二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 『イナGO』-アドニス〜リベロ永久欠番〜 ( No.75 )
- 日時: 2012/11/27 17:19
- 名前: 瀬梨 (ID: hoeZ6M68)
- 参照: http://元:優騎那
第26話 『"太陽神"アポロ』 (天馬side)
雷門と新雲のスターティングメンバーがポジションについた。
おれは中盤に入っている。
尊姉は太陽のトップ下にいる。
何でだろう?
尊姉がいる場所、地獄の番人がいるみたい。
「えぇ!?雨宮君だったの!?」
音無先生がパソコンを開いて驚き叫んだ。
「世界クラスの実力を持った、"10年に一人の天才"と呼ばれるプレイヤーって……」
そんなにすごい選手なんだ……。
ピィ—————————!!!
ホイッスルが鳴って、キックオフ。
倉間先輩がドリブルで上がろうとする。
「な!?何だ!?」
突然フィールドの砂が動きだし、倉間先輩は流れに逆らえずはじき出されてしまった。
「こいつが流砂か…。初めて見た」
尊姉が呟いた。
初めて見たのはおれもだけど、ランダムな砂の動きに気をつけなくちゃいけないことは分かった。
新雲のスローイン。
ボールは太陽へ。
太陽はキャプテンを軽く抜き去った。
「すごいよ太陽……!!」
代わっておれが太陽のマークにつく。
「天馬、君とこうやってグラウンドで戦いたかったんだ!」
と、砂が動き出した。
おれと太陽はそろって流されていく。
「ヘェ…こんな風に砂が動くのか。僕もさっき初めて知った」
「え!?」
フィフスセクター側の新雲学園にいるなら、太陽が流砂のことを知っていて当然だと思っていたけど、意外だった。
「なら僕は…こうするよ!!」
太陽は誰もいない上空へボールを蹴り上げた。
そこに合わせて太陽がボールをキープした。
太陽がドリブルで攻め上がる。
ディフェンスを翻弄し、三国先輩と一騎打ちに。
「"太陽神"アポロ!!」
化身を召還し、三国先輩のフェンス・オブ・ガイアを打ち破った。
新雲に先取点が入った。
「まだ一点だ!取り返すぞ!!」
「「「「「「「おう!!/はい!!」」」」」」」
おれは見た。
尊姉がそれはまぁ爽やかに笑っているのを。
「腹減った。お前ら全員喰う」