二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.123 )
- 日時: 2012/12/27 19:31
- 名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: 4HUso7p7)
- 参照: 第四篇/Dichroite Pendant (いつか役に立つ何か)
「What’s Happening!?」
一着は、脇にポテチのダンボール箱を抱えたままのソニック。明るい緑の目がヨッシーと私、サムスとドクター、そしてマスターを順繰りに眺め、厭なものを見たように細められる。そして改めて私の方に視線を向けてきた。
「Hey! 小夜子、こりゃあどう言うことだ? マスハンのあんな有様、初めてだぜ!?」
「クレイジーに襲われたらしいよ。メンバーの存在を完全無視で、直接マスターの所に来たとか」
ソニックは無言でダンボールを床に降ろし、もう一度マスター達の方に視線を移す。私も釣られて眼をやると、思いもよらず真剣な、暗いヒスイの瞳に遭遇した。ですよね、いくら能天気なドクターでも、やっぱりこう言う状況ならそういう眼になりますよね。
「おいっ、さっきの声は一体何事なんだっ!」
黙り込んだソニックの横に並んだのは、何処かのウェイターめく格好をした、左のこめかみ辺りに傷のある男——サムスと同じバウンティハンターであり、F-ZEROパイロットのキャプテン・ファルコン。ゲーム画面で見るヘルメットもなく衣装も私服では、彼がファルコンなどと一目で分かりにくい。
さて。
途中で荷物を投げ捨ててきたのだろう、背後から「何てことするんだ馬鹿ぁぁぁぁ」と言う台所組の悲痛な絶叫が響き渡っているが、俊足の筋肉馬鹿はそんなことお構いなし。ソニックと同じように辺りを見回し、サムスと少し長めのアイコンタクトを取って、結局何も喋らないまま状況整理に入り始めた。
最早皆もて喋らない。このまま突っ立っていても仕方ない、と頭の片隅は結論付ける。そうして私は、ファルコンが放り出したダンボールの片付けに追われる、残りのメンバーの下へ駆けた。
To be continued...
何ちゃココでファルコン隊長が初登場。中身のイメージは一応バート。
はっきり言ってネタキャラです。