二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.115 )
- 日時: 2012/11/16 18:27
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: ウォークラリーで早めの帰宅です^^
第3話「11年前の雷門中へ」
〜浜辺〜
フェイ「僕等は200年後の未来からやってきた。」
輝姫・天馬「「未来?!」」
フェイ「そう。サッカーを消そうとする者を、阻止する為に。『パラレルワールド』って分かる?」
輝姫・天馬「「パラレルワールド?」」
フェイ「これを見て。」
その時、周りが不思議な空間に包まれた。
フェイ「時間のある地点に変化が起きると、それ以降の世界に違う流れができるんだ。それが『パラレルワールド』。あいつ等が、時を超えて雷門中サッカー部に関わる重要な出来事に影響を与えたせいで、雷門中にサッカー部が無いという世界ができてしまったんだ。つまり…、」
輝姫「雷門中サッカー部が消された…。」
フェイ「それだけじゃない。あいつ等の目的は、サッカー自体を消す事だ。」
天馬「消すって…、何で…?!」
フェイ「サッカーが存在していると、都合が悪いんだよ。『あいつ等』にとって。」
輝姫・天馬「「あいつ等って…?」」
フェイ「世界全体の意思決定をする機関『エルドラド』さ。」
フェイは未来では戦争が起こっている事、エルドラドの敵が恐るべき少年達「セカンドステージチルドレン」である事、セカンドステージチルドレンの遺伝子は、優秀なサッカープレーヤーから発生した事を話した。
天馬「未来ではそんな事が…、」
輝姫「つまり…、エルドラドはセカンドステージチルドレンが生まれないようにする為に、サッカーを消そうとしているんだね…。」
天馬「サッカーを消すなんて…、どんな理由があろうと、そんな権利誰にもないよ!!」
フェイ「その通り。でも、エルドラドにそんな理屈は通用しない。」
天馬「でも、あいつ等はサッカーをやってたじゃないか!それなのに…、」
フェイ「それが一番効果的なんだよ。サッカープレーヤーは、自分のステージであるサッカーで打ちのめされる事が、一番心の傷になる。サッカーへの思いを変えさせ易いんだ。」
輝姫「そんな…。サッカーは楽しいものなのに…、」
フェイ「そう。サッカーは楽しいものだし、人にとって必要なものだ。だから、僕等はやってきた。君達を救う為に!」
天馬「フェイ、君は何故…?」
フェイ「未来にだって、天馬達の様にサッカーを愛している者がいるって事さ。僕にとっても、サッカーは必要だから。」
天馬「フェイ…。」
フェイ「だから、僕は天馬達と一緒にサッカーを守るよ!」
天馬「ありがとう!!フェイ!」
天馬とフェイは握手した。
輝姫「心強い味方が増えたね!」
天馬「うん!!」
フェイ「それじゃあ行こうか。」
輝姫・天馬「「どこへ?」」
フェイ「まずは、雷門中サッカー部を取り戻す。その為には、君達雷門のサッカーが生まれた場所に行くんだ。11年前の雷門中…、円堂守が雷門にサッカー部を作った日だ。」
輝姫「それってタイムスリップって事?!」
フェイ「うん。雷門中サッカー部が消えたのは、雷門にサッカー部が作られる歴史のインタラプトが修正されたせいだ。」
輝姫・天馬「「インタラプト?」」
フェイ「『インタラプト』っていうのは、歴史を変更できる運命の分かれ道みたいなものさ。奴等はそこに介入して、起きた出来事を作り変えているんだ。」
フェイは砂浜に図を描きながら説明する。
天馬「それで雷門中サッカー部も…。」
フェイ「そう。だから、それを僕等で元に戻すんだよ。」
輝姫・天馬「「分かった!!」」
ワンダバ「よぉし!話は決まったぁ!!」
天馬「これがタイムマシンなの…?」
フェイ「うん。正確に言うと、時空間転移装置。ワームホールを通って別の時間、別の場所に移動できるんだ。」
ワンダバ「外観は、君達雷門中サッカー部のキャラバンを参考に、私が造ったんだ。」
輝姫「凄〜い!!」
天馬「これで別の時間に行けるの?」
フェイ「うん。ただし、それには条件がある。ある時間にタイムジャンプする為には、道標が必要なんだ。」
輝姫・天馬「「道標?」」
フェイ「僕等はそれを『アーティファクト』と呼んでいる。」
ワンダバ「その時間、その場所にいた者の強い思いが詰まった物でなければいけない。それが無いとワームホールの出口を検出できず、タイムジャンプは失敗する。」
