二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.266 )
- 日時: 2012/12/01 15:42
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: テスト終了ー!!!
第13話「極めろ!化身アームド!!」
〜翌朝〜
シュウ「それじゃあ、化身アームドの特訓を始めよう。」
天馬「ここで…?」
皆が来たのは滝近くの崖。
シュウ「ここの方が、集中し易いからね。」
その時、輝姫の腕が暗莉に引っ張られた。
暗莉「お前はやるな。化身が出ないんだろう?」
天馬「そりゃあ、確かに輝姫は化身が出ないけど…。特訓位良いじゃないか。」
暗莉「駄目だ。取り返しがつかない事になる。」
全「「「えっ?」」」
美咲「どういう事?」
暗莉「レシラムが出なくなった理由…。それは、お前の中にもう1体化身がいるからだ。」
全「「「ええええぇぇっ?!」」」
輝姫も驚いて目を見開く。
直紀「輝姫の中に…、化身がもう1体…?!」
暗莉「その化身は、とてつもない力を持っている。レシラムは、そいつによって力を発揮できないんだ。」
信助「でも、化身アームドできたよ?」
暗莉「その時は、まだレシラムの力の方が勝っていたんだ。」
天馬「そんなに凄い化身なら、早く目覚めさせなきゃ!!これから、相手もどんどん強くなるだろうし…。」
神童「ああ。強い化身がいてくれたら、心強い。」
暗莉「…今の輝姫には、そいつを使いこなせる力がない。」
輝姫『じゃあ私、特訓して力をつける!そうすれば、化身も目覚めるし!』
暗莉「だから、取り返しがつかなくなると言っただろう。その化身は、とてつもない力を持っている。奴は凶暴だ。下手すれば、お前や仲間達だって平気で傷つける。その時、お前はそいつを止められるか?」
輝姫はハッとした。
暗莉「…言っておくが、言葉で大人しくできると思ったら大間違いだぞ。」
輝姫『…私、見学します。』
輝姫は杏樹の隣に座った。
白竜「良いのか?」
暗莉「…何か遭ってからでは遅いんだ。」
シュウ「それじゃあ、改めて始めようか。」
シュウは目を閉じた。
ワンダバ「何をしているんだ…?」
天馬「あの…、シュウ…、」
シュウ「僕の真似をして。」
天馬「えっ?」
シュウ「やりたいんだろう、化身アームド。」
天馬「うん…でも…、」
信助「これでできるの…?」
錦「じーっとしとるだけぜよ。」
直紀「とりあえず、やってみなよ。」
神童「そうですね。きっと、意味があるんだろう。」
剣城「やるか。」
皆も目を閉じた。
水鳥「何であんたまで…;」
茜「できるかと思って♪」
水鳥は苦笑した。
シュウ「皆、その儘聴いてほしい。心を静かにして、守りたいものを思い、更に強くなりたい事を願う。その思いの強さが、化身と自分を引き合わせる。…ほら、風が来てる。風を纏う様に、化身を全身に纏う姿を想像してみて。この島の風は、君達と1つになりたがっているよ。」
天馬「風と1つに…。…感じる…。何か近付いてくる気がする…。化身が初めて出た時の、あの感じ…。熱くて、弾ける様な感覚…。」
信助「うん。」
神童「剣城も、感じるか?」
剣城「えぇ。」
その時、皆に風が纏った。
天馬「俺今、サッカーと凄く近付いてる…!」
剣城「この感覚が…、そうなのか…?」
神童「ああ…。今迄とは違う…。」
信助「僕も来た…!」
錦「わしもぜよ!」
神童「よし!この儘グラウンドで特訓だ!!」
全「「「おう!!!」」」
暗莉「…白竜、帰るぞ。」
白竜「もういいのか?」
