二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.614 )
日時: 2013/02/16 17:42
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 来週から学期末テスト週間です。ふざけんなよこの野郎((

「初めての本命チョコ」


発端は、美咲の一言から始まった———

美咲「ねえねえ!皆は今年、誰にチョコあげる?」
葵「あっ、そういえば明後日バレンタインだね〜。私は、サッカー部の皆と友達かな!」
美咲「私も私も!つきのんは?」
杏樹「私も同じです。皆さんには、いつもお世話になっているので。」
美咲「きらちゃんは?!誰にチョコあげるの?」
輝姫「へっ?私は…、サッカー部の皆と友達と直にぃと太陽…、かな。」
美咲「やっぱり太陽君には本命だよね?何作るか決まった?」
輝姫「ほほ、本命?!///」

私は驚いて教科書を落としてしまった。(理科室に移動中)

杏樹「輝姫、大丈夫ですか?」

杏樹が教科書を拾ってくれた。

輝姫「あ、有難う…。」

そっか…。今年から太陽にあげるチョコは「本命」何だ…。


円堂「今日の練習はここまでだ!!」
全「「「有難うございました!!!」」」
信助「今日の練習も疲れたね〜…^^;」
天馬「うん…。あっ!そうだ!今日、家でご飯食べて行かない?」
信助「えっ?良いの?!」
葵「じゃあ、お邪魔しちゃおうかな!輝姫ちゃんはどうする?」
輝姫「私は寄る所があるから…、御免ね。又誘って!それじゃあ、お疲れ様でした!お先に失礼します!」

私はサッカー塔を後にした。


〜本屋〜

輝姫「あっ…、あった。」

今はバレンタインも近いという事で、チョコのレシピ本は簡単に見つかった。

輝姫「本命チョコって…、どんなの作れば良いのかな…?」

私は本を捲る。本命チョコは好きな人に渡すチョコという事で、どれも気合の入った本格的なスイーツばかりだ。

輝姫「ガトーショコラかぁ…。ホールだと、持って行くの大変そうだなぁ…。それに、太陽も持って帰るの大変そうだし…。」

それに…、どうせならその場で食べて貰いたいし…。

「今年のバレンタインは、気合入ってるな。」
輝姫「へっ?!」

後ろから声をかけられ、振り返ると直にぃの姿が。

輝姫「吃驚したぁ…。直にぃ、何でこんな所に?」
直紀「前から読んでた小説の新刊が、今日発売だったからね。買いに来たら、本を真剣に読んでいる輝姫がいたから。」
輝姫「そうだったんだ…。」

私は本屋を出て、直にぃと帰る事に。

直紀「バレンタインか…。今年は大変だろうな〜。輝姫。」
輝姫「何で?」
直紀「太陽はモテるから、気合入れてチョコ作らないと、周りの子に先越されちゃうよ?」
輝姫「Σうっ…;」

私が一番気にしてたところ…。確かに、太陽はモテる。性格良いし、サッカー上手いし、カッコいいし。

輝姫「が、頑張る…!!」
直紀「あまり無理はしない様にね^^;」


輝姫「ただいま〜。」
ティアラ「お帰り〜!ご飯、できてるよ〜!」
マーク「お帰り。今日はいつもより遅かったな。」
太陽「輝姫、練習お疲れ様!」
輝姫「きゃああっ?!なな、何で太陽がここに?!」
太陽「何で変な人見た時みたいに叫ぶのさ!」

「彼氏に対して失礼じゃないか!!」と怒る太陽。

輝姫「ご、御免…。でも、何でここに?」
太陽「前に輝姫に借りたCD返しに来たんだ。そしたら、ティアラさんが夕食食べて行かないかって誘ってくれたんだよ。」
輝姫「そ、そうだったんだ…。」
ティアラ「ほら、お腹すいたでしょ?早く座って座って!」
輝姫「は〜い。」

鞄をソファに置き、私は食卓に座った。

マーク「それにしても、今日は遅かったな。練習、長引いたのか?」
輝姫「えっと…、まぁそんな感じです…;」

実は、本屋でバレンタインチョコのレシピ見てました、何て口が裂けても言えない!!><

太陽「こんなに練習するって事は、どこかと試合するの?」
輝姫「そ、そういう訳じゃないんだけど…;」

恋する女の子には、色々と事情があるんです!!


