二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGO 光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス) ( No.414 )
- 日時: 2012/10/18 22:46
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: DNzgYQrN)
- 参照: 明日は体育祭の予行演習なり!!
第15話「謎の少女とフィフスセクター」
〜土曜日〜
直紀<えっ…。急用ができた?>
輝姫「うん…。ごめんね…。」
直紀<そうか…。仕方ないな。太陽には僕から言っておくよ。>
輝姫「ありがとう。」
輝姫は携帯を切り、ポケットからメモを取り出した。昨日、フィフスセクターの者達が渡した物だ。
輝姫「…行こう、リュミ。フィフスセクターの本部へ。」
リュミを肩に乗せ、輝姫は歩き出した。
輝姫「ここが…、フィフスセクターの本部…。」
輝姫は高層ビルを見上げた。
男「白炎様、お待ちしておりました。中へどうぞ。」
輝姫「あっ…、はい。」
輝姫は男の案内で先へと進んでいく。
男「今からお会いする方は、フィフスセクターの聖帝です。」
輝姫「は、はぁ…。(それって、フィフスで一番偉い人かな…?)」
その時、男が大きな扉の前で止まった。そして、ゆっくりと扉を開ける。
男「どうぞ。」
輝姫「あっ…、ありがとうございます。」
輝姫は中に入った。
男「聖帝、お連れしました。」
?「ご苦労。」
輝姫(あれ…?この人…、どこかで見たことあるような…。)
男は礼をすると後ろに下がった。
?「急に呼び出してすまなかった。私が聖帝の『イシドシュウジ』だ。」
輝姫「お、お招き頂きありがとうございます!!は、白炎輝姫と申します!!;」
輝姫はオドオドしながら挨拶をした。
イシド「君を呼び出したのは、話があったからだ。」
輝姫「は、話…?」
イシド「『光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス)』と呼ばれた天才プレイヤー白炎輝姫、我等フィフスセクターに協力してくれないか?」
輝姫「…えっ?」
輝姫は頭に?を浮かべる。
輝姫「あ、あの…、意味がよく分からないんですけど…;」
イシド「…そうか。」
イシドはフィフスセクター、管理サッカーについて細かく説明した。
輝姫「…お話はよく分かりました。…ですが、私は貴方方には協力できません。」
イシド「何故だ?」
輝姫「…私には…、サッカーをやる資格がないんです…。だから…、協力できません。」
輝姫は申し訳なさそうに頭を下げた。
輝姫「…フィフスには協力しませんが、雷門の革命にも協力しません。それだけは誓います。」
輝姫は強い瞳でそう言い、一礼した。
輝姫「うにゃっ!!」
部屋から出ようとした直後、豪快にこけた。
全「「「…;;;」」」
輝姫「あぅ…(泣)」
輝姫は起きあがり部屋を後にした。直後、後ろからクスクスと笑い声が聞こえた。
イシド「…来ていらっしゃったのですか。」
?「えぇ。さっきの話、聞かせて貰ったわ。」
イシドの傍に長髪の女性が駆け寄る。
?「『お招き頂きありがとうございます』…。フフッ、面白い子だわ。」
女性はまた面白そうにクスクス笑った。
?「『白炎輝姫』…。…見所があって、面白い子ね。」
女性は嬉しそうに微笑んだ。
輝姫「あれ…?ここ、どこだろう…。」
その頃、輝姫は完全に迷っていた。
輝姫「この建物、広過ぎだよ…;」
輝姫は辺りを見回しながら歩く。
輝姫「うにゃっ!!」
その時、角で誰かとぶつかった。
輝姫「ご、ごめんなさい!!」
?「…別に。」
ぶつかったのは長い黒髪の少女だった。パーカーを深く被っていて顔は見えないが、背は輝姫と同じ位だった。肩には黒い兎が乗っている。
?「…お前、見かけない奴だな…。」
輝姫「え、えっと…、」
輝姫は事情を話した。
?「…ふぅん。シュウジに呼ばれたのか…。」
輝姫「は、はい…。今、帰る途中なんですけど迷っちゃって…;」
?「…出口まで案内してやる。」
輝姫「ほ、本当ですか?!ありがとうございます!!」
輝姫「あの…、イシドさんのこと『シュウジ』って呼ばれてましたよね?親しいんですか?」
?「…まあな。」
輝姫「この建物に詳しいってことは…、フィフスの方なんですか?」
?「…違う。ここには『暇潰し』で来ているだけだ。」
輝姫「暇潰し…?」
?「ああ。雷門がホーリーロードで革命を始めただろ?で、暇潰しに見に来ているんだ。」
少女は淡々と答える。
輝姫「貴女は…、管理サッカーには賛成なんですか?」
?「…お前はどうなんだ?」
輝姫「私は…、分かりません…。サッカーが管理されようが、私にはサッカーをやる資格がありませんから…。…でも、もし私がサッカーを続けていたら、雷門の革命に参加していたと思います。」
?「…そうか。…僕はどうでもいい。サッカーが管理されようが、自由になろうが、どちらも僕にとってはただの『暇潰し』なんだから。…ほら、そこが出口だよ。」
輝姫「あっ…、ありがとうございました!」
?「…そうそう。雷門と幻影学園の試合、雷門が勝ったらしい。」
輝姫「そうなんですか!良かったぁ…。」
輝姫は嬉しそうに微笑んだ。
輝姫「本当にありがとうございました!!…あっ、私、白炎輝姫って言います!!」
?「…!!」
少女は一瞬固まった後、走り去っていった。
輝姫「…?どうしたんだろう…?」
輝姫は疑問を抱えたまま、フィフスを後にした。
その時、輝姫は気付いていなかった。
———運命の歯車が回り始めたことに。
***
姫佳「幻影戦ぶっ飛ばしたよ〜!!」
輝姫「なんか、面倒になったんだって。」
姫佳「Yes!!」←
太陽「つか、今回の話何?」
姫佳「あれはね、イナクロの余興みたいな感じだよ!!どうしても書きたかったんだ((キリッ」
輝姫「…;;」
姫佳「因みに、僕っ子の少女は新キャラです!!女性の方は…、分かる人は分かると思う!!分かった方は、くれぐれも正解を言わないように!!あっ、メアド知ってる人ならメールで教えて下さいw」
輝姫「では、コメント待ってます!!」