二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.244 )
- 日時: 2012/11/28 15:48
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: テスト3日目終了!化学\(^o^)/←
第10話「失ったもの」
〜輝姫視点〜
ピピピッと体温計が鳴った。私はそれを直にぃに渡す。
直紀「38℃か…。今日は大人しく寝てなきゃ駄目だな。」
輝姫「うぅっ…。」
直紀「全く…、高熱の状態で試合に出るから、こんな事になるんだぞ?」
輝姫「だ、だって…、サッカーの未来が懸ってたんだもん…。」
直にぃは、今起こっている事を知っている。どうやら、天馬達が話したらしい。
直紀「気持ちは分かるけど、無茶しちゃ駄目だろ?今日は1日中寝てる事!分かった?」
輝姫「は〜い…。」
今日、直にぃの学校は創立記念日で休みらしい。因みに、ティアラ姉達は仕事の都合で県外に行っている。
直紀「何か欲しい物とかある?」
私は首を横に振った。
直紀「欲しい物があったら、遠慮なく言ってね。」
直にぃはそう言い、受験勉強を始めた。私は薬が効いてきたのか、いつの間にか眠ってしまった。
輝姫「んっ…、」
時計を見ると、12時半だった。テーブルには、お椀とメモが。
輝姫「何々…。『太陽のお見舞いに行ってきます。1時位に帰るから、お粥を食べて大人しく寝ている様に!!』直にぃ…、そこまで言わなくても…;」
その後、梅干し入りのお粥を食べ、又眠りについた。
輝姫「ここは…、」
気がつくと、私はあの悪夢の場所にいた。
輝姫「いつ来ても気持ち良い場所…。」
「そんな事ないよ。」
後ろから聞き覚えのある声がした。振り返ると、そこにはあの黒髪の少女がいた。
「大丈夫。今日は何もしない。」
少女は淡々と話す。
「…貴女は、この場所をどう思う?」
輝姫「どうって…、凄く良い所だと思うよ。景色も良いし、風も気持ち良い…。」
「…でも、ここは『悲恋の野原』って呼ばれてる。」
輝姫「悲恋の野原…?」
こんなに綺麗な所なのに…。
「今から数十年前、お互いをとても愛し合ってた夫婦がいた。」
少女は座って話し始めた。私も隣に座る。
「でも、お互いの家は犬猿の仲だった。当然、付き合う何て許されない。そこで彼等は、親友夫婦の力を借りて、駆け落ちしたの。」
少女の話によれば、その夫婦は親友夫婦の小さな別荘に隠れ住んでいたらしい。その別荘があったのが、この場所。
「それから数年後…、夫婦の間に子供が生まれた。でもその直後、妻の家族に住んでいる場所がばれてしまった。」
輝姫「えっ…?」
「夫婦は子供を親友夫婦に預けた後、大量の睡眠薬を飲み、この野原で永遠の眠りについた…。」
輝姫「そんな…、事が…、っ?!」
その時、酷い頭痛が私の頭を襲った。直後、大量の映像が脳裏に映った。
輝姫「な…、に…?!これ…?!」
直後、私の意識は遠のいた。
〜翌朝〜
プロトコル・オメガ2.0との試合に敗れ、円堂が封印されてしまった。更にマインドコントロールによって雷門イレブンまでもがサッカーを嫌いになってしまった。残ったメンバーは天馬、信助、剣城、神童、錦、マネージャー達だけ。そんな中、皆は豪炎寺に呼び出された。
豪炎寺「久しぶりだな。天馬、皆。」
天馬「豪炎寺さん…。」
豪炎寺「来たのはこれだけか…。」
そこに、輝姫と直紀も合流した。
美咲「きらちゃん!熱はもう大丈夫?」
輝姫は頷いた。その時、豪炎寺はフェイとワンダバを見つめた。春奈が慌てて2人を隠す。
豪炎寺「ここに来て貰ったのは他でもない。円堂を…、円堂を助ける手伝いをしたい。」
