二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.135 )
- 日時: 2012/11/18 14:03
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: 来週から期末テスト期間…(T_T)
第5話「最後のサッカー」
〜翌日 雷門中〜
輝姫達はサッカー塔の前にいた。
優一「どうしたんだい?入ってみようよ。」
天馬「もし、又他の部活が入ってたらって思うと…。」
フェイ「その時は、すぐにワンダバを呼ぶよ。タイムジャンプして、問題を解決しなくちゃ!」
輝姫「そういえばワンダバさんは?」
フェイ「この時代にあれがいたら、皆吃驚しちゃうから連れてこなかったんだ。」
「あれ?天馬君?」
輝姫「美咲!それに杏樹も!!」
美咲「きらちゃん!!熱、下がったの?」
輝姫「うん、もうすっかりね。」
美咲「そっか!良かった〜!!」
美咲は輝姫に抱き着いた。
杏樹「…もうすぐ練習が始まりますよ?」
天馬「あのさ…、ここってサッカー部が使ってるんだよね?」
美咲「当たり前じゃん!今更何言ってるの?」
天馬「良かった〜!!」
杏樹と美咲は?を浮かべる。
杏樹「…この方達は?」
天馬「あの…、えぇっと…;」
フェイ「僕はフェイ、天馬達のサッカー仲間なんだ!今日は、雷門中のサッカー部を見学に。」
美咲「天馬君達の友達かぁ!宜しくね!!」
皆は中に入った。
美咲「皆さ〜ん!!お客様ですよー!!」
神童「天馬!輝姫!遅いぞ!!」
信助「今日は休みかと思ったよー!」
輝姫・天馬「「良かった〜…。」」
信助「2人ともどうしたの?…あっ、こんにちは!」
優一「こんにちは。」
神童「剣城先輩!」
三国「お久しぶりです!剣城先輩!」
影山「えっ?雷門のOBですか?」
三国「お前等1年が知らないのも無理ないか。剣城先輩は、雷門のエースストライカーとして、チームを引っ張ってくれたんだ。卒業後も時々遊びに天馬「待って下さい!!それじゃあ剣城は…、」
神童「失礼だぞ!呼び捨てなんて。」
天馬「そうじゃなくて、剣城京介!優一さんの弟で…、」
輝姫「まだ元通りじゃないの?」←小声
フェイ「…こうなったら皆にも強力して貰おう。」
輝姫「どうやって?」
〜グラウンド〜
その時、空飛ぶキャラバンが現れた。皆は呆然としている。
ワンダバ「全くもう…。洗車の途中だったんだけどな!」
狩屋「喋ったぞ?!」
車田「何だ?!これ…。」
ワンダバ「これとは失敬な!テンマーズの大監督クラーク・ワンダバット様だ!!」
速水「あわわわ…;熊…?」
ワンダバ「誰が熊じゃ!!」
水鳥「天馬、どういう事だ?!」
ワンダバ「私が説明しよう!」
ワンダバが説明を始めた。
ワンダバ「…という訳なのだ。」
天馬「皆さん…、大丈夫ですか?;」
優一「いきなりタイムジャンプなんて驚いたろうけど、今聞いた様にこの俺は、偽りの時間の中に生きてる。彼等の知ってる俺が、本当の俺だ。だから、本当の俺を取り戻して、京介にサッカーを返してやりたいんだ。そしてそれは、君達雷門中サッカー部が、本来のサッカー部になる事を意味する。」
神童「俺達も、偽りの時間の中にいるって事か…。」
優一「そうだ。」
霧野「それって自分が自分じゃないみたいで、何か嫌な感じだな…。」
車田「駄目だ!俺はもう分からん!!」
信助「僕もです…。」
錦「わしもさっぱりぜよ!」
速水「何で胸張っちゃうんです?」
茜「私分かる。」
全「「「えぇっ?!」」」
茜「SF3級だから。パラレルワールドに自分がいるなんて夢みたい…。」
水鳥「あんた、只者じゃないね?;」
杏樹「…私も何となく理解できました。」
美咲「Σえぇっ?!つきのん本当?!」
杏樹「はい。」
輝姫「流石杏樹!頭の回転が速いね!!」
天馬「あの…、本当の優一さんって、怪我でサッカーができなくなる優一さんですよね?」
優一「ああ。」
天馬「時間が変わってるなら、新しい歴史の中で、2人ともサッカーできる儘じゃ駄目何ですか?」