〜翌日 雷門中〜

輝姫「うあ〜…。決まらないよ〜…。」
杏樹「どうしたんですか?」
輝姫「明日、バレンタインじゃん?太陽にあげるチョコ、何作って良いか分からなくて…。」
杏樹「…私は、本命とかよく分からないとですけど…。輝姫が作る物なら、何でも喜んでくれると思いますよ?」
輝姫「そうかなぁ…?」
杏樹「それがよく分かってるのは、輝姫自身じゃないですか。」

杏樹が微笑みながらそう言った。

輝姫「…うん!私、頑張る!!」


今日は、運良く部活がお休み。という事で、時間はたっぷりある。私は杏樹と美咲、葵を家に招いて一緒にチョコ作りをする事に。

葵「サッカー部の皆、喜んでくれるかな?」
美咲「絶対に喜んでくれるよ!!」

皆と楽しくお喋りしながらのお菓子作り。私は、今迄こういう経験はなかったから凄く楽しい。

輝姫「あっ!このラッピング、可愛い!!どうやるの?」
杏樹「これは、このラッピングシートで…、」
ティアラ「どう?進んでる?」
美咲「はい!お蔭様で!」
杏樹「有難うございます。こんな立派なキッチンを貸して頂いて…。」
ティアラ「気にしないで!バレンタインは、女の子のビッグイベントだからね♪好きなだけ使って!」
輝姫「有難う!ティアラ姉!」

ティアラ「バレンタインかぁ…。懐かしいなぁ…。こことラティアと、3人でチョコ作ったっけ。」
マーク「常夏の島でバレンタイン迎えた事もあったな。」
ティアラ「あの時は、FFIの真っ最中だったもんね〜。」


〜バレンタイン当日〜

美咲「きらちゃん!!周りの子達に負けちゃ駄目だよ!!」
葵「そうそう!自信持って!!」
杏樹「応援しています。頑張って下さいね。」
輝姫「有難う!!それじゃあ、行ってきます!!」

練習後、私は新雲学園に向かう為、私は電車に乗った。

輝姫「うわぁ…。満員だなぁ…。」

この時間帯は満員らしく、中はギュウギュウだった。私は何とか座席に座った。

輝姫「ふぅ…。それにしても、人が多くて息苦しいなぁ…。」


1時間後、ようやく新雲学園に着いた。正門前は、女の子達でいっぱいだった。中には、近所の学校らしき子もいる。

「サッカー部、早く出てこないかな?!」
「ねぇ、誰にチョコ渡す?」
「私はやっぱり太陽君かなー!!キャプテンだし、明るくてカッコいいし!!」
「だよねだよね〜!!でも、太陽君彼女できたって噂だよ?」
「嘘?!やだー!!私、狙ってたのにー!!」

…今、貴女方の数m後ろにいる私がそう何ですけど…;
でも、やっぱり太陽ってモテるんだなぁ…。しかも、可愛い子多いし…。私も、少し位メイクとかして来れば良かったなぁ…。

「おい、あの子誰だ?」
「この辺じゃ見かけない子だな…。」
「あっ!あの子、左右の目の色が違うぜ!!」

気のせいかな…?何か私、目立ってる…?