その言葉に、皆は目を見開く。
豪炎寺「これ以上、エルドラドによる歴史介入を許す訳にはいかない!!」
フェイ「エルドラドを知っているんですか?!」
豪炎寺は頷いた。
フェイ「何故貴方には、歴史への改変の影響が出ていないんです?」
豪炎寺「恐らく、このブレスレットのせいだ。」
フェイ「タイムブレスレット!」
天馬「優一さんが持っていたのと同じだ!」
剣城「兄さんが?」
「確かに、タイムブレスレットの様じゃな。」
突然、白衣を着た老人が現れた。
豪炎寺「アルノ博士ですね?」
アルノ「うむ。タイムブレスレットには、時間を超える力があるから、タイムパラドックスの影響を防御できるんじゃ。」
フェイ「どうしてそれを?」
豪炎寺「『支援者X』が直接送り付けてきた。奇妙なメッセージと共にな。」
天馬「支援者X…?」
豪炎寺は頷いた後、フィフスの話を始めた。千宮寺は支援者Xから莫大な支援を受けており、新世代の力を持った子供達を発掘する為だそうだ。その名も「セカンドステージチルドレン」
豪炎寺「天馬と輝姫も、その候補の1人だった。」
天馬「俺と輝姫が?」
輝姫もキョトンとする。
豪炎寺「謎の存在支援者X…。その支援者Xが、このブレスレットとメッセージを、俺の元に送り付けてきた。」
神童「どんなメッセージ何ですか?」
豪炎寺がボタンを押した。
「このブレスレットを常に身につけていろ。その事が、サッカーを救う事になる。」
天馬「サッカーを救う事になる…?その支援者Xって人は、俺達と同じ様に、サッカーを奪われたくないって思ってるんでしょうか?」
豪炎寺「それは分からない。だが、お前達がサッカーを取り戻す為に戦っているのを教えてくれたのは確かだ。」
そこには、プロトコル・オメガ2.0と雷門イレブンの試合が映っていた。
杏樹「プロトコル・オメガに代わる、新しい敵…。プロトコル・オメガ2.0です。」
杏樹が輝姫と直樹に説明する。
豪炎寺「だから俺はここへ来た。お前達を助ける為にな。」
アルノ「そうか…。タイムブレスレットは、我々の時代でも手に入れられる者は極僅かじゃ。その支援者Xとやらは、我々と同じ未来の人間に間違いないのぅ。」
神童「でも何故、こんな事をするんですか?セカンドステージチルドレンに関係しているんでしょうか?」
アルノ「分からん…。」
豪炎寺「兎に角今は、プロトコル・オメガを倒し、円堂を救う。そして、サッカーを取り戻すんだ!」
天馬「そうなんですけど…、」
豪炎寺「大丈夫だ。世界で唯一サッカーができる場所がある。」
天馬「どこですか?!」
豪炎寺「『ゴッドエデン』を使うと良い。」
天馬「ゴッドエデン…。」
ワンダバ「どういう場所何だ?」
豪炎寺「フィフスセクターが究極の戦士を見出す為、才能ある子供達を集め、訓練を受けさせる施設だった。」
天馬「だった?」
豪炎寺「雷門中サッカー部との試合の後、ゴッドエデンを封鎖した。そこでなら、サッカーができる!」
皆に笑顔が戻った。
天馬「輝姫!一緒に本当の化身アームドを身につけよう!!」
その時、輝姫が泣き出してしまった。
天馬「Σえぇっ?!ど、どうしたの?!」
直紀「…残念だが、今の輝姫は化身が出せない。」
全「「「ええええぇっ?!」」」
直紀「それどころか…、
声まで失ってしまったんだ。」
***
姫佳「次回からゴッドエデン編でs((蹴by太陽」
天馬「ちょっと!!輝姫に何て事してくれてんだよ!!」
太陽「只じゃすまないよ?(黒)」
姫佳「だってだって…、声出ない子書いてみたかったんだもん!!」
太陽・天馬「「そういう問題か!!(怒)」」
輝姫『私…、これからどうなるのかな…?』←筆談
姫佳「では、コメ待ってます!!」