二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.419 )
日時: 2012/12/26 23:18
名前: 姫佳 (ID: gfjj6X5m)
参照: 冬休みの宿題終わったー!!

第24話「鎧の少女」


天馬「本物の戦争だ…。」
剣城「ああ…。」
輝「鎧に盾に剣…!」
信助「リアルにゲームの世界だよ…。」
浜野「ちゅーか、防御力はどれ位よ…;」
水鳥「そんな事言ってる場合じゃねぇだろ!!」
速水「ヤバい…。かなりヤバいですよ〜…;」
輝姫『こんな状態で、どうやってジャンヌ・ダルクを探すの?』
ワンダバ「ボークルールという町にいる筈何だが…、」

そこへ鎧を着た男が来た。

男「誰だ?!」
茜「どうしよう…。」
美咲「何て説明したら良いのかな…?」
神童「…戦いから逃げている内に、道が分からなくなったんです。ボークルールへ行きたいのですが…。」
男「何…?」

男は皆を見つめる。

男「お前達、異国の者か?!」
神童「そ、それは…、」

皆は兵士達に囲まれてしまった。

男2「何だ?こいつ等は。」
男1「異国人の様です。道に迷ったと言ってますが、どうも怪しい…。」
男2「怪しい?」
男1「えぇ。ボークルールに行きたいと。」
男2「何?!まさか、ジャンヌを狙って…!!」
「え〜っと…、どうでしょうね…?」
男1「ジャンヌ!!」
天馬「この人が?!」
神童「貴女がジャンヌ・ダルク?!」
ジャンヌ「えっ?何故私の名を?」
杏樹「何か、イメージと違う…。」
美咲「うん…。」
茜「眼鏡っ子。」
直紀「戦う乙女とは思えないな…。」
黄名子「ちーっす!!うち黄名子!宜しく!!」
男1「何をする!!」

男がジャンヌの前に立った。

黄名子「何か大袈裟やんね…;」
男1「ジャンヌ、こいつ等きっと、イングランドのスパイだ!!」
ジャンヌ「スパイ?!」
天馬「違う!違います!!」
神童「俺達は未来から来たんです!貴女の力を借りに!」
ジャンヌ「未来から…?未来とは、どういう事です?」
神童「それは…、」

ジャンヌは神童に近付いた。

輝姫『あれ、何してるの?』
直紀「恐らく、眼鏡が合ってないんだろう。」
ジャンヌ「あの、答えて下さい。」
美咲「何で蘭丸先輩?」
葵「相手、間違ってるよね…^^;」
霧野「それは…、つまり…、」
黄名子「タイムジャンプした事、正直に言ったら良いやんね?」
杏樹「理解できないと思う…。」
直紀「ああ。不思議な事は、悪魔の仕業だと信じられていた時代だ。不味い事になりかねない。」
黄名子「そんな…。」
男1「どうした?!何とか言え!!」

霧野は戸惑っている。

男1「やはりスパイであろう。ならば、生かしておく訳にはいかん!!」

兵士達は剣を取り出した。

ジャンヌ「待って下さい!」
男2「何故止める?!」
ジャンヌ「えっと…、あの…、あっ!そうだ!」

ジャンヌは袋から何か取り出した。

ジャンヌ「キャンディです、どうぞ。」
霧野「どうぞって…、」
ジャンヌ「食べてみて下さい。」
霧野「今…?」
ジャンヌ「はい、今。」

霧野は戸惑いながらもキャンディを食べた。

霧野「美味しい!」
ジャンヌ「良かった〜!」

そこへ黄名子も来た。

ジャンヌ「貴女も食べます?」
黄名子「うん!」
ジャンヌ「どうぞ。」
黄名子「美味しいやんねー!!」
ジャンヌ「皆さんもどうぞ。」
天馬「あ、有難う。」
水鳥「どれどれ?」
錦「そんなに美味いんか?」
輝「確かに美味しい!」
美咲「自然で優しい味ですね!」
直紀「ああ!」
ジャンヌ「貴方達もどうぞ。」

ジャンヌは輝姫、杏樹、剣城にもキャンディを渡した。

剣城「美味い…。」
杏樹「普通の女の子だね。」
輝姫『うん!可愛い!』
ジャンヌ「貴女の瞳…、左右で色が違うんですね…。」
輝姫『変…、ですか?』
ジャンヌ「いえ、珍しかったので…。凄く綺麗です。」

輝姫は頬を赤く染め、微笑んだ。

男2「ジャンヌ!何をしておるのだ!!」
ジャンヌ「えっと…、心配りです。」
神童「違う様な気がするが…;」
ジャンヌ「こうやって、相手を知る為に交流する事が大事何です。」
天馬「そうだよね!」
黄名子「そうそう!大事やんね!」
男1「何でもいい!早くこいつ等をどうするか決めてくれ!!」
ジャンヌ「えっとですね…、兎に角この儘にはしておけません。連れて行きましょう。ボークルールへ。」