暗莉「ああ。それじゃあな、輝姫。」
暗莉と白竜は別荘に戻って行った。
フェイ「君は不思議だね、シュウ。」
輝姫『凄いです!』
シュウ「君達も、守りたいものがあるから、天馬達と一緒に戦っているんだろう?」
フェイ「そうだね!」
輝姫も頷いた。その時、風が変わった。そして、どこからかサッカーボールが飛んできた。フェイとシュウが蹴り返す。
フェイ「輝姫、大丈夫?」
輝姫は頷く。
エイナム「見つけた…。」
クオース「まだ終わってないんだよねぇ。サッカーバトル。」
天馬「チームA5!」
シュウ「…しつこい奴等だね。」
エイナム「昨日の化身はお前だな…。次は邪魔するなよ。」
シュウ「戦うんだ、天馬。」
天馬「うん!」
直紀「今回は1点先取か…。」
美咲「1点取られたらおしまいですね…。」
試合が始まった。相手は次々とパスを繋ぐ。天馬がワンダートラップでボールを奪い、化身アームドをやろうとしたが失敗。その時、相手にボールを奪われてしまった。相手のパスを神童がカット。新技「オリンポスハーモニー」で相手を抜いた。神童も化身アームドをやろうとしたが失敗。又相手にボールを奪われてしまった。
杏樹「守るので精一杯ですね…。」
輝姫『攻撃に移れない…。』
直紀「何か、もっと背中を押す様な事があれば…。」
シュウ「…ワンダバ。僕と天馬を1つにして!」
ワンダバ「Σ何だって?!それはミキシマックスって事かぁ?!」
フェイ「君はミキシマックスも知ってるの?!」
シュウは頷いた。
シュウ「皆の高まった気持ちを、押し上げてやりたいんだ!」
ワンダバ「分かった!!天馬ぁ!!ミキシマックスだぁ!!」
天馬「Σえぇっ?!俺?!」
ワンダバはシュウと天馬にミキシマックスガンを撃ちつけた。そして、ミキシマックスが成功した。
輝姫『大丈夫?』
シュウ「ああ、大丈夫だよ。」
葵「天馬…?」
水鳥「何か変わってんぞ?!」
茜「これがミキシマックス…!」
ワンダバ「そう!シュウのオーラを天馬に融合させたのだ!!これで天馬は、シュウの力得てパワーアップできる!!」
天馬が相手からボールを奪った。そこに相手3人が立ち塞がったが、あっという間に抜き去った。
シュウ「今だ天馬!!君自身の力を発揮する時だ!!」
ミキシマックスを解除し、天馬は化身アームドをした。天馬のシュートが決まり、天馬達の勝利。
シュウ「天馬!」
信助「凄いよ天馬!!」
葵「私、感動した!!」
天馬「ありがとう!シュウ!!」
シュウ「僕は只、背中を押しただけだよ。」
フェイ「これで君は、又1つ強くなった。これからの戦いで、大きな戦力になるね!」
天馬「うん!次は皆の番です!輝姫も、早くもう1体の化身を使える様にならないとね!」
輝姫は大きく頷いた。その時、葵の携帯が鳴った。
葵「音無先生からよ。」
葵は電話に出た。
葵「…えぇっ?!本当ですか?!皆大変よ!!雷門中のサッカー塔が、壊されちゃうって!!」
皆は目を見開いた。
シュウ「君達は、早く戻った方が良い。サッカーを守らなきゃ!」
天馬「だったらシュウ、俺達と一緒に行こうよ!チームに入って欲しい!」
シュウ「…御免。僕は…、行けない。」
天馬「どうして?」
シュウ「僕は、この島を守らなくちゃいけないんだ。それは、とても大事な役目何だ。」
天馬「そっか…。」
シュウ「特訓したい時は、又ここにおいでよ。」
天馬「うん!有難う!」
こうして、キャラバンは出発した。
〜翌朝 サッカー塔前〜
神童「ここは、野球部の練習場になるそうだ。」
天馬「そんな…。何とかしなくちゃ…!」