輝「そうですよ!それが一番ベストじゃないですか!」
狩屋「だよな!何かお得じゃん!」
優一「有難う。でもね、本来それはやってはいけない事だと思う。俺は京介にサッカーを取り戻してやりたい。あいつは、俺以上にサッカーが大好き何だよ。京介を救う事は、雷門中サッカー部を救う事だ。皆、協力して欲しい!」
全「「「はい!!!」」」
優一も嬉しそうに頷いた。
フェイ「戦うんだね?歴史を元に戻す為に。」
優一「ああ。でもその前に、少し時間が欲しい。」
フェイ「時間?」
優一「アーティファクトを、手に入れてくる。必要だろ?それに、やっておきたい事がある。」
ワンダバ「分かった。出発は明日だ。」
〜ゲームセンター〜
天馬「剣城、」
その時、優一が天馬を止めた。
優一「行かない方が良い。京介は、君の事を知らないんだからな。」
優一は剣城に近付く。
優一「京介。」
剣城「兄さん。」
優一「ちょっと付き合ってくれないか?河川敷へ行ってみたいんだ。」
剣城「河川敷…?」
優一「ああ。サッカー、やらないか?久しぶりに。」
剣城「…悪い、兄さん。1人で行ってくれ。」
剣城は去って行った。
優一「変わらないのか…。気持ちは…。」
天馬「剣城…。」
その時、輝姫が剣城を追いかけて行った。
輝姫「あ、あの!」
剣城「誰だ?お前。」
輝姫「初めまして。優一さんの後輩の白炎輝姫と言います。少し、お話させて頂いてもいいですか?」
輝姫はまっすぐ剣城を見つめる。
剣城「…少しだけならな。」
輝姫「有難うございます!あの…、どうして優一さんの誘いを断ったんですか?」
剣城「何?」
輝姫「私もさっきいたんです。」
剣城「…関係ねぇだろ、お前には。」
輝姫「…好きな物ができなくなるって、凄く辛いですよね。」
剣城「…?」
輝姫「…私、サッカーの試合を見に行く途中で、事故に遭って両親を失ったんです。」
剣城は驚いて目を見開いた。
輝姫「…どうしてサッカーを好きになったんだろう、サッカーを好きにならなければ、こんな事にはならなかったのに、って何度も思いました。…でも、どんなに悲しい事があっても、やっぱり自分の好きなものに嘘は吐きたくない。だから、私は今サッカーをやってるんです。」
輝姫は微笑んだ。
輝姫「長話しちゃって御免なさい。優一さん、河川敷で待ってますよ。それでは。」
輝姫はお辞儀をすると走って行った。
〜夕方 河川敷〜
輝姫「良かった…。サッカーができて。」
フェイ「うん。」
天馬「そういえば輝姫、あの時剣城を追いかけて行ったけど…、どうしたの?」
輝姫「ちょっと話したい事があったんだ。それに…、」
天馬「それに?」
輝姫「私も分かるから。サッカーを辞めた、京介の気持ち。」
輝姫はサッカーをしている2人を微笑ましげに見つめていた。
翌日、サッカー塔の前には輝姫と天馬、優一、杏樹と美咲、神童と信介が集まっていた。
優一「これが俺の…、いや、俺達兄弟のアーティファクトだ。小さい時、ずっとこのボールで京介とサッカーをしていたんだ。」
フェイ「OK。」
フェイはボールをセットしに行く。
輝姫「良かったですね。京介とサッカーができて。」
優一「ああ。」
フェイ「皆!すぐに出発するよ!」
天馬「えっ?サッカー部の皆を待つんじゃないの?」
フェイ「今タイムジャンプしないと、歴史の改変ができなくなるかもしれないんだ。」
優一「分かった。良いね?」
皆は頷き、キャラバンに乗り込む。そして、タイムジャンプした。
***
姫佳「いや〜、良い話だよね!この剣城兄弟の話!!」
輝姫「書きながら泣いてましたもんね。」
姫佳「だって、泣けるんだもん!!さて、次回は優一編完結です!!」
太陽「という事は、試合だね!」
輝姫「頑張らなきゃ!!」
姫佳「そしてそして!!大ニュース!!優一編が完結した直後、11年前のアメリカにタイムジャンプしちゃいます!!」
輝姫「Σえぇっ?!という事は、もしかして…?!」
姫佳「詳しくは次回!!では、コメ待ってます^^」