二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.294 )
日時: 2012/12/02 18:12
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 今週は黒バス20巻が発売ー!!

第14話「覇者の聖典を手に入れろ!」


葵「未来かぁ…。どんな所何でしょうね?」
茜「きっと凄い所…♪」
水鳥「全く…、遠足に行くんじゃねぇんだぞ。」
信助「ねぇフェイ、200年後の街ってどうなってるの?」
天馬「そうだ!それ、俺も知りたい!未来に行くのは初めて何だもん!」
錦「きっと、凄いハイテクの都市ぜよ!車が空飛んだり、時間を飛び越えたりするんじゃきに。」
フェイ「行けば分かるよ。」
天馬「え〜、教えてよ〜!フェイは、どんな所に住んでるの?家族や兄弟は?」

フェイは質問には答えなかった。輝姫はそんなフェイを、じっと見つめていた。

直紀「どうした?」

輝姫は首を横に振った。


〜200年後〜

信助「これが、未来の博物館か…。」
輝姫『覇者の聖典は、第3展示室にあるんだよね。』
フェイ「うん。」

皆は裏口に向かった。

フェイ「ここだ。」

フェイはシステムを操作し、扉を開けた。

神童「行くぞ、皆!」

皆は静かに進んで行く。

ワンダバ『そうだ。そこを左へ行くんだ!』
フェイ「OK。」

ワンダバ『そこを曲がって、奥の扉を開けろ。』

フェイはシステムを操作する。

フェイ「あれ…?開かないよ?」
ワンダバ『待ってくれ…。セキュリティコードが違う様だ。』
フェイ「手強いね…。」
ワンダバ『これでどうだ?やってみれくれ。』

フェイは又操作した。

フェイ「駄目だ…。」
天馬「そんな…。」
フェイ「ワンダバ、他の道は?」
ワンダバ『あるにはあるが…。』
フェイ「…えっ?ダクト?」
ワンダバ『セキュリティコードの解析には時間が掛る。待ってはいられまい。』
フェイ「分かった。」
ワンダバ『気を付けて行け。』

ダストを上り、細い通路を進む。

天馬「あっ…。」
フェイ「非常用の解除装置がある筈だ。」
天馬「あれかな?」

天馬はレバーを引いた。

天馬「開いた!」

が、そこは道が無かった。

フェイ「進入路はあそこしかない…。」

上には梯子があった。

錦「届かんぜよ…。」
神童「…やるしかないな…。皆の力を合わせるんだ。」

皆の肩を借り、信助が一番上に乗った。

天馬「どう?届いた?」

信助は手を伸ばすが、後少し届かない。その時、バランスが崩れた。

輝姫(この儘じゃ落ちちゃう!!皆を助けて!!)

皆は落ちるかと思われたが、下から吹いてきた強い風によって押し上げられた。

天馬「飛んで!!」

天馬は信助を放り上げ、梯子を下ろす事ができた。

天馬「ふぅ…。助かった…。良かった〜…。」
錦「胆が冷えたぜよ…。」
神童「流石は信助のジャンプ力だ。」
剣城「だがさっきの風…、やけに冷たくなかったか?」
天馬「そう?」
剣城「吹雪に近かった様な…。」
信助「まぁ、助かったんだからいいじゃん!」

剣城は輝姫を見た。輝姫もホッと溜息を吐いていた。

ワンダバ『セキュリティコード解析完了。転送する。』
フェイ「了解。開いてくれよ…。」

今度は開いた。通路を進んでいくと、警備ロボットが現れた。

フェイ「警備ロボットだ…。」
剣城「こんな物まであるとはな…。」
フェイ「第3展示室はすぐそこだ。見つからない様に注意して。」

〜第3展示室〜

天馬「覇者の聖典…。あれに最強チームの秘密が…。」
フェイ「よし、ガードシステムを解除するぞ。」

フェイはシステムを操作する。

フェイ「もう少しだ…。」

その時、システムが解除された。

天馬・信助「「やった〜!!」」
輝姫『でも、センサーは別みたい…。』
フェイ「何だよこれ…。全然駄目だ…。」
天馬「急いで!警備ロボットが来る!」
フェイ「分かってるけど…。複雑過ぎるよ…。」
剣城「この儘じゃ近付けないぞ…。」
輝姫『私に任せて!』

