二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.127 )
- 日時: 2012/11/17 10:41
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: 来週から期末テスト期間…(T_T)
第4話「甦れ!雷門!!」
秋「ここは…?」
アルファ「お前がサッカーを奪われるのに相応しい場所だ。」
天馬「フェイ、ここって…、」
フェイ「『FFスタジアム』。歴史では、円堂守が日本一を懸けて戦う場所だ。」
輝姫「ここが…。」
円堂「これはどういう事なんだ?」
アルファ「君にはこれから、我々とサッカーをやって貰う。試合だ。」
円堂「えっ?試合って…、どういう事だよ?」
天馬「円堂監督!じゃなかった…。円堂さん!!そいつ等は、サッカーを消そうとしてるんです!!」
円堂「えぇっと…、お前…、」
天馬「俺、松風天馬と言います。えっと…、あの…、色々と説明難しいんですけど…;」
輝姫「私達は、大好きなサッカーを守る為にここに来ました。このままでは、私達の、そして貴方の大好きなサッカーが消えてしまうんです。…信じて頂けますか?」
円堂「…分かった!!」
天馬「信じてくれるんですか?!」
円堂「ああ!サッカーが好きって言える奴の事は、信じるさ!大好きなものには、嘘は吐けないからな!!…今の事、本当なんだな?」
アルファ「そうだ。」
円堂「試合やるよ!やってやる!!やってお前達に、サッカーが楽しいって事を教えてやる!!でも…、そっちはちゃんとチームが揃っているのか…。困ったな…。こっちは…、」
フェイ「大丈夫!いるよ!」
後ろにはデュプリ達がいた。
天馬「皆、サッカーが好きな仲間です!」
試合が始まった。
円堂「さぁ皆!!サッカーやろうぜ!!」
アルファが次々とテンマーズの選手達を痛めつけていく。
円堂「待てよ!!サッカーは…、サッカーはそんなんじゃないぞ!!」
天馬「円堂さん…。」
円堂「さぁ!!打ってこい!!」
アルファ「自らの能力を把握できていない。」
円堂「それがどうした!!やってみなくちゃ分からないだろ!!お前がやっているのはサッカーじゃない。ボールは人を傷つける物じゃない!!」
天馬「そうだ!!サッカーが悲しんでる!!」
円堂「お前、良い事言うなぁ!!えっと…、天馬って言ったっけ!」
天馬「はい!!アルファ、ボールだってそんな風に使われて泣いてるぞ!!」
アルファ「サッカーは滅ぶべきもの。よって円堂守は、サッカーによってお前自身が滅ぶ。これより、円堂守のインタラプト修正に入る。」
アルファがシュートを打った。
円堂「ゴッドハンド!!」
天馬「ゴッドハンド?!」
輝姫「嘘っ…!ゴッドハンドは、2年の帝国学園との練習試合で初めて出す筈じゃ…!!」
円堂はアルファのシュートを止めた。
円堂「止めた…?!できたぁ!!とうとうできたぞぉ!!」
天馬「よしっ!今ので流れはこっちに来ます!フェイ!輝姫!デュプリの皆も広がって!!反撃いくよ!!」
円堂「行くぞぉ!!」
円堂から天馬にパス。が、ボールを相手に奪われてしまった。天馬は物凄いスピードで相手を追いかけ、ワンダートラップでボールを奪い返す。
円堂「良いぞ!!天馬!!」
輝姫「天馬…、凄い!!」
フェイ「あの加速…、時空の影響か!!」
アグレッシブビートで相手を抜き、輝姫にパス。
輝姫「白陽ポケモンレシラム!!アームド!!」
輝姫のシュートが決まり、1−0。
天馬「やったぁ!!」
輝姫「天馬、凄いスピードだったね!!」
天馬「うん!自分でもこんなに加速するなんて思ってなかった!!」
試合再開。プロトコル・オメガが一気に攻め上がる。
フェイ「来るぞ!!」
アルファにパスが渡り、シュートコマンド01を打つ。その時、円堂が光の圧力に包まれた。
円堂「魔神グレイト!!グレイト・ザ・ハンド!!」
円堂はシュートを止めた。
円堂「何だ?今の…、」
天馬「化身ですよ!!」
円堂「化身?」
輝姫「サッカープレーヤーの気が、形となって現れるものです。」
円堂「そうか…!どうだ!!俺はサッカーを嫌いになんかならないぞ!!」
輝姫「円堂監督にサッカー部を作って貰う為にも、この試合負けられないね!」
天馬「ああ!雷門中サッカー部が、サッカーの未来なんだから!!」
フェイにパスをしたが、相手にブロックされてしまった。
輝姫「フェイ、大丈夫?」
フェイ「ああ。」
「お〜い!!」
その時、観客席から声がした。
「この試合、俺も入れて貰えないかな?」
天馬「剣城…?」
声の主はグラウンドに降りた。
天馬「剣城!来てくれたんだな!!」
天馬が嬉しそうに駆け寄る。輝姫も後を追った。
天馬「あれ…?剣城?」
「俺は君の知っている京介ではない。京介の兄『剣城優一』だ。」
輝姫・天馬「「優一さん…?」」
優一「天馬君に輝姫ちゃんだね?」
輝姫「はい…。あの…、足はもう良いんですか?」
優一「話は後だ。今はあいつ等と戦おう!」
輝姫・天馬「「はい!!」」
アルファ「お前は再修正される。」
優一「それはどうかな。」
天馬「輝姫、優一さんと知り合いだったんだね。」
