二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ 〜兄弟姉妹〜  ( No.358 )
日時: 2013/01/17 21:20
名前: 茅 (ID: .A9ocBGM)


第25Q 「強くなっていきたい!」

水「命令は「坊主刈りして女装して街の中10周走ってこい!」えっ!?」

涼「・・・えええええええええ!?」

涼太は一瞬止まって、数秒後、絶望的な叫び声をあげた
その元凶とは

茅「ええ〜、だって、この犬、さっき私の事さんざん言ってくれちゃったし〜、それに、さっき宣言したでしょう〜、涼太ぶっ殺すって(黒笑)」

涼「笑顔で首を切るマネやめてくんないっすか!?マジで怖いんスけど!!」

そう言う涼太の顔はだんだん青ざめてきた

茅「いいから、命令聞けやコラッ、それとももっとひどい命令がいいのか、この犬っこ野郎が」

日向でもないのになぜかクラッチタイムに入った作者

このやり取りを見ていた人たちはみんな心の中で
『うっわ、容赦ね〜、こいつ、死んだな』
と思っていた

そこに話を遮られたまま、いままでずっと黙ってた水蓮がようやく口を開いた

水「もう、茅は黙ってて!それにモデルの涼兄がそんな恥ずかしいマネできるわけないでしょ!」

水蓮は腰に手を当てて、なぜかプンスカ怒っている
そして、作者がまた何か言おうと思ったが、それは赤司によって(脅されて)やっと退場となった

涼「水蓮〜!ありがとうっス!やっぱ水蓮大好きっス!」
涼太は涙目になりながら、水蓮に抱きつこうとしたが、それを見事にかわした水蓮

水「涼兄!ちょっと待ってよ!さっきは茅に邪魔されて、命令まだ言ってないんだから!」

水蓮がそう言えば涼太はギクッとなった
どうやらこの騒ぎに乗じすべての事を見ずに流そうと思っていたらしいが、それは無駄に終わった

水「じゃあ、改めて、言うね!涼兄への命令は






今度一緒にバスケやってほしいの!」

水蓮以外『・・・・・・えっ?』

予想外の命令に水蓮以外全員気の抜けたような声を出した

水「あ、あのね、最初は茅みたいに涼兄にいたずらしてやろうと思ってたんだけど、本当に良く考えてみたら、私が涼兄に一番してほしい事は一緒にバスケをやり事だって気づいたの!私はまだまだ弱いから、涼兄とは勝負にならないかもだけど、それでも、私は涼兄と一緒にバスケをやって、強くなっていきたい!そう思ったの!・・・でも、やっぱりダメ?」

水蓮は少し不安そうな目を涼太に向けた

・・・・・・・

しばしの沈黙
その沈黙を破ったのは

涼「何言ってんすか、水蓮はよわくなんかないっすよ!俺に勝ったんスから!俺も水蓮と一緒にバスケやりたいに決まってるっすよ!ダメなわけないッス!」

最初は顔を伏せていた涼太だったが、いきなり目をキラキラさせながらちょー嬉しそうな顔で水蓮に言った

この言葉を聞いた水蓮は喜んで跳び上がって、そんな微笑ましい姿を見ていたみんなもこれで一件落着と思ったその時!

赤「まだ終わってないぞ」

黒「そうですよ、水蓮ちゃんの命令は終わりましたけど、こっちの命令がまだです」

レ「逃げようたってそうはいかねえぜ」

三人の悪魔によって、再び地獄に戻された青チーム

これからが本当の地獄の始まりだった