〜ボークルール〜

美咲「何だか変な事になっちゃったね…。」
輝姫『うん…。』
輝「もしかしたら、僕達もこの戦争に借り出されるんじゃ…、」
速水「それ所か、敵のスパイとして処刑されちゃうんじゃないんですか?」
浜野「ちょいちょい、それは勘弁…;」
信助「ジャンヌ・ダルクとは出会えたのに…。」
杏樹「今は、様子を見るしかないですね…。」
フェイ「何とかして、ミキシマックスのチャンスを見つけてみせるよ。」
黄名子「でも、あのジャンヌさんとミキシマックスして強くなれるんかなぁ…?」
直紀「確かに、力強さは感じなかった…。」
天馬「とりあえず、練習やりませんか?」
輝「練習?」
天馬「うん!きっと、何とかなりますよ!今はボールを追っかけましょう!」
剣城「何とかなる…、か。」
黄名子「よ〜し!!やるやんね!!」

皆はユニフォームに着替え、練習を始めた。

ワンダバ「1対1でゴール前の想定だ!信助!準備は良いか?」
信助「はい!!」
黄名子「うちの勝負するやんね?」
剣城「面白い…!」

剣城と黄名子は勝負を始めた。

剣城「やるな。DFもできるとは。」
黄名子「うち、ポジション色々できるやんね!」
天馬「へぇ〜!菜花さんって器用何だね!」
黄名子「どうしたの?急に改まって…。いつもみたいに黄名子って呼んでよ。」
天馬「そ、そうなの…?」
輝姫『いつもみたいに…。』
フェイ「新しいタイムパラドックスが起きる何てね…。」
輝姫『何が影響したのかな?』
フェイ「分からない…。だけど、これ以上時間の流れを乱す事はできない。」
天馬「そうだね…。もっと強くなって、どんな相手が来ようと負けない力をつけないと…。」
フェイ「天馬!僕たちの必殺技を考えてみない?」
天馬「えっ?」
フェイ「前から天馬とやりたいって思ってたんだ!」
天馬「良いね!それ!」

天馬とフェイは練習を始めた。そこへジャンヌが来た。

ジャンヌ「何をしているのですか?」
フェイ「ジャンヌさん!」
天馬「サッカーです!」
ジャンヌ「サッカー…?」
天馬「はい!俺達の一番大切なものです!」
ジャンヌ「一番大切なもの…?」
神童「そうです。俺達は、サッカーを守る為にここへ来たんです。」
天馬「その為に、時空を超えt神童「天馬。…今は説明しても分かって貰えないと思います。でも、貴女の力が必要何です!」
ジャンヌ「サッカーとは、そんなに大切なもの何ですか?」
天馬「はい!凄く楽しくて、熱くなれるスポーツ何です!!…そうだ!こういうの知ってます?」

天馬はボールを操る。皆パスを繋ぎ、自由自在にボールを操っている。

ジャンヌ「凄い…!サッカーって面白そう!」

皆は又練習を始めた。休憩中、ジャンヌは皆にキャンディを渡した。

水鳥「あんた気が利くじゃん!気に入ったぜ!」
ジャンヌ「えっと…、私は皆さんの事がもっと知りたくて…。」
輝姫『キャンディを渡す心配り、凄く素敵です!』
ジャンヌ「本当ですか?」
輝姫『私、ジャンヌさんと友達になりたいです!』
ジャンヌ「友達…!喜んで!」

その時、ワンダバがミキシマックスガンを黄名子とジャンヌに当てた。が、ミキシマックスできなかった。ジャンヌが後ろを振り向こうとした時、皆が急いで隠した。

美咲「見つかったらどうするんですか?!」
直紀「絶対敵だと思われるだろ!!」
ワンダバ「オーラが取れなかった…。」
葵「えっ?」
大介「彼女は、わし等の知っとるジャンヌとは違うぞ。まだ力が目覚めておらんのだ。」
神童「信長の時とは逆という事ですか?」
大介「そういう事になるな。」

輝姫はボールを持ってジャンヌの傍に駆け寄る。

輝姫『サッカー気に入りましたか?』
ジャンヌ「あの…、面白そう何ですけど…。まだよく分からなくて…。」
黄名子「分かり易く言うと…、サッカーは戦いやんね!」
ジャンヌ「戦い…?」
輝姫『ボールを奪われない様に動いたり、皆が一つになって守ったり責攻めたりするんです。』
ジャンヌ「皆が…、一つに…。…どうすれば、皆が一つになれるのですか?」
輝姫『色々あるけど…。まずはパスですね。』
ジャンヌ「パス?」
輝姫『やってみますか?』
ジャンヌ「は、はい!」
輝姫『直にぃ!良いよね?』
直紀「軽くならな。」

