二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.450 )
- 日時: 2012/11/07 20:30
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第19章 立向居チームVS信助チームのサッカーバトル(前編)・・・青峰兄弟&黄瀬、登場!
(ストーリーモード:立向居)
俺はチームのメンバー3人と円陣を組んだ。
「信助に負けないようにしなきゃな! 俺たちも本気で行くぞ!!」
キャプテンらしく、思いっきり叫んだ。
「「「おおっ!」」」
青峰太陽・大輝の兄弟、黄瀬涼太が思いっきり叫ぶ。3人とも気合が入っているみたいだ。
そこで俺はGK、青峰兄弟にはFWを務めることになった。黄瀬はオールラウンダーということで、MF・DFの両方を任せることにした。
「俺はGKをやるから、太陽と大輝はFWをやれ。黄瀬はMF・DFをやってくれるか」
「えー何で俺が2つもやらなきゃいけないんスかー?」
黄瀬は文句を言いつつも、コクリと素直に頷いた。
大輝が黄瀬の頭を殴って、文句を言い放つ。
「黄瀬、勇気が言ってくれたんだからよ。そう言うなっての!」
「何するんスか、青峰っち! 殴るなんて止めろよー」
「うるせぇ、ゴタゴタ言ってねーでサッカーバトルやろうぜ」
「あっ、ちょっと・・・・・・」
黄瀬が大輝の後を追いかけ、位置に着いた。
ゴールのところに居た俺と青峰太陽は顔を見合わせながらも思わず苦笑した。
「まあ、しょうがねーか。大輝は元チームメイトだった黄瀬とやれるのが楽しみで仕方なかったんじゃねーの?」
確かに大輝と黄瀬は中学時代、バスケ部で一緒だったらしい。
それで、俺も2人を誘ってやるのも良いかなって思っていたのだ。
「まあ、仕方ないかもしれないな。とりあえず、サッカーバトルやろうか」
「そうだな、位置についてやらねーとな」
「ああ! 気合を入れて頑張らないとな!」
俺はパンッと両手で頬を叩いて、気合を入れた。
キックオフの時間が迫ってきて、これから試合が始まろうとしている。
【西園 信助チーム】 【立向居 勇気チーム】
GK:西園 信助 GK:立向居 勇気
DF:狩屋 マサキ DF(MF):黄瀬 涼太
MF:雨宮 太陽 FW:青峰 太陽
FW:松風 天馬 FW:青峰 大輝
両チームはそれぞれの位置に着いた。先攻は立向居勇気チーム。
ボールを持つのは、黄瀬と青峰太陽の2人。
「さて、そろそろ本気を出しますか」
「そうだな、黄瀬。俺たちの力を見せ付けてやろうぜ!」
同時にキックオフ開始の合図が鳴った。黄瀬の左足からボールが太陽に渡されたのと同時に開始された。
「じゃあ、こっちからいくぞ!」
太陽が走りこみながら、ボールを蹴っていく。その反対に天馬が走る。
その守備攻撃を見切ったのか、太陽はジャンプして、ボールをキープした。
「はあっ!」
同時に両足でボールを挟みながら、天馬のスライティングタックルをかわした。
呆然と見つめる天馬は太陽のテクニックを見て驚きを隠せなかった。
(この人、凄いテクニックを持っている・・・・・・)
一方、ボールを持っていた太陽から黄瀬にパスして攻撃を続けていた。
黄瀬はボールを蹴りながら、走りこんでいく。その様子を見て、狩屋が立ちはだかった。
「そうは行くか!」
「フッ・・・・・・それはどうかな?」
黄瀬の笑みを見て驚き、呆然として見つめる狩屋。
その隙を見逃さなかったかのようにして、黄瀬は得意の足による見事なテクニックで翻弄させる。
その卓越したテクニックを見て、高校生とは思えない能力を発揮しているかのようで見とれてしまいそうになった。
「俺のテクニックに見とれちゃいけないよー」
「あっ・・・・・・!」
不意を突かれた狩屋は背後に黄瀬が走り去るのを見逃してしまう。
黄瀬はゴール前まで近づいてきた青峰太陽にボールを蹴って、センタリングしてパスする。
「それっ、任せたぜ・・・・・・太陽っち!」
「よし、ナイスパス!」
左足でボールを受け取り、目の前まで迫ってきたゴールに向かって走り出す。
その前まで追いかけてきた少年・雨宮太陽が立ちふさがる。
「そうはさせない!」
「おっと、雨宮くんだっけ? 俺のテクニックを見抜けるかな?」
「フフッ・・・・・・それはどうかな?」
自信満々に言う青峰太陽を見て、雨宮太陽は冷静に汲み取った。
2人の太陽によるサッカーテクニック対決が始まろうとしていたのだ。