二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGO 光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス) ( No.36 )
日時: 2012/08/20 18:11
名前: 姫佳 (ID: meZEZ6R0)
参照: 懲りずにまた新スレ立て直しちゃtt((黙

プロローグ「初恋」


彼と出会ったのは、小学1年生の夏休みだった———

少年1「あっ!!化け物が来たぞ!!」
少年2「あっちに行け〜!!」

私は、左右の眼の色が違うことから、近所の子供達に「化け物」と言われて苛められていた。

?「うぅっ…、ふぇっ…、」

臆病な私は、いつも公園の茂みの中に隠れて泣いていた。その時、何かが私の頭に直撃した。

?「いった〜い!!(泣)」

私は頭を擦りながら、辺りを見回す。

?「あっ…。」

その時、後ろの方にサッカーボールが転がっていることに気がついた。先程、頭に直撃したのはこれだろう。

?「これ…、誰のかなぁ…。」

その時、茂みが揺れた。私はビクッと体を震わせ、警戒しながら茂みを見つめる。現れたのは、オレンジの髪をした少年だった。歳は私と同じ位で、この辺りでは見かけない子だった。

?「あっ!!」

少年は私に駆け寄ってきた。

?「それ、僕のボールなんだ!!拾ってくれてありがとう!!」

人見知りな私は、少年にボールを渡し、すぐにこの場を離れようとした。

?「あっ、待って!!」

少年は私の手を掴んだ。

?「君、足怪我してる!!」

少年に言われて自分の足を見ると、両膝から血が出ていた。そういえば、苛めっ子達から逃げてる時に転んだっけ…。逃げることに必死だったから忘れてた((エby姫佳

?「こ、これ位平気だよ…。」
?「駄目だよ!!ちゃんと消毒しなきゃ!!」

少年は私を水道まで連れていき、膝を綺麗に洗ってくれた後、持っていた絆創膏を貼ってくれた。

?「あ、ありがとう…。」
?「もう大丈夫?」
?「うん!」

私が満面の笑みで答えると、少年も微笑んでくれた。その笑顔は、太陽のように明るくて温かかった。

?「僕、『雨宮太陽』!昨日、ここに引っ越してきたんだ!!君は?」
?「私は白炎輝姫!」
太陽「輝姫かぁ!ねぇ輝姫!僕とサッカーやろうよ!!」
輝姫「でも私…、サッカーやったことないよ…?それにドジだし…。」
太陽「大丈夫!!僕が教えてあげるから!!」

太陽は初心者の私に、とても親切に教えてくれた。彼とやるサッカーは、時間を忘れる位楽しかった。本当はもっとやりたかったけど、私の怪我が悪化してはいけない、ということで帰ることになった。

太陽「輝姫の家ってどこ?」
輝姫「この公園の近くだよ。」
太陽「じゃあ、僕の家と近いね!一緒に帰ろうよ!!」
輝姫「うん!」

私と太陽が公園を出ようとした時、また私の頭に何かが当たった。

輝姫「いった〜い…(泣)」
太陽「大丈夫?!」
少年1「化け物め!!俺達の公園から出ていけ!!」

声のした方を振り向くと、苛めっ子達が空き缶を持っていた。先程頭に当たったのは、私の後ろに転がっている空き缶だろう。

太陽「輝姫になんてことするんだ!!酷いじゃないか!!」
少年2「だってそいつの眼、色違うし変なんだよ!!」

その時、太陽は持っていたボールを苛めっ子達に向かって蹴った。ボールは苛めっ子達の頭に当たり、太陽の足下に戻ってきた。

少年1「ってぇ…。何すんだよ!!」
太陽「変なのはお前達の方だ!!輝姫の眼、凄く綺麗じゃないか!!」
輝姫「…!!」

太陽はそう叫ぶと、私の手を引いて公園を出た。

太陽「輝姫、大丈夫?!」
輝姫「…ふぇっ…、」
太陽「Σど、どうしたの?!」
輝姫「私の眼…、綺麗って言ってくれたの…、太陽が初めてで…。それに…、私の為に…、あんなに怒ってくれて…、凄く…、嬉しくて…、」

それからずっと、私は泣いていた。太陽は私が泣きやむまで、ずっと頭を撫でてくれた。

これが私の「初恋」だった———




***
姫佳「プロローグかんせ〜い!!」
太陽「姫佳。」
姫佳「ん?」
太陽「蹴ってもいいかな(黒)」
姫佳「えぇっ?!いきなりなんてこと言うの?!;」
太陽「だって、頭に空き缶ぶつけるとかありえないだろ!!」
輝姫「あれ…、痛かったなぁ…。」
姫佳「そりゃあ痛いと思うけど…、仕方ないじゃん!!輝姫、いじm((蹴by太陽」
輝姫「い、いきなり蹴られた…;;で、ではコメント待ってます!」