輝姫はゆっくりボールを蹴った。ジャンヌも蹴り返す。

輝姫『上手です!』
ジャンヌ「できた…!できました!」
輝姫『今度は少し強くいきますよ!』

その時、ボールが霧野の方へ飛んで来た。

ジャンヌ「御免なさい…。」
美咲「はい!」
ジャンヌ「あ、有難う…。」
霧野「どう?面白い?」
ジャンヌ「面白いです。何故か、相手の気持ちが伝わってくる気がします…。ボールには、心を繋ぐ見えない糸が繋がっているのかもしれませんね。」

その言葉を聞いた霧野と美咲は微笑んだ。

ジャンヌ「これが…、サッカー何ですね。」

ジャンヌは兵士の元へ行った。

ジャンヌ「もう見張る必要はありません。この人達を自由にして下さい。」
男2「良いのか?」
ジャンヌ「えぇ。私が思うにですね、敵のスパイではありません。」
男1「何故だ?!どうして断言できる?!」
ジャンヌ「ここへ来る途中見たんです。空に不思議な光が輝くのを。そしてこの人達が現れた。もしかすると、これは神が遣わされた救いの手かもしれませんし。」
男1「こいつ等が…?!」
ジャンヌ「それが神のご意志なら、彼等は私と一緒に行く運命の筈。」

こうして、皆は解放された。


ジャンヌ「綺麗…。」
輝姫『本当…。』

輝姫とジャンヌ、美咲は教会の周りを散歩していた。

神童「ジャンヌ。」
美咲「拓人先輩!蘭丸先輩も!どうしたんですか?」
神童「…やっぱり嘘は吐けない。」
ジャンヌ「えっ?」
神童「君が見た光は、確かに俺達だ。…でも、神の意志とは関係ないんだ。」
ジャンヌ「そんな…。では、何故貴方達は?」
輝姫『黙ってて御免なさい…。でも、サッカーを守りたいのは本当何です!その為に、私達はここへ来たんです!』
美咲「ジャンヌさん!貴女が協力してくれれば、私達の大事なものが守れるんです!!」
ジャンヌ「私に…、その力があるというのですか…?」

皆は頷いた。

輝姫『ジャンヌさんならできますよ!』

その時、ジャンヌが震えながら座り込んだ。

ジャンヌ「私に…、そんな力があるの…?イングランド軍を追い払えるかどうかも分からないのに…。」

そこへ霧野がジャンヌの傍に来た。

霧野「ジャンヌ…、怖いのか?戦いが…。」

ジャンヌは小さく頷いた。

霧野「それなのに、何故皆を導く?」
ジャンヌ「神の声を…、聴いたから…。」
霧野「神の声…?」
ジャンヌ「神は言われたのです。オルレアンを護り、フランスを救えと。」
霧野「本当に、聴いたのか…?」
ジャンヌ「本当です!本当何です!私は神に導き手だと告げられたんです!だから、やらなきゃいけないんです!…疑うんですか?」

霧野は黙り込む。

ジャンヌ「きっと、皆も疑ってると思うんです。でも、本当何です!私は本当に聴いたんです!幻聴何かじゃありません。私は…、どんなに怖くても進まなければならないのです…!」
霧野「ジャンヌ…。」


〜夕方〜

ジャンヌは皆が住んでいる教会を訪れていた。

ジャンヌ「えっと…、私は明日、シャルル王子に援軍を頼みにいかなくてはなりません。」
美咲「援軍?」
ジャンヌ「はい。イングランド軍に包囲されたオルレアンの街を解放する為です。それで…、あの…、一緒に来てくれませんか?護衛として。」
霧野「護衛?」
ジャンヌ「お話を伺う限り、貴方達のサッカーの戦術が、敵中横断の役に立つ筈です。」
葵「敵中横断って…、」
水鳥「そんなの危険だろ?!」
ジャンヌ「援軍を連れ帰り、オルレアンが無事に解放されれば、私は貴方達の為に力を尽くしましょう。」
霧野「…分かった。俺達は、ジャンヌの力を必要としている。だったら、俺達の力を必要としているジャンヌを助けるべきだ!」
美咲「蘭丸先輩…。」
神童「そうだな。」
ジャンヌ「有難う!皆さん!」
錦「それじゃあ、皆で行くぜよ!」
輝「鎧とか着るんですよね!」
浜野「それそれ!着てみたいっしょ!」
速水「武器はどんなのがあるんでしょうね?」
ジャンヌ「あの…、馬車に乗れるのは7人何です。だから、一緒に行くのは6人という事に…。」
輝「えぇ〜?!」
錦「それじゃあ…、」
ジャンヌ「できれば、1人でも多い方が私も心強いのですが…。すみません。」

