二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.157 )
日時: 2012/11/18 15:12
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 来週から期末テスト期間…(T_T)

第7話「ユニコーン登場!!」


輝姫「持ってきたよ!」

輝姫の手には、赤いリボンが。

美咲「随分と汚れてるね…。」
輝姫「このリボンは、FFの決勝前日に、ティアラ姉がマークさんから貰ったんだって。」
ワンダバ「成程…。それならアーティファクトになるな。」
信助「僕、外国に行くの初めて!!」
天馬「俺も!ちょっとワクワクするね!!」
神童「2人とも、遊びに行く訳じゃないんだぞ。」

アーティファクトをセットし、タイムジャンプした。


〜11年前〜

天馬「ここがアメリカ…。」
信助「何か、イメージしてたのと違うね…。高いビルに囲まれてるのかと思ってたけど…。」

そこは、海と山に囲まれた自然豊かな町だった。高い建物は見当たらない。

杏樹「…落ち着いてて、凄く素敵な町ですね。」
神童「ああ。アメリカにも、こんな所があるんだな…。」
輝姫「ここが…、ティアラ姉達が住んでた町…。」
フェイ「で、これからどうするの?」
ワンダバ「この辺に、ユニコーンの選手達が通っている学校がある筈だ。まずはそこに行こう。」

学校はすぐ近くにあった。

ワンダバ「ここは、世界でも有名な進学校だそうだ。」
信助「凄〜い!!めちゃめちゃ広いね!!」
美咲「うん!雷門中の何倍位あるのかな?」

その時、金髪の少女と黄土色の髪の少年が出てきた。

輝姫「あっ!ティアラ姉とマークさんだ!」

皆は慌てて隠れる。

ティアラ「日誌書いてたら、すっかり遅くなっちゃったね〜。」
マーク「早く帰らないと、ミーティングに間に合わなくなるぞ。」
ティアラ「…ミーティング?」
マーク「今日の4時から、明日の決勝戦の最終チェックを行うって言っただろ?」
ティアラ「Σそ、そうなの?!てか、4時からってあと30分しかないじゃん!!」

ティアラの発言に、マークは呆れてため息を吐いた。

マーク「ほら、早く帰るぞ。」
ティアラ「うん!!」

ティアラはマークの手を握り、走り出した。

ワンダバ「…輝姫、あの2人は付き合ってるかい?」
フェイ「だからワンダバ、そういう事はさぁ…;」
輝姫「中1の春から付き合ってるって言ってたよ!」
フェイ「輝姫も答えなくていいから;」
杏樹「…早く追わないと見失いますよ?」

皆は慌てて2人の後を追った。


ティアラ「…ねぇ、マークは明日の試合、緊張する?」
マーク「別に…。ティアラは?」
ティアラ「アメリカ1が決まるんだよ?緊張に決まってるじゃん…。」
マーク「…それ位で緊張してたら、世界一になれないぞ?あいつだっていつも言ってるじゃないか。『アメリカ1なんて、只の通過点に過ぎない』って。」
ティアラ「そうだけど…。」

ティアラはさっきから俯いている。

マーク「…少し寄り道するか。」
ティアラ「へっ?」

マークはティアラの手を引き、まっすぐ行く筈の道を右に曲がった。


所変わって、ここはとあるお屋敷。広いリビングに、4人の少年少女がいた。

「2人とも遅いな…。後10分でミーティングが始まるのに…。」

茶髪の少年が心配そうに言った。

「2人とも日直だけど…、明らかに帰ってくるのが遅いわよね…。」

隣に座っている黒髪の少女も心配そうに言った。その時、エメラルドグリーンの髪を2つ結びにした少女が家を飛び出して行った。

「ラティア?!どこに行くんだい?!」

アイガードをした少年が慌てて後を追った。


輝姫「ここは…、雑貨屋さん?」
美咲「みたいだね…。でも、どうしてこんな所に…?」
神童「出てきたぞ。」

ティアラ「マーク、急にどうしたの?」
マーク「ほら。」

マークが取り出したのは、赤いリボンだ。

ティアラ「可愛い!!」
マーク「緊張しない為のお守りだ。」

マークはティアラの髪にリボンをつけた。

ティアラ「ありがとう!マーク!今なら100点位決められそう!!」
マーク「今じゃなくて、明日決めろ。」
ティアラ「あっ、そっかw」

ティアラとマークが帰ろうとしたその時、

アルファ「お前達から、サッカーを消去する。」

信助「あれは…!!」
天馬「アルファ!やっぱり来たな…!!」」

ティアラ「誰だろう…?この辺じゃ見かけないね…。」
マーク「…誰にせよ、今は問題を起こさないのが一番だ。」

マークはティアラの手を引き、アルファの横を通ろうとした。

アルファ「ライト・クラリス。…お前の父親だったな。」

ティアラとマークは驚いて振り返る。

アルファ「ティアラ・クラリス。自分の父親が殺されたというのに、どうしてサッカーを続けている?」
マーク「ティアラ、気にするな。行くぞ。」
ティアラ「う、うん…。」
アルファ「お前にとって、父親はどうでもいいのか?」
ティアラ「そんな訳ないじゃん!!」

その時、ティアラがキレた。

ティアラ「パパは今でも大事な家族だよ!!私がサッカーを続けてるのは、大好きなのももちろんあるけど、パパの夢だった世界一になる為!!」
輝姫「ティアラ姉!…じゃなくて、ティアラさん!」

そこに、輝姫達がやってきた。

マーク「君達は…、日本人?」
輝姫「はい!あいつ、サッカーを消そうとしてるんです!!その為に、ティアラさんの辛い過去を利用しようとしてるんです!!」
マーク「何だって?!」
フェイ「君もしつこいね、アルファ。」
アルファ「…邪魔する積りなら、お前達も痛い目に遭って貰う。」

アルファは思い切りシュートを打った。

神童「何だ?!このシュートは!!」
天馬「前とは比べ物にならない威力だ…!!」

その時、誰かがシュートを蹴り返した。

「家の父が死んだ事、どこで知ったか知らないけど…。大事なチームメイトを傷つける積りなら、容赦しないわよ。」
アルファ「貴様…、何者だ?」
「名前は自分から名乗るのが礼儀でしょう?…まぁ、そんな事はどうでもいいわ。私はラティア。


















                    ユニコーンのキャプテン『ラティア・クラリス』よ!!」




***
姫佳「遂にアメリカ編スタート!!…まぁ、次回で終わるけど。」
輝姫・太陽「「Σえぇっ?!;」」
姫佳「だって、次回試合だもん。」
輝姫「えっ?!そ、そんな事でいいの?!」
姫佳「いいの!だって、主役は君じゃん!!」
太陽「そうだけど…。折角だし、もう少し長くてもいいんじゃ…;」
姫佳「いいんだよ!!では、コメ待ってます!!」