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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ ( No.35 )
- 日時: 2012/10/10 19:41
- 名前: ココロ# (ID: WzT3Lj.p)
プロローグ
合宿の3週間ほど前、緑間真太朗は、夢をみていた。
幼き頃の、世界で一番小さくて、世界で一番大きな、初恋。
「しーちゃん、しーちゃん。早くボールとりにいかないと・・・」
「分かってるのだよ!!・・・静かにな。」
人差し指を口の前にあてて、静かにと伝える。
「早く、早く!!!」
「分かっているのだよ!!!!」
・・・・・・・・・・
「じゃーねー!また明日!!」
「ああ、また明日なのだよ。」
お互い、手をふりあう。
これが、最後の会話だった。
その子は、その日、事故にあった。
今は生きているのかも、死んでしまったのかも、分からなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「!!!!!!!」
「夢、か・・・」
緑間は、自分の机のうえに置いてある、ラッキーアイテムを見つめているだけだった。
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