輝と錦は溜息を吐いた。


〜翌朝〜

天馬、信助、剣城、霧野、フェイ、黄名子は鎧を着ていた。

ジャンヌ「そして、これをここで留めて…、」
フェイ「身動きとれない…。」
信助「前が見えないよー!!」
天馬「それ、サイズが合ってないって。」

皆は剣を持った。

黄名子「うわっ!!重っ!!」
美咲「よくこんな物が振り回せますね…。」
ジャンヌ「えっと…、実は私も上手く使えないんです。」
直紀「そうなのか?」
ジャンヌ「…それでも、必要とあらば剣を抜かなければなりません。どんなに恐ろしくても…。」

その時、輝姫が急に倒れた。

直紀「輝姫?!どうした?!」
ジャンヌ「大丈夫ですか?!」

直後、輝姫は目を覚ました。

杏樹「輝姫…?!」
輝姫「…我も一緒に行こう。」
全「「「えええぇぇぇっ?!」」」
美咲「きらちゃん…、声が…!!」
輝姫「我も一緒に行こう。」
霧野「ジャンヌ…。」
ジャンヌ「えっと…、貴女の大きさなら隙間に入ると思いますし…。良いですよ。私も心強いです。今、鎧を持ってきますね。」
輝姫「必要ない。」
ジャンヌ「えっ?でも…、」
輝姫「敵が来たら、我の吹雪で凍らせればいいだけだ。」
杏樹「直紀さん…、輝姫の様子、変ですよ…?」
直紀「ああ…。まるで、何かに操られているみたいだ…。」

その時、又輝姫が倒れた。が、すぐに目を覚ます。

ジャンヌ「だ、大丈夫ですか?」
輝姫『…どうしたんですか?』
ジャンヌ「えっ?」

気がついた輝姫は、元の通り声失っていた。

直紀「又か…。」
杏樹「輝姫が記憶を失う事…、多くなりましたね…。」
ジャンヌ「えっと…、一緒に行けそうですか?」
輝姫『ジャンヌさんが私についてきてほしいのなら、一緒に行きますよ!』
ジャンヌ「良かった〜!貴方達が一緒だと心強いです。えっと…、」
霧野「名前か?霧野蘭丸だ。こっちが白炎輝姫。」
ジャンヌ「蘭丸…、輝姫…。宜しくお願い致します。」

皆は外に出た。

霧野「皆!ジャンヌを護るんだ。いつもの試合の様に、気を引き締めて行こう!」
全「「「はい!!!」」」
天馬「ジャンヌさんの力は目覚めるかな…?」
フェイ「必ず目覚めるさ!絶対にミキシマックスを成功させなくちゃ!」
黄名子「仲間の勇気を奮い立たせ、鉄壁の護りに変える力、どんなになるやんね!」

そこへ鎧を纏った輝姫とジャンヌが来た。

霧野「行こう!」
ジャンヌ「はい!」

皆は馬車に乗った。

輝姫『シャルル王子、援軍を出してくれると良いですね!』
ジャンヌ「はい。それが神のご意志なのですから。」
天馬「それにしても酷い…。」

盾や剣が無残に散らばっている。

ジャンヌ「長い間、戦争が続いているのです。」
信助「だから、ジャンヌが立ち上がったんだね。」
ジャンヌ「神は私にフランスを救えと告げられました。でも…、」
剣城「その話を、シャルル王子が信じてくれるかが問題だな。」
天馬「でも、歴史ではジャンヌはシャルル王子に会える筈何だよね?」
フェイ「歴史は不安定になってる。門前払いをくらう可能性は、十分にあるよ。」
天馬「そんな…。」

ジャンヌは心配そうな顔をした。

霧野「大丈夫だ、ジャンヌ。俺達がついてる。」
ジャンヌ「有難う…。」
輝姫『お城だ!』
ジャンヌ「神よ…。私に勇気を…。」

ジャンヌはネックレスを持ち、そう願った。




***
姫佳「ジャンヌと輝姫のやり取りを書くのが楽し過ぎるwww」
輝姫『でも、ミキシマックスするのは私じゃないよ?』
姫佳「性格上、気が合うって事でb」
太陽「後、輝姫の様子がおかしかったんだけど…。」
姫佳「三国志編からさらにおかしくなるよ!b」←
輝姫『えっ;』
姫佳「では、コメ待ってます☆」