二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.346 )
日時: 2012/12/15 12:48
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 来週は懇談会で午前授業+部活なし!!

第17話「来たぞ!信長の町!!」


フェイ「西暦1554年天文23年、尾張の国到着。」
天馬「何か空気美味し〜い!!」
信助「ねぇねぇ!町の方に行ってみようよ!」
天馬「うん!」
輝姫『この格好だと怪しまれない?』
ワンダバ「確かに、今のお前達の格好では目立ってしまうな。ならば!!ワンダバスイッチオン!!」

すると、皆の格好が変わった。

葵「素敵!!」
美咲「こんな事もできるんだ〜!!」
信助「何かそれっぽくなってきた〜!!」
天馬「錦先似合い過ぎです!!」
錦「そうか?わしも同感ぜよ!」
直紀「江戸時代と微妙に混合してないか…?」
杏樹「確かに…。」
葵「大丈夫ですか?ワンダバさん…。」

ワンダバは完全になり切っていたw

ワンダバ「大丈夫だ!気にするな!」
フェイ「とりあえず、キャラバンを隠さないと不味いよ!」
ワンダバ「おっと、そうだ。ワンダバスイッチオン!!」
天馬「消えた…。」
ワンダバ「見えなくしただけだ。では早速町に出てみるか!!」

その時、ワンダバがキャラバンにぶつかり皆は溜息を吐いた。


天馬「これが昔の日本かぁ〜!!」
輝姫『時代劇みたい!』
水鳥「こりゃ、あの名作『11人の侍忍者』のセットにも負けてないぜ!本格的だなぁ…。」
茜「本格的って表現、何か違う。」
美咲「水鳥さん、歴史に詳しいですね!」
錦「こいつは只のチャンバラオタクぜよ。」
水鳥「何だと?!」
葵「まあまあ^^;」
神童「本当に来たんだな…。信長の時代に。」
天馬「何か、信じられないですよね。」
剣城「で、どうすれば信長に会えるんだ?」
天馬「さぁ…?;」
フェイ「じゃあここからは、其々で情報を集めてみよう。」
直紀「そうだな。」
ワンダバ「よぉし!!皆、手分けして聞き込みだ!!」

直紀「信長は、城下町によく来ていたらしい。まずは、この辺りを探してみよう。」
神童・杏樹「「はい。」」
輝姫『了解!』
「あっ!」

その時、1人の少女の声がした。見ると、神童の着物が濡れていた。

「すいません!」
神童「大丈夫です。」
「すいません!私ったら…。すぐに乾かします。どうぞ、中へお入り下さい。」
神童「いえ、急いでいるので。」

神童は立ち去ろうとした。

「駄目です!風邪ひきますし!」

こうして、皆はお店の中に入れられた。少女名は「お勝」と言うらしい。

お勝「ちょっとだけ、これで我慢して下さい。」

神童は代わりの着物を着た。

お勝「大丈夫です。ちゃんと洗ってありますから。」
神童「いや、そういう事じゃ…;」

その後、皆は近くの丘に行く事になった。

直紀「君の家は、豆腐屋何だな。」
お勝「はい!私だってお豆腐作れちゃうんですよ!」
神童「へぇ…。そう何だ。」

直紀と神童は、お勝と話をしていた。

杏樹「…。」
輝姫『杏樹、どうしたの?』
杏樹「…え?」
輝姫『さっきから、機嫌悪そう…。…あっ!もしかして、私何か悪い事した?!』
杏樹「違うけど…。」
輝姫『…そっか。』

その時、神童の着物が乾き、豆腐屋を後にした。


輝姫『あそこに天馬達がいる!』
直紀「本当だ…。…どうやら、何かあったらしいな。」

皆は天馬達に駆け寄る。そこに、剣城も合流した。

神童「天馬!何かあったのか?」
天馬「はい。人攫いに会って…、危ない所を助けて貰ったんです。」
杏樹「この人に?」
天馬「うん。えっと…、」
「わしは『木下藤吉郎』じゃ!」
天馬「木下藤吉郎…。どっかで聞いた様な気が…。…あっ!!」
葵「木下藤吉郎って、もしかして…!!」
全「「「豊臣秀吉?!」」」
藤吉郎「な、何だ?どうしたんじゃ?」

