二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.60 )
日時: 2012/10/07 01:53
名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: ptFz04.o)
参照: 第四篇/Let's Cooking! & Fight!(サァ “大乱闘” イタシマショウ)

 「来てないぜ、そんなの」
 「嘘つけ」
 思わず即答してしまった。だってリビング組も子供勢も、あまつさえ遅刻組も皆等しくメールを貰ったのなら、ソニックだけ貰わないなどということはあってはならない。しかしソニックは本当に貰っていないらしく、オレは本当にそんなの知らないんだって、と叫ぶと、わざわざ受信機の画面まで開いて見せた。
 「ほら、無いだろ?」
 受信画面にはもう三十件分ほどの履歴が溜まっていたが、一番上にあるのは「New Comer」と言う件名のメール。私達が貰った、件名のないメールなど来ていない。
 「ホントだ……でも私のにはあるんだよ」
 私もマスターからのメールを見せる。何か厭なものを見る顔でそのメールを一瞥、ぷいっと俊敏に顔を背けて、オレは蚊帳の外かよ、と不満げな声を一つ高らかに上げた。好戦的なのは結構だが、当事者としては戦いに巻き込まれなくて良かったじゃないかと心の底から思う。
 「Oh MY GODNESS!」
 苛立ち紛れか、彼には似つかわしくない言葉と共に地団太を踏み始めたソニックと、それを眺めて立ち尽くす私。その耳に、おたまと菜ばしを手にしたオリマーの、不思議なイントネーションの声が届いた。
 「そんな所で何やってるんだ! 早く戻ってきてくれ!」
 「う゛へえっ」
 二人で同じ返事。私達はそのまま二つに分かれて、何の会話も交わさなかった。

To be continued...

ソニックにメールが届かなかった理由は、受信機がソニックブームに晒されすぎて通信機能が壊れてしまい、メールを受信し切れなかったから。後にもっと丈夫なものへと改造されました。
この辺のことは後で言及される予定がないので、今のうちに裏事情として流しておきますね(・ω・´)

ちなみに、今回の遅刻組はオリマーとソニック、そしてロボットにゲムヲさんにマスター、後ドクターとスネークの七人です。