輝姫「元々太陽と仲良くて、それで知り合ったんだ。」
キモロと優一が交代。
天馬「俺、嬉しいです!優一さんとサッカーできるなんて!!」
優一「俺もだ。それに…、」
優一は円堂の方を見た。
優一「あの人と一緒にプレーできるなんてね。」
円堂「守りは任せて下さ〜い!!」
プロトコル・オメガのスローインで試合再開。優一がボールを奪い、次々と相手を抜いていく。
優一「魔戦士ペンドラゴン!!アームド!!」
天馬「優一さんも化身アームド?!」
フェイ「天馬!君にもできるよ!!やってみて!!」
天馬「俺にも…、できる!行くぞ!!魔神ペガサスアーク!!アームド!!」
その時、天馬の体を化身が包み込んだ。
天馬「本当だ…!!できた…!!俺にも化身アームドできました!!」
優一「さぁ、行くぞ!!」
天馬「はい!!」
そこにアームドしたアルファが立ち塞がった。優一がボールを高く蹴り、天馬と共に打ったシュートが決まり2‐0。プロトコル・オメガが去り、試合終了。
フェイ「守ったんだ…、円堂守のサッカー部結成を…。僕たちが守ったんだよ!」
天馬「て事は…、勝ったんだよね!!やった〜!!」
フェイ「ありがとう!優一さん!」
優一「この戦い、俺にも手伝わせてくれ。」
天馬「優一さんも?!」
優一「京介の為にもね。」
輝姫「強力な仲間が増えて良かったね!!」
優一「天馬君、輝姫ちゃん、君達が知る俺の歴史は、俺が12歳、京介が7歳の時の事故が原因で、サッカーをできなくなってしまった、という事だよね?」
輝姫「はい。優一さん本人から聞いたので、間違いないです。」
優一「…あの事故は起こらなかった。その結果、俺も京介もサッカーを続ける事ができた。かなりのレベルに成長した俺達に、サッカー留学の話があって…、」
天馬「留学ですか?!凄い!!」
優一「…だけどね、」
家庭の事情で、留学できるのは1人らしい。だが、剣城は「もう飽きたから」と優一に譲ったそうだ。
天馬「剣城がそんな事を…。」
優一「本気で言っている筈がない。だが京介は、自分のサッカーに関わる物を全て処分して、二度とボールを蹴る事はなかった。それが京介の精一杯の優しさだって…。だから、あいつの為にもサッカー留学する事を決めたんだ。」
フェイ「それは、剣城京介からサッカーを奪う為にエルドラドが仕掛けた、という事ですね?」
優一「そして、それは成功したのだろうけど、奴等は俺の前に現れた。俺からサッカーを奪おうとしてね。」
輝姫「優一さんも襲われたんですね…。」
ワンダバ「新たな時空の中で、君は多くのサッカー少年に大きな影響を及ぼした訳だ。それで狙われた。」
優一「けどね、こうして俺がサッカーができて時空を超えてここに来られたのは、ある人に助けて貰ったからだよ。名前は言わなかったけど、君達のようなサッカーを愛する者を支援している、と言っていた。」
円堂「サッカーを愛する者を、」
秋「支援している…?」
その時、フェイが少し反応した。
優一「その人は俺を支援してくれただけじゃなく、この『タイムブレスレット』をくれた。これがあれば、時間を移動できる。」
円堂「よく分かんないけど…、サッカーを守る為に戦ってるって事だよな?」
天馬「そうです!」
円堂「なら、俺も戦いたいぞ!!」
秋「円堂君がやらなきゃいけない事は、サッカー部を作る事よ?それが、サッカーを守るって事になるんじゃない?」
天馬「はい!そうです!!円堂さんがサッカー部を作ったら、サッカーが喜びます!!」
円堂「お前、面白い奴だな!!」
ワンダバ「さぁ諸君!!この感動を胸に抱き、いざ元の時代に戻るべし!!」
輝姫「タイムジャンプだね!」
円堂「もう行っちゃうのか?」
フェイ「円堂君の時代の危機を防いだ事で、後の時代がどう変化しているかを確認しなくちゃ。優一さんの為にもね。」
優一も頷いた。
円堂「天馬!」
天馬「はい?」
円堂「雷門中サッカー部、絶対作ってみせる!!約束するぜ!!」
天馬「俺達も、サッカーを守って頑張ります!!」
円堂「おう!でもって、もし又会えたら、」
天馬・円堂「「サッカーやろうぜ!!」」
2人は拳を合わせ、別れた。
〜キャラバン〜
天馬「看板が!!」
フェイ「アーティファクトは、歴史が変わってここにある事に都合が悪くなると、本来あるべき時間に戻るんだよ。」
輝姫「円堂監督の時間…、って事?」
フェイ「分かってきたね。」
天馬「円堂監督が1年生でゴッドハンドを覚えちゃったけど…、歴史は大丈夫なの?」
フェイ「大丈夫さ。パラレルワールドが齎す時空の変化は、君が思う以上に不思議で面白いものなんだ。」
天馬「面白いかもしれないけど…、ちょっとややこしいよね。」
ワンダバ「しかし、怒涛の一日で疲れた。天馬、お前の家に行こう。」
天馬「Σえぇっ?!」
輝姫「あっ、私は家に帰るね。ティアラ姉達、心配してると思うから…。」
***
姫佳「遂に円堂時代編、完結です!!」
輝姫「次回から又雷門イレブンの話に戻ります!」
姫佳「いや〜、それにしても懐かしいねw円堂の中学時代!!円堂時代書いてると、双子の話書きたいなぁって思っちゃうwwwでは、コメ待ってます^^」