二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.467 )
- 日時: 2012/11/11 19:09
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第21章 キョウヘイ&メイ&ヒュウの3人組、登場!(前編)・・・彼らが見たものとは?
(ストーリーモード;立向居)
俺たちはキョウヘイたちを見て、思わず首を傾げていた。
「バンを見たって、どういうことだ?」
「俺たち、見たんですよ!!」
キョウヘイは興奮しまくりに顔を顰めながらまくし立てる。
その様子を見ていたハリーセン頭の少年が拳骨でキョウヘイの頭を殴った。
「いい加減にしろ、キョウヘイ! 落ち着けって言ってんだろっ!!」
「いってぇー! 何すんだよ、ヒュウ兄!!」
「落ち着かないのが悪い。その前に落ち着きを取り戻せ」
ヒュウの言葉を聞き入れたのか、素直に落ち着かせてから深呼吸した。
やっとの思いで落ち着かせた後、キョウヘイは改まった姿勢で話し始める。
「昨日、バンさんを見かけたんです」
「昨日の夜か?」
「はい。その前に皆さんの自己紹介とかしてもらっていいですか?」
キョウヘイに言われて思い出したのか、信助たちを見やった。
確かにまだ自己紹介してないな。そう思った俺はみんなを見回しながら頷く。
「ああ、じゃあ雷門チームからだ」
俺の言葉を聞いたのか、信助・天馬・マサキ・太陽の4人組が前に出た。
信助が人懐っこく話しかけたのをきっかけに、4人の自己紹介が始まる。
「僕は西園信助! こちらこそよろしくね」
「俺は松風天馬、よろしく!」
「俺は狩屋マサキ。よろしく・・・・・・」
「僕は雨宮太陽、よろしく!」
雷門チームに続いて、青峰兄弟&黄瀬の自己紹介。
「俺は青峰太陽! よろしくな!!」
「俺、青峰大輝。太陽の弟だけど、よろしくな」
「俺は黄瀬涼太。青峰っち・・・・・つまり、大輝の同級生っス。よろしくっス」
7人の自己紹介が終わった時点で輝姫の自己紹介を始める。
輝姫はオドオドしながら、キョウヘイたちを見て話しかけた。
「は、初めまして! 私は・・・は、白炎輝姫です!! よろしくね!!」
彼女は恥ずかしがり屋なので、仕方がないのだろう。
輝姫の自己紹介が済ませた後はキョウヘイたちの自己紹介だ。
「俺はキョウヘイ! よろしくね!」
髪型は若干、寝癖っぽい感じになっている。モンスターボールのマークが入った赤いサンバイザーがトレードマークだ。
服装は上下にランニングウェアを着用。肩にスポーティーなバッグをしょっている。
「あたしはメイ! よろしくね!」
髪型はお団子ツインテールが特徴になっている。
最後はハリーセン頭が特徴になっている青年。いかにも熱血漢だ。
「俺はヒュウ、よろしくなッ!」
「ヒュウ兄は俺の幼馴染なんだ。仲良くしてくれよな!」
キョウヘイはヒュウと幼馴染であることを強調する。
メイとの関係は友人みたいなものだろう。
「まあ、隣に居るのは俺の兄貴だ」
「立向居直毅ってんだ。よろしくな」
酒の入ったボトルを開けて飲んでいる直毅。
運動した後は酒を飲むくらいになっているほど、良い気分になったのだろう。
その様子を見ていたキョウヘイが何か思い出したのか、すぐに叫んだ。
「あーっ!」
直毅の持っていた酒のボトルを見て思い出したのだろう。
何か気づいたことでもあるのか、直毅は首を傾げる。
「お、なんだァ・・・・・・キョウヘイ、俺のボトル見て叫んでよ」
「バンさんが酒を飲んでた時に使ってたアレ・・・・・でも、それと違うか」
「アレって、もしかして・・・・・・・」
俺はバンの好きな酒のことを思い出しながら考え込んだ。
確か、バンは缶ビールと焼酎を好んでいたような気がする。
居酒屋で飲む時は日本酒を飲んでいたような記憶があったのだ。
「缶ビールじゃなかったか?」
「そう、それですよ! 確か、そんな感じでした」
「だけど、何でバンを見つけたって言い切れるんだよ?」
俺は腕を組みながら、思わず首を傾げて見つめた。
キョウヘイたちのことだから、何か理由があるのだろうか。
それとも些細なことで気になったことでもあるのか、キョウヘイは顔を伏せた。
「でも、本当なんです! 俺たちの話を聞いてください」
「良いだろう、俺たちでよければ話を聞く」
「ありがとうございます。実は・・・・・・」
キョウヘイは改まった態度を示しながら、少しずつ語り始めた。
事の発端は昨日の夜に遡る。そこでとんでもないことが起きたというのだ。