二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.34 )
日時: 2012/10/10 18:56
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第4章 LBXバトル大会Ⅱ 決勝戦での決着!

(ストーリーモード:バン)

深夜2時ちょうど、決勝の舞台に立った4人のファイナリストが出揃う。
スポットライトが当てられ、これから決勝戦で行われるバトルロワイヤルが始まろうとしている。

「さあ、待ちに待った決勝戦! A〜Dブロックの予選を勝ち抜いた代表者が出揃ったぞ!!」

アナウンスの声が聞こえてきて、まさに事実上の決勝戦が始まるのだということが伺えた。
ここまで来たからには、絶対に優勝するつもりだ。

「Aブロック代表、金居修哉! 未知数の実力を秘めているが、決勝ではどのような戦いを見せてくれるのか?」

金居という青年は手を振りながら、観客に向かって挨拶していた。

(こいつ、余裕たっぷりじゃないか)

ヒックと呻きながら、酒を飲んだせいか酔いが回るのは気のせいだろうか。
それとも、決勝という舞台で戦うのは久しぶりな気がした。

「Bブロック代表、藤原京平(ふじはら きょうへい)! Bブロックの予選では猪突猛進で突き進みながら突破したぞ!!」

スポットライトに当てられたところを見る限り、ヒロが言っていた不良グループのリーダーなのだろう。
しかも体格が良くて、ガッチリとしているわりには暴れん坊な感じがした。

(こいつが、ヒロの言ってたヤツか・・・・・・)

目つきは悪そうだが、何かヤンキーみたいな感じがするのは気のせいかと思うくらいにしか感じ取れなかった。

「Cブロック代表、山野バン! 第3回アルテミスのチャンピオンであり、優勝したことのある実力派だ!!」

スポットライトが自分の所に当てられた瞬間、ワァァァァ------------と歓声がどよめいた。
やっぱり、チャンピオンだから有名人になったのだと思いながら感じた。
俺は笑顔で手を振りながら挨拶した。

「最後、Dブロックを勝ち抜いたのは-----------------------------」

スポットライトに女性の姿が映り、当てられた瞬間-------------------
外国人のようだと思いながら、誰なのかと思って考え込んだ。

(はて、あの女性・・・・・・)

どこかで見たことがあるような気がしてならない。
大学に居る時、ハルが何か言っていたような気もするが・・・・・・後で聞いてみることにした。

「カレン・キャベルン!! イタリアからやってきたが、実力は果たしてどうなのか?」

颯爽とした登場にカレンと呼ばれた女性は笑みを浮かべながら、微笑みつつも手を振った。