二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ コラボ作品 ( No.56 )
日時: 2012/12/29 19:22
名前: 黎 (ID: VXkkD50w)

じゃあ続きを・・・。


「「はあッ!」」
 紫原がボールを放った瞬間、2人はボールに向かってジャンプした。
 が、同時だったため、ボールは空中に投げ出された。
「…さすがだね…。萌香ちゃん・・・!」
「なつきも・・・!」
「いただきッ!」
 そう言ってなつきは空中にあったボールを取った。
「最初はなつきっちっすね!」
「甘いよなつき!」
 萌香はそういうとなつきが着地した瞬間にボールをはたき落した。
「…萌香ちゃんは隙がないなあ。」
「どーもッ!」
 そのまま萌香はドリブルをかました。
「女子で萌香のスピードについて来れる奴はいねえよ!」
「おわりか・・・?」
 青峰と緑間がつぶやいた瞬間・・・。
「やあッ!」
 シュートしようとした萌香のボールがなつきによってはじかれた。
「さすがなッちん〜。」
「えっ!?なんでなんで!?」
 水蓮と紫原は驚いたように言った。
「…たとえ追いつけなくてもボールを持った選手が向かう先はゴール。だからそこを狙えば・・・。」
「なつき・・・。考えが悪いな。」
 2人はお互い笑う。
「ボールは貰うね・・・!」
「くッ!」
 はじかれたボールを再びなつきは持つと、今度はなつきがドリブルした。
(…今だッ!)
 なつきはレイアップをしようとした。
 だが、今度は萌香がカットした。
「!?萌香ちゃん!?なんで!?」
「まあ、“眼”があるからな。」
「“眼・・・!?」
 なつきは不思議そうに目を細める。
「「ボールは!?」」
 さっき、思い切りはじかれたボールを探す萌香となつき。
 ボールは水蓮に向かっていた。
「きゃあああああああああッ!?」
「水れーーーーーーーーーーーーーんッ!」
「「しまった!!間に合わない!!」」
 黄瀬が水蓮の元へ駆け寄るとする。
 迫ってくるボールに水蓮は目をつぶった。
 だが、痛みは来なかった。
「あ・・・れ・・・?」
「大丈夫ですか?水蓮。」
「ルーチェさん!!」
 ちょうどやってきた殲滅者が水蓮をお姫様抱っこして救っていた。
「ありがとうございます!」
「いいえ。ただ・・・。」
 殲滅者はあの方向へ指をさす。
「す・・・いれ・・・ん。」
 そこは、ボールが直撃した黄瀬の姿だった。
「涼兄・・・。」
「…救急車を呼びましょう。」
「バカなのだよ。」
「黄瀬え!じゃまなんだよ!」
「…まったくだ。」
「なっちんかっこよかったよ〜。」
「ありがとう・・・。」
「話が違う気がするんですが・・・。」
「とりあえず、休戦か?」
 萌香は苦笑しながら言うと・・・。
「いや、決着はついた。」
「え?」
 赤司が微笑しながら立っていた。
「萌香。お前は結局勝てなかった。どういうことかわかるか・・・?」
「ま、まさか・・・。」
「そう。萌香はオレと・・・。」
「い、いやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」