輝姫「じゃあ11年前に行く為には、サッカー部が作られた時の思いが籠った物が必要なんだね。」
フェイ「2人とも、何か思い当る事ある?」
天馬「う〜ん…。」
輝姫「サッカー部の旧部室は?あそこは円堂監督が、初めてサッカー部を作った場所だから、何かあるかもよ!」
〜現代 サッカー部旧部室〜
天馬「あれ…?前に見た時と違う…。」
輝姫「本当だ…。」
天馬は扉を開けた。
輝姫・天馬「「Σえぇっ?!」」
フェイ「どう見ても部室じゃなくて物置だね…。」
天馬「円堂監督は、この部室は自分達が来るず〜っと前からここにあったって言ってた。だからきっと、何かある筈なんだ!」
その時、リュミが飛び降りた。
輝姫「リュミ?」
リュミは隙間から奥に入っていく。
輝姫「リュミ?!どこ行くの?!」
暫くすると、カリカリと音が聞こえた。
輝姫「この下から聞こえる!」
天馬とフェイが物を退かす。すると、少し汚れたリュミが出てきた。
輝姫「これは…、部室の看板?」
天馬「そうか!リュミはこれを見つける為に潜り込んだんだね!!」
輝姫「リュミ凄い!!お手柄だね!!」
リュミは嬉しそうに輝姫に飛びつく。
フェイ「随分、仲が良いんだね。」
天馬「輝姫が小さい頃から、ず〜っと一緒にいるだって。」
ワンダバ「アーティファクトセット完了!」
天馬「上手くいくかな…。」
フェイ「何とかなるさ!でしょ?」
天馬「そうだね。」
ワンダバ「じゃあ行くぞぉ!!」
ワンダバがカウントを取り、タイムジャンプが始まった。
〜11年前〜
天馬「ここは…、」
フェイ「円堂守が、初めて雷門に登校してきた日の筈だ。」
輝姫「綺麗な桜…。」
その時、1人の少年が走ってきた。
天馬「あれは円堂監督!!」
フェイ「いや、監督どころか、キャプテンにもなっていない。それどころか、まだサッカー部にも入ってないよ。」
輝姫「サッカー部じゃない円堂監督かぁ…。」
円堂「遂に来たぜ———!!」
その時、天馬が微笑んだ。
輝姫「どうしたの?」
天馬「これから円堂監督が、雷門に作るんだね!」
フェイ「うん。…何も邪魔が入らなければね。」
〜職員室〜
円堂「サッカー部入部希望です!!」
冬海「悪いけど、この学校にサッカー部は無いんだ。」
円堂「えええぇぇっ?!」
天馬「えええぇぇっ?!」
フェイ「だから一々驚かない!」
天馬「いや…、ついつられて…^^;」
その後、部室へ向かった。中では円堂と秋が掃除をしていた。
天馬「ここから始まるんだ…。雷門の歴史が!」
輝姫「だね!」
その時、円堂が何か見つけた。
円堂「何だ?…これって…、やっぱり!!」
秋「部室の看板ね!」
円堂は看板を掛けた。
円堂「よぉし!雷門中サッカー部、」
円堂・秋「「指導!!」」
円堂「サッカー部できると良いなぁ。」
秋「うん。円堂君がサッカー部を作るんだね。」
円堂「ああ!絶対に作ってみせる!!」
秋「うん!できるよ!円堂君なら!」
円堂「そうか?できると思うか?!」
天馬「秋姉も円堂監督も若いんだぁ!」
ワンダバ「天馬君、あの2人は付き合ってるのかい?」
天馬「えっ;」
フェイ「ワンダバ、そういう事はさぁ…;」
円堂「俺、サッカー部ができたら色々とやりたい事があるんだ!『フットボールフロンティア』っていう大会があって「無駄だ。雷門にサッカー部はできない。」
そこにプロトコル・オメガがいた。
円堂「木野の知り合い?」
秋「私知らない…。」
アルファ「サッカー部はできない、確実に。」
円堂「どうしてそう決めつけるんだ?分かんないだろ!サッカー部は作れるさ!本当にサッカーが好きな奴等が集まれば!!」
アルファ「サッカーが好きな奴などいない。」
円堂「いない?何言ってんだ!サッカーが好きな奴ならいるぜ!ここにな!!」
秋「円堂君!」
アルファ「嫌いになれ、守君。」
円堂「俺はサッカーを嫌いになんてならないぞ!!」
アルファ「そうか…。」
その時、2人は青い光に包まれた。
天馬「大変だ!!」
フェイ「僕達も行こう!!」
輝姫「うん!!」
3人も光の中へ飛び込んだ。
***
姫佳「ウォークラリーで見事に足が死んだ姫佳です(泣)」
輝姫「今日は早く帰宅したので、更新したそうです!」
太陽「しかも、ノートPCに替えて初めての投稿らしいね。どうだった?」
姫佳「打つのが久しぶり過ぎて打ち難い!め〜っちゃ時間かかった;」
輝姫「さて、次回はいよいよ円堂さん達と試合に臨みます!!」
姫佳「では、コメ待ってます♪」