二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ コラボ作品 ( No.49 )
- 日時: 2012/11/03 15:44
- 名前: 黎 (ID: kgjUD18D)
茅とこのみのコラボ!
吾輩は白銀萌香という名の人間である。
「やっちまえーーーーッ!萌香!なつきいっ!」
「がんばってーーー!なッちゃん!萌香!」
「なつきさん萌香さんガンバーッ!」
吾輩(私)となつきは体育館のど真ん中で何やらワンオンワンするらしい。
キセキと水蓮は楽しそうに見守っている。なぜだ。
「…お手、柔らかにね。萌香ちゃん・・・。」
なつきはホラーテイストたっぷりな笑みで言った。
なぜこんなことになったのか全く見当がつかぬ。
by 夏目漱石の名を借りた白銀萌香
著『吾輩は猫である』
〜10分前〜
「なつきっち強すぎッス!」
水蓮はからかうように黄瀬に言った。
「涼兄が弱いだけじゃなーい?」
「そんなことないッスよ!次は勝つッス!」
「私も…負けない・・・。」
なつきと黄瀬はじっと見つめる。
「そーいやさー。確か萌香ちんもバスケやってたよね?峰ちんぼこぼこにしてさアー。」
「「う・・・。」」
青峰は負けた傷口をえぐられ、萌香は過去の黒歴史を思い出しれうずくまった。
「紫原。2人の傷口をえぐるな。いくら青峰がけちょんけちょんにやられたとしても・・・。」
「緑間君。フォローになってません。」
黒子が緑間に突っ込む。
「…ちょうどいいな。」
「なにが?」
赤司の言葉に紫原が首をかしげる。
「萌香。なつき。」
「「?」」
「今ここでワンオンワンをしろ。」
「「はい?」」
赤司のとうとつな言葉に2人は唖然とした。
「いや…私絶対負けるし・・・。」
「萌香ちゃんのほうが絶対強い…眼で見切られちゃう・・・。」
と、萌香となつきはお互いを謙遜した。
「いいじゃんっ!萌香さんとなつきさんワンオンワンしちゃいなよッ!」
水蓮が2人の間に入っていった。
「何かお互い学ぶものがあるかもよ?」
「さすがわが妹ッ!」
「うざい。涼兄。」
「なんでっすか!?」
黄瀬の言葉に水蓮は毒づいた。
「・・・よし。2人とも、センターラインに立て。紫原、ボールを投げろ。」
「うん。わかった—。」
赤司から紫原はボールを受け取ると、なつきにこう耳打ちした。
「…なつき。絶対かってね。」
「…うん。ありがとう敦。」
と、2人はほんのり顔を赤くしながらそう言った。
「リア充だね〜。」
水蓮はそういった。
そして、萌香と赤司のほうを見ると・・・。
「…萌香。俺のために勝てよ。一応女子ということもあって制限時間は5分なんだから、それだけ時間があったら殺れるだろ?」
「…征十郎・・・。漢字がちがうんだが・・・。」
「負けたらプー—ーーーーーーー(自主規制)」
「死んでもかつ。」
萌香の負けられない戦いが始まった。
「…殺伐としてるなあ・・・。」
水蓮は遠い目で見た。
「じゃあ…。ティップオフ・・・。」
そう言って紫原はボールを宙へ放る。
「…あれ?ルーチェさんは?」
そう言って水蓮はあたりをきょろきょろ見渡した。