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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 『イナGO』-アドニス〜リベロ永久欠番〜 ( No.80 )
- 日時: 2012/11/27 18:53
- 名前: 瀬梨 (ID: hoeZ6M68)
- 参照: http://元:優騎那
第27話 『鬼に金棒改め、金棒に鬼』(太陽side)
砂が雷門のオフェンスを邪魔する。
新雲は僕と尊を攻撃に残して、他の先輩達や同級生は自陣に戻って待機。
万全の構えだ。
雷門のパスを尊がカットして、僕に回してきた。
僕はドリブルで雷門陣内に切り込む。
「雨宮を徹底マークだ!!」
僕に雷門のDF陣が3人がかりで止めにかかる。
流石に僕も抜けない。
でも、ボールを渡さない。
この展開は予想していたよ。
「信助は10番をマークだ!!」
「はい!!」
根淵先輩に背の低い—2等身くらいの—DFがついた。
そうなるとパスコースは……
「太陽!よこせ!!」
尊にパスをつなげた。
「あいつ!シュートは決められないんじゃ……!!」
でもないよ。
尊がシュートを決められる、なんて情報にはないからね。
彼女にしかできないシュート…お披露目だ。
「うぇラあ!!」
ただのノーマルシュートが放たれた。
相手のGKが構える隙も与えない、それくらいに尊のノーマルシュートは早い。
気づけば、尊に蹴られたボールはゴールの中にあった。
審判も気づかなかったのか、時間差で、シュート確定のホイッスルが鳴った。
これで新雲が2点先取だ。
「尊、ナイスシュート!」
尊がほのかに驚いた。
当然だ。
いつもは自分が言っている台詞を相棒に言われたのだから。
「てめぇこそ……ナイスアシスト」
互いに笑い、ハイタッチを交わした。
僕と尊が組めば、手強い。
新雲がチームプレイをすれば、恐ろしい。
地獄の番人は気が短いよ。
おれ達を倒したいなら、革命を成功させたいなら、地獄に乗り込むしかないよ。
さあ雷門—桃太郎—…
エースストライカー—猿—…
ゲームメイカー—雉—…
攻撃型MF—犬—を連れて…
新雲ゴール—鬼ヶ島—までおいで?
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