二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.103 )
日時: 2012/11/30 21:46
名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: 4HUso7p7)
参照: 第二篇/Silent Saneness (狂者は嗤い乍ら泣き喚く)

 しばしの静寂を破り、ピットはおろおろとぎこちない動きで、私の近くまで寄って来た。
 「大丈夫? ってうわぁっ、ずぶ濡れじゃないか!」
 「大丈夫……クレイジーからは何もされてない。これは自分で飛び込んだから濡れてるだけ」
 声は呆然としていただろうか。
 それとも無感情だっただろうか。
 でもその様子じゃ無事なようにはとても、と、ピットはますますオロオロとして、私の周りを行ったり来たりしている。その動きが何だか鬱陶(うっとう)しく思えて、私は道案内をお願い、とだけピットに声を投げ付けた。やや語調を強めたのが功を奏したか、狼狽から開放された彼が、私の前に立って歩き始める。
 「小夜子さん——その」
 「…………」
 途中、何度か声を掛けられたが、何も答えられなかった。

To be continued...

つなぎの話。
この次から第三篇です。今まで三回しか喋っていないスマブラメンバーのリーダーがココでようやく喋ります。

ところで、ピットの持っている弓「パルテナの神弓」に鞘を付けるべきだと思うのは私だけですか。