースの裾をギュッと握った。
輝姫「…もしも…、自分が一番好きなことをしている最中に、大切な人
が傷ついたら…、ここさんならどうしますか…?」
ここは一瞬驚いたが、すぐに穏やかな表情に戻った。
ここ「…私の心友にね、世界で有名だったサッカー選手を父に持つ双子姉妹がいるの。」
輝姫「有名『だった』…?」
ここ「…えぇ。姉妹のお父さんは、世界一を懸けた試合の朝に亡くなってしまったの。」
輝姫「えっ…?!」
ここ「姉妹はとても悲しくて、大好きだったサッカーを一時期止めてしまった。…でもね、悲しみを乗り越えてサッカーをやり始めた。そして、お父さんの夢だった世界一になったの。」
輝姫「世界一に…。凄いですね…。」
ここ「その姉妹には支えてくれる仲間や家族、恋人がいた。そんな人達に支えられて、ゆっくり傷を癒していったの。」
輝姫「支えてくれる人達…。」
ここ「輝姫ちゃん、貴女も大きな傷を抱えているんでしょう?」
輝姫「…!!」
ここ「傷は長い時間をかけてゆっくり癒えていくの。だから焦らずに、支えてくれる人達とゆっくり癒してね。私でよければ、いつでも相談に乗るから^^」
輝姫「…はい!」
ここ「あっ!今日、ホーリーロード全国大会の3回戦だった!!今からじゃ殆ど終わりだけど…、一緒に見る?」
輝姫「…はい。」
ここはTVをつけた。
ここ「雷門中と木戸川清州の試合か…。」
輝姫「木戸川清州?!それってイナズマジャパンのエースストライカー『豪炎寺修也』さんの母校ですよね?!(キラキラ)」
ここ「随分と詳しいのね。」
輝姫「はい!!」
?『武神連斬!!』
ここ「彼、化身使いだったのね…。」
錦の武神連斬が決まり、3‐2で試合終了。雷門中が勝った。
ここ「雷門中、去年のリベンジが果たせたのね!」
輝姫「リベンジ?」
ここ「去年のホーリーロードは木戸川が優勝、雷門は準優勝だったのよ。」
輝姫「へぇ…。」
輝姫「今日はありがとうございました!」
ここ「気をつけて帰ってね!」
輝姫「はい!」
輝姫を見送った後、ここは自分の部屋にいた。そして、机に置いてある写真立てを悲しそうな顔で見つめた。
ここ「…貴女は今、どこにいるの?
———ラティア。」
***
姫佳「少しだけ輝姫の過去が明らかになりました!!」
輝姫「木戸川戦…、あれだけなんだ…;」
太陽「呆れるというか何というか…。」
姫佳「試合は書いたんだからいいじゃん!!」
ここ「あれは書いたとは言わないでしょ。」
姫佳「いいんだよ!!物語に関係ないんだから!!」←
輝姫「では、コメント待ってます♪」