杏樹「こうやって見る景色は変わってないけど…、どんどんサッカーに関わる物が、無くなっているんですね…。」
水鳥「頭にくるぜ!サッカー禁止令何て…。」
フェイ「この儘じゃ、本当にサッカーが忘れられて、歴史の修復が難しくなる…。早くプロトコル・オメガ2.0を倒さないと…!」
天馬「うん。円堂監督を、助け出す為にも!」
信助「でも、まだ僕達の力は…、」
剣城「ああ。化身アームドも天馬しかできない。」
直紀「輝姫も、まだもう1体の化身を使えないしな…。」
輝姫は悔しそうに頷いた。
天馬「皆が化身アームドできる様にならば、チームの力もアップするんだけど…。」
錦「けど、大っぴらに特訓もできんしのぅ…。」
天馬「はい…。」
信助「それに、人数も足りないし…。」
輝姫『本当は私も試合に出たいんだけど…、いつもう1体の化身が目覚めるか分からないし…。それこそ、化身が目覚めて皆が傷つきでもしたら、元も子のないよ…。』
美咲「そうだね…。」
神童「今は、デュプリに頼るしかない…。」
天馬「フェイの負担が大きくなるね…。」
フェイ「僕なら大丈夫だよ。」
天馬「有難う、フェイ。」
ワンダバ「そうだ!!『覇者の聖典』を使えば!!」
フェイ「!!」
直紀「覇者の…、聖典…?」
ワンダバ「最強のサッカーチームの秘密が書かれている書物だ!!」
美咲「最強のサッカーチームって…、」
錦「そりゃ凄いぜよ!!」
フェイ「ちょっと待ってよ!」
皆が一斉にフェイを見た。
フェイ「覇者の聖典は、200年後のサッカー記念博物館に展示されているんだよ?!」
水鳥「200年後って…、」
茜「未来の物?」
杏樹「でも、そんなに凄い書物なら、とっくにエルドラドの人達がそれを使って最強のチームを作っているんじゃ…。」
直紀「確かにそうだな…。」
アルノ「覇者の聖典は、暗号化されていて誰にも読めないのじゃ!!」
天馬「アルノ博士!」
水鳥「又いきなり現れた!」
アルノ「説明しよう。覇者の聖典は、未来のサッカー界に伝説のプレーヤーとして伝えられる『マスターD』によって記されたとされている。」
輝姫『マスターD?』
アルノ「そうじゃ。かつてマスターDを崇拝していた者達は、誰もが覇者の聖典を手に入れようと争った。覇者の聖典が独占されれば、サッカー界のバランスを崩しかねない。だからマスターDは、サッカーの極意を暗号化して記したのじゃ!」
信助「それって、僕達にも読めないって事だよね?」
天馬「うん…。博士は解読できるんですか?」
皆が気付いた時には、アルノ博士はいなかった。
ワンダバ「諸君!読めるかどうか悩むのは後だ!!今は行動しなければ!!この儘エルドラドの歴史介入が影響し続ければ、200年後の世界にはサッカーが無くなってしまうだろう!更に!マスターDが書き残したサッカーへの思いの結晶である覇者の聖典も存在しなくなる!!」
輝姫『サッカーの思いへの結晶…。』
ワンダバ「何としても、それだけは阻止せねばならん!!覇者の聖典は、サッカーへの思いを守る為に必要何だ!!」
剣城「サッカーへの思いを守る…、か。」
神童「やってみる価値はある…!」
錦「面白くなってきたぜよ!」
信助「行こう!天馬!」
天馬「うん!覇者の聖典を手に入れるんだ!!」
こうして、皆は未来に行く事になった。
***
姫佳「次回は200年後の未来に行っちゃいます!!」
輝姫『未来に行く何て初めて!』
太陽「そりゃあ、普通未来なんて行けないからね^^;」
姫佳「最近、黒バスの小説書こうかどうか悩んでるんだー。」
輝姫・太陽「『あっそう。』」
姫佳「Σその態度何?!;」
輝姫『では、コメ待ってます♪』