二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ コラボ作品 ( No.42 )
日時: 2012/10/24 20:21
名前: 黎 (ID: kgjUD18D)

「ルーチェ・・・サン・・・ですよね…?」
 水蓮は目の前にいる自分より幼い殲滅者に近寄り、頬を伸ばしたり、腕を伸ばしたり、この不思議な物体を触っていた。
 それに耐えかねたのか殲滅者は、
「何しとるんだ己はーーーーーーーーーーーーーッ!!初対面の人様にこんなことすんじゃね〜っておやに言われなかったのかボケっ!」
「いたいッ!」
 バゴッと今度はグーで水蓮の頭を殴った殲滅者。
 この現象は黄瀬が見たら怒り狂ってしまうであろう。
「まあ確かに俺のニックネームはルーチェだけどよ…。本名は知らん。ただ勝手に殲滅者ってよばれてる。」
「へえ・・・。」
 水蓮は茫然と頷く。
「つーかアンタ見かけない顔だけど誰?」
 ドストレートな殲滅者の問いに水蓮は固まった。
 トイレに入った途端こうなったとは信じてもらえないだろう。
「…もしかして、タイムスリップしたとか言わねえよな?」
 ひく…。と殲滅者は頬をひきつらせながら言った。
「え…!?確かにそんな感じだけど、どうしてわかったの!?」
「…どうして俺は面倒な事件にばっか巻き込まれるんだ・・・。」
 ため息をつきながら殲滅者は言った。
「おとといにお前みたいなやつがここの草原でグースカ寝てたんだよ。ンで、おれが安全なところまで案内してやった。」
「いるんだ・・・。」
 水蓮はきっとこの性格のルーチェさんは荒療治を使ったに違いない、そう思った。
 すると・・・。
 グウー。と水蓮のお腹の音が鳴った。
「あ…。おひるごはん食べてなかったや・・・。」
 あはは…。と水蓮は照れ笑いをした。
「ん。」
 殲滅者はポケットから板チョコを取り出した。
「え?」
「やる。どーせいらねーし。」
「・・・ありがとう。」
 水蓮は微笑むと、思い切りチョコにかみついた。
 すると、視界が薄れていく。
「…おいッ!」
 殲滅者はの声が聞こえたが、意識は途切れて行った。




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「水蓮!」
「あ・・・。」
 黄瀬の声で目覚めた水蓮。
「何やってたんスか?床で寝ると風邪ひくッスよ?…それにアルバム見るなって言ったのに…!」
 いじけた様子で口をとがらせる黄瀬。
「あッ!そうよ涼兄!こんなにルーチェさんの写真撮るだなんて変態よ!ストーカーじゃないよね!?」
「な、何言ってんスか!?これはギアスさんからもらったんスよ!…まあ、ルーっちは嫌がってたけど。黒歴史だからって。」
「そ、そっか・・・。」
 ホッと水蓮は自分の兄がストーカーじゃないことが判明して安心した。
(でも・・・。)
 ちら、と写真を見る。
(基本的にやさしいところは今も昔も変わってないんだね。)
 そう思い、くすりと水蓮は笑った。




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ごめん茅!

何回か書いてるのにこんなにめちゃくちゃに・・・ッ!