皆はここに来た訳を話した。

藤吉郎「よく分からんけど…、何となく分かった。」
神童「すみません、ややこしくて…。」
藤吉郎「お前達が取り返そうというそのサッカーというものは、そんなに楽しいものなのか?」
天馬「はい!楽しいです!」
藤吉郎「そっか。好きなものの傍にいる事は、大事なこっちゃ!頑張らんとな!」
天馬「はい!!」
藤吉郎「わしも今、好きなもののお傍に行く為に頑張っとるんじゃ。」
輝姫『それって何ですか?』
藤吉郎「わしの好きなものは『織田信長』様じゃ。信長様からは、この世のものとは思えん力強さを感じるんじゃ。何ていうか、あの方なら世の常識全てを変えてくれる様な気がする。」
美咲「藤吉郎さんにとって、信長様は憧れの人何ですね!」
藤吉郎「そんなところじゃのう。わしはいつか、あの方のお傍に行く!信長様には、天賦の才が宿っとる。きっと天下を取られるお方じゃ!」
神童「藤吉郎さん…。」
藤吉郎「あのお方についとったら、わしも偉くなれるかもしれんしのう。わしは偉くなる!絶対に偉くなってみせるんじゃ!」


水鳥「結構良い根城が見つかったもんだなぁ。」
ワンダバ「褒めてもいいぞ!」
輝姫『とりあえず、掃除だね!』
信助「こっちに箒あるよ!」
茜「でも、ちょっと怖いかも…。」
神童「変に人目につく所よりも良い。」
フェイ「ここなら、歴史への影響も少なくてすみそうだ。」

皆は今日の結果を報告した。

水鳥「しかし、信長への道は険しそうだな…。」
杏樹「簡単じゃないですね…。」
ワンダバ「まぁ、初日はこんなものだ。」
神童「今日が駄目でも、又明日がある。」

皆は頷いた。

天馬「あっ、そうだ。木下藤吉郎って人に会ったんだ。フェイは知ってるかな?」
フェイ「後に豊臣秀吉になる人物だね。」
錦「何じゃと?!秀吉と言えば、信長にもできんかった天下統一を成し遂げる男ぜよ!この際、信長じゃなくて秀吉でm大介「駄目だ!!」

その時、大介が出てきた。

大介「お前等分かっとらんのぅ。チームは個人能力ではなく、選手同士の能力が共鳴し、高め合ってこそ最高のパフォーマンスが出せるものなのだ。極上の料理で食材の組み合わせが重要な様に、時空最強のチームができあがるには、わしの指定通りの組み合わせでなければ、絶対に駄目だ———!!!」
錦「分かったぜよ…。」
大介「そして、信長のオーラを受け取るのは、神童拓人お前だ!!」
神童「俺…、ですか…?!」
大介「この姿になってからのわしには、人の持つ力が手に取る様に分かる。ゲームメーカーとして特別な才能を持つ神童だからこそ、信長の力を受け取り、それを最大限に活かせるのだ。」
神童「俺が…、信長のオーラを…。」
杏樹「兄様…。」
大介「人を見抜き大局を見抜く、静と動を合わせ持つ『真実のゲームメーカー』。神童拓人、お前がなるのだ。時空最強のイレブンの1人にな!」
神童「分かりました。俺、やってみます!」


〜翌朝〜

信助「今日は何か手掛りが掴めると良いね!」
天馬「信長探索大作戦!!」
錦「腹が減っては戦ができん。まずは、朝飯でも食うぜよ。」
お勝「拓人様〜!」
神童「お勝さん!」
天馬「太助!」
太助「天馬!俺の姉ちゃん!」
天馬「えっ?」
神童「2人は兄弟だったのか…。」
輝姫『あの男の子は?』
美咲「昨日知り合った太助君だよ!」
お勝「あの…、これ…、」

お勝は弁当を神童に渡した。

神童「これは?」
太助「姉ちゃんの弁当、美味しいぞ!」
お勝「昨日のお詫びに、一生懸命作ってきました。拓人様に、食べて頂きたくて…。」
神童「有難う。」
水鳥「流石神童!」
茜「神様のお弁当、私も作りたい!」
錦「この時代でもモテモテぜよ!」
お勝「拓人様、お人探し頑張って下さいね!」
神童「ああ!」
杏樹「…。」
輝姫『杏樹、どうしたの?具合でも悪い?』
杏樹「…何でもない。」
輝姫『そう…。』

その時、馬の鳴き声が聞こえた。見ると、長い行列が向かって来ていた。

天馬「あれは…、」
信助「お、織田…、」
剣城「信長だ…!」

皆は跪く。

神童「何だ…?」
お勝「拓人様!」

お勝に言われ、皆も急いで跪いた。信長はぼた餅を食べている。

天馬「あれが信長…。」
信助「甘い物が好きなのかな?何かイメージ違うね…。」
信長「何だ貴様達は?貴様達、この国の者ではない様だな。」
天馬「それは…、その…、」
信長「まさか…、今川の手の者ではあるまいな。」
神童「そんな事はありません!!私達は、只の旅人です!!」

