二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.59 )
- 日時: 2012/10/06 02:01
- 名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: ptFz04.o)
- 参照: 第四篇/Let's Cooking! & Fight!(サァ “大乱闘” イタシマショウ)
瞬間、目の前を何か青いものが猛スピードで走り去っていった。後に身体を横から殴りつけたのは、一瞬内蔵が潰れるんじゃないかと思うほどの、強烈な衝撃波。そして前が見えなくなるほどの砂埃。
後ろ手に勝手口を閉め、任務を遂行しようとした私の背後から、声が掛かる。
「Hey!……Hey,hey,hey! Wait! Hey listen! 待て、話を聞けって!」
聞き慣れた声。
流石に無視するのは勘弁し、その姿を想像しつつ振り返ると、まさに想像どおりの奴が立っていた。青い身体に赤のスニーカー、呆れたような緑の目。それでこの俊足と、英語混じりな話し言葉とくれば……ただ一人しか該当する人物は居ない。
「ソニック——で、あってるよね? どもっす」
“音速のハリネズミ”こと、ソニック・ザ・ヘッジホッグ以外には。
「なぁんだ知ってたのか、アンタのことは聞いてるぜ。で、何してんだ?」
つま先で地面を叩きながら問うソニックに、私は口調に迷いつつも返す。
「お昼の準備中だけど?」
「Hum? それじゃあ、何だって外に? まさかそこの薪を取りに来た、って言うんじゃないだろうな」
「そのまさかだよ、薪を取りに外に出てる。だって、ねえ。コンロと電子レンジ、潰れて使えないし」
一瞬の間。
唖然としたようにソニックは目を見開いて喚く。
「What !? どういうことだそりゃあ!」
「メンバーに事情聞いた方が良いと思うけど。マスターから状況確認のメール見なかったの?」
問いに、怪訝そうな顔で彼は首を傾げ、私の顔を覗き込んできた。
To be continued...
遅刻させてしまったので長い長い補足をば。
遅刻組、ソニックやっと登場!
英語混じりの喋り方、一応原作に似せてみましたが、ちょっと(かなり)言葉が汚いかもしれません。調整しておきます。
原作のソニックは平素から音速で走るそうですが、当然ながら走った後にはソニックブーム(衝撃波)が発生するんですよね(´・ω・)
……そうだとしたら、砂地なんかでソニックが走ったらヤバいことになるんじゃね?
そんな空想からソニックの登場シーンは生まれたのであります。
追記:
小夜子さん、常人の癖に生身で平然と衝撃波に耐えておりますが、これはマスターが管理プログラムを修正した際にこう言う仕様にしたんじゃと言う、言及されない裏設定が存在します。
常人が何の対策もなしにソニックブームを喰らうと危険です。絶対に真似しないでください(する環境もないですが)。