第一章プロローグ 宝くじや、ギャンブルとは欲を張った人間より、半分諦め気味な人間の方が当たりやすい?らしい。 道で、懸賞の特賞カードをひらひらさせながら道を歩いているのは、紛れもなく無頼シントである。容姿はさほど1年前とは変わらないが、後ろ髪をゴムで後ろにくくっている。相変わらずデュエマ好きらしい。 さて、これが新たな事件の始まりであったことをまだ彼は知らない。