暫く神童と信長は見つめ合っていた。

信長「…我ながら愚問であった。自ら敵だと名乗る者などおらぬか。…まぁよい。今日のところは信じよう。その眼は曇ってはおらぬ様だしな。」

ホッとしたのも束の間、いきなり馬が襲ってきた。信長は一瞬で馬を跳ね返してしまった。

直紀「凄い…!!これが、信長の力か…!!」
信長「暴れ馬如き、この織田信長の前では造作もない。」
ワンダバ「流石だな…。…そうだ!」

ワンダバはミキシマックスガンを取り出し、信長と神童をミキシマックスさせ様とした。が、失敗してしまった。

信長「それは何だ?鉄砲の様に見えるが。」
輝姫『花火鉄砲という物です!是非、信長様に見て頂きたくて…。』
信長「花火鉄砲だと…?祭り用か?」
輝姫『はい!』
信長「そうであったか。次の祭り、とくと見せて貰おう。」

信長は去って行った。

葵「行っちゃった…。」
美咲「きらちゃん!ナイスフォロー!」

輝姫は苦笑して頷いた。

神童「信長…。」


フェイ「何故、ミキシマックスが失敗したんだろう?」
ワンダバ「こんな事は初めてだ…。」
アルノ「それは器の問題じゃ。神童という器に、信長のオーラは入らなかった。それ程に強く、大きなオーラだという事じゃな。」
神童「どういう事ですか?」
アルノ「2人のオーラが同調しきれてないのじゃよ。ミキシマックスするには、両者の相性が合う事が前提じゃ。更に受け側には、そのオーラを抱え込めるだけの能力が必要になるのじゃ。」
フェイ「でも、ワンダバが採取してきた恐竜のオーラとは融合できたよ?」
アルノ「恐竜のオーラよりも、信長のオーラは強く大きい。ミキシマックスガンのメモリ内にも入りきらない。それを受け取る力のある者が、この場で直接受け取らねばならないのじゃ。」
神童「どうすれば…、」
アルノ「その力を抱え込めるだけの能力を身につける。つまり、特訓しかないじゃろうな。」
神童「特訓…。」
アルノ「しかも、只の特訓では駄目じゃ。信長という人物を理解し、その一部を自分に取り込むイメージを持てる様に特訓せねばならない。何せ、ミキシマックスは2つの命の融合なのじゃからな。」
神童「命の融合…。分かりました!俺、特訓して信長とのミキシマックスを成功させます!」
ワンダバ「よくぞ言ったぁ!!よし!後はどうすれば信長と会えるかだ…。」
お勝「拓人様〜!!」
拓人「お勝さん、どうしたんですか?そんなに慌てて…、」
お勝「もう一度会えるかもしれません!信長様に!」
拓人「えっ?!会えるって…、」
お勝「さっき、町番頭さんからのお達しで、私、信長様が開かれる花見の宴の料理を運ぶ役に選ばれたんです!」
拓人「花見の宴?」
ワンダバ「それだ——!!!信長と会うには、その花見の宴に乱入するしかない!!」

ワンダバが地図を開く。

ワンダバ「そして、これが宴の会場花見通り広場だ。ここに入り込む事ができれば、再びミキシマックスのチャンスが来る!見ろ!!この場所に信長が座る。でもって、他の侍達が座る場所がここだ。」
お勝母「勝〜!!」
お勝「どうした?おっかあ。」
お勝母「太助がいなくなっちまった!」
お勝「太助が?!」
お勝母「男達に連れて行かれるところを見た人がいて…、」
天馬「そんな…!!」
直紀「恐らく、白鹿組の人攫いだろう。」
天馬「すぐに太助に行かなきゃ!」
剣城「だが、奴等の居場所は?!」
信助「そっか…。」
輝姫『藤吉郎さんに来て貰おう!』

皆は藤吉郎と共に、白鹿組の所へ向かった。




***
姫佳「遂に始まりました!戦国時代編!いや〜…、初っ端から長かった…;」
輝姫『1話丸々書いたからね…。』
姫佳「でも、区切るところ分かんなかったしw」
太陽「で、次回は?」
姫佳「次回は白鹿組との対決です!主人公がサッカーできない状況ですので、フィールド上の台詞は入れられませんが、ご了承下さい。」
輝姫『では、コメ待ってます!』