輝姫はセンサーを避け、覇者の聖典を取って帰ってきた。

天馬「輝姫凄いよ!!」
フェイ「じゃあ、キャラバンに戻ろう!」
全「「「ああ!!」」」

美咲「皆!早く乗って!!」

皆はキャラバンに乗った。

杏樹「お疲れ様。」
直紀「輝姫、お手柄だったな。」

輝姫は嬉しそうに微笑んだ。


〜現代 クラリス家〜

ワンダバ「これからが大変だな…。」
フェイ「何が書いてあるのかな?」
直紀「暗号にしてまで残したって事は、誰かに読んでほしいからだろう。だから、必ず解読できる筈だ。」
天馬「そうですね!」

天馬は覇者の聖典を開いた。

天馬「う〜ん…。」
神童「これは…、」
錦「未来から借りて来たはええけど、全然読めんぜよ…。」
杏樹「まぁ、長い間誰にも解読できなかった暗号ですからね…。」
剣城「暗号か…。」
美咲「でもこれ、本当に字なのかな…?」
水鳥「そう言われるとな…。」
葵「確かに、字には見えませんよね…。」
茜「ある意味アート。」
天馬「でも、これには最強のサッカーチームの秘密が、書いてある筈何だ。」
ワンダバ「そうだ!何といってもこれは、読み解いた者にサッカーの神髄を伝えるマスターDの覇者の聖典!!気合で読むんだ!!」
錦「そう言われても、読めん物は読めんぜよ。」
信助「マスターDかぁ…。どんな人何だろう…?」
美咲「いつの時代の人なのかな?」
杏樹「そのノートって、今の時代の物でしょうか?」
錦「確かにそうぜよ!だったら、マスターDを探して、本人に訊くのが早道ぜよ!!」
水鳥「だから、それが誰だか分からなきゃ話にならねぇだろ!!」
錦「それもそうじゃ!」

その時、扉が開いてティアラとマークが入ってきた。

マーク「解読できたか?」
直紀「それが全く読めないんです。」
ティアラ「どれどれ?」

ティアラはノートを見た。

ティアラ「ああ————!!!」
輝姫『ど、どうしたの?!』
ティアラ「これ、師匠のノートだ!!懐かしい〜!!」
天馬「師匠?」
ティアラ「リトルギガントの監督『円堂大介』!守のお祖父さんだよ!」
天馬「円堂監督のお祖父さんが…。」
神童「では、これも…。」
ティアラ「間違いないよ。何度か見た事あるから。」
美咲「じゃあ、フェイ君達が言うマスターDのDって…、」
杏樹「円堂大介のDって事ですね。」
フェイ「それが、サッカーの神様と呼ばれているマスターDの正体!」
ワンダバ「そうか!!円堂のお祖父さんが、マスターDだったのか!!まさに灯台下暗し!!」
ティアラ「でも、この字が読めるのは守だけ何だよね。」
信助「だったら、円堂監督に読んで貰えば良いんだね!」
フェイ「円堂監督には会えないよ。」
ワンダバ「そうだ。子供の頃から亡くなるその時まで、全ての時点で彼は厳重に監視されてるのだ。悔しいが、迂闊には近寄れない。」
フェイ「手はあるよ!書いた本人に、直接訊けばいい。」
ティアラ「でも、師匠はもう亡くなったよ?」
フェイ「だから、生きてる時代なら、」
信助「そうか!過去に行けばいいんだもんね!」
茜「アーティファクトは?」
剣城「それならここにある。」

ワンダバ「行くぞぉ!!油断はするな!!危険はどこに潜んでいるか分からないぞ!!」

そう言った矢先、ワンダバが転んだ。全員は溜息を吐く。

ワンダバ「見ての通り、油断は禁物なのだ!!」
神童「鬼道さん!」
鬼道「豪炎寺から話は聞いた。」
天馬「豪炎寺さんも、色々動いてくれているんですね!」
神童「ああ!」
鬼道「円堂を甦らせる為に、俺にも協力させてくれ。」
天馬「鬼道さん、宜しくお願いします!」

こうして、皆はタイムジャンプした。




***
姫佳「次回は衝撃の再会です!!」
輝姫『色んな時代に行けて、楽しいです♪』
太陽「輝姫、お気楽だね。」
姫佳「まぁ、タイムスリップ何て中々できないもんねー。」
輝姫『では、コメ待ってます☆』