二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ  ( No.87 )
日時: 2012/11/03 17:13
名前: ココロ# (ID: WzT3Lj.p)

「・・・それはどういう意味ですか?」
黒子が言う。そのあと、クゥは一瞬躊躇して、
「・・・。どうせもう戻せないんだ・・・だったら、教えてこいつらに守ってもらえばーーー。」
下を向き、クゥは話しだした。
「緑間真太郎、お前は昔、この公園で空と遊んでいたな?」
「「「「そうなの!?」」」」
「ああ。」
「そして、空があの日、事故にあった、とお前は思っているな?」
「・・・」
無言でうなずく緑間。
「それは間違いだ。本当はーー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃーねー!!しーちゃん!!また明日!!!」
「ああ。また明日なのだよ。」



「・・・あ。お兄ちゃん!!!」
「・・・?ああ。空か。」
「うん!」
空の目の前にいるのは、
空の兄、椎名 泉だ。
そう、空には兄がいた。
「ねーねー!!家につくまで競争しよう!!」
「・・・事故にあわないようにな。」
「うん!!よーいどん!!」
「あっ!待て!!信号!!」
「え?」
遅い。遅すぎる。もう目の前には、車がきていた。
「・・・っ!」
ドンッ!!!
空を突き飛ばし、引かれたのはーーー
「お兄・・・ちゃん?」
幼い空の目の前にあるのは、
真っ赤に流れる血と、泉だった。
「・・・うそ・・・だよね?」