「ねぇ、君どこの生徒?」
「あっ!!この制服、雷門中じゃね?」
輝姫「え、えっと…、」

私の周りに、ぞろぞろと人が集まってきた。皆が、物珍しそうな顔で私を見る。

『お前の目、気持ち悪いんだよ!!』
『あっちに行け!!化け物!!』

過去の嫌な記憶と重なる景色。私は恐くなり、その場に蹲った。


〜太陽視点〜

部活が終わり、駅に向かおうとしたら、正門は人混みだらけ。これじゃあ、電車の時間には間に合いそうもないか…。仕方なく裏口からこっそり出る事に。遠回りになるけど…、電車の時間には間に合うか…。

「えっ?!それ、マジかよ?!」
「ああ!今、皆が騒いでる!!俺達も行ってみようぜ!!」

先程まで練習していた野球部が、ぞろぞろと正門前に向かう。

太陽「ねぇ、何かあったの?」
「あっ!太陽!実はさ、今学校前に雷門中の生徒が来てるんだって!」

えっ?!雷門中って…、輝姫や天馬達が通ってる学校…。でも、どうして雷門の生徒がこんな所に…?

「しかも、その子超可愛くてさ!!オッドアイだって!!珍しいよなー!!」
太陽「はっ?!オッドアイって…?!」
「ほら!左右の目の色が違うってやつ!その子は、水色と黄色らしいけど…。」

その瞬間、僕は急いで正門に向かった。水色と黄色のオッドアイの雷門中の生徒…。そんなの1人しかない。

僕が出てきた瞬間、正門前にいた女の子達が騒ぎ始めた。でも、今はそれ所じゃない。人混みを掻き分け、何とか先頭に出る。そこには、涙目で蹲っている輝姫の姿が。

太陽「輝姫…。」
輝姫「たい…、よう…、」

輝姫は消えそうな声で僕の名を呼んだ直後、抱き着いてきた。

太陽「…何かされたの?」

僕が訪ねても、輝姫は只々首を横に振るだけ。

太陽「…これは一体どういう事?」

僕は一番前にいた男子生徒に尋ねた。

「お、俺達は何もしてないさ!!ただ、彼女が急に泣き出して…、」

…成程。何となく状況が読めてきた。皆は輝姫のオッドアイ目当てで近付いてきた。それが、輝姫には苛められていた頃のトラウマと重なった…、って所かな。

太陽「君達が興味本位で近付いた事によって、彼女に恐怖心が芽生えたんだ。輝姫は人形でも見せ物でもない。だから、そういう興味本位で彼女に近付かないでほしい。」

僕が手を伸ばすと、輝姫は恐る恐る手を握った。


〜輝姫視点〜

連れて来られた場所は、学校から少し離れた広場だった。

太陽「で、どうしてこんな所に?」
輝姫「えっと…、これ渡したくて…、」

私は綺麗にラッピングされたチョコを手渡した。

太陽「これ…、チョコだよね…?わざわざこの為に学校まで?」
輝姫「うん…。その…、太陽に私のチョコを一番最初に食べて貰いたくて…。でも、もう女の子から沢山チョコ貰ったんでしょ?」
太陽「貰ったけど…、まだ食べてないよ。」
輝姫「ほ、本当に?!」
太陽「うん。ていうか、そんなに食べてほしかったなら朝渡せばいいのに。」
輝姫「忙しくて迷惑かなぁって思って…、」
太陽「そういう所、輝姫らしいよねwww」

太陽は箱を開けた。中には、ハート形のチョコクッキー。

輝姫「クッキーなら、食べ易いと思って…。」
太陽「…うん!凄く美味しい!!」
輝姫「良かった〜!!」
太陽「でも、もうこんな無茶したら駄目だよ?」
輝姫「御免なさい…。」

その後、私達は手を繋いで家に帰った。




***
姫佳「ハッピーバレンタイン!!」
太陽「もう2日も過ぎてるけどね。」
姫佳「煩いな!!色々と忙しかったんだよ!!課題とか課題とか課題とk((ry」
輝姫「姫佳は、誰かにチョコあげたんですか?」
姫佳「うん!友達とか、同じ部活の子にね!後、沢山貰ったww後ね、最近うたプリが熱い!!翔ちゃんマジ天使!!可愛い!!嫁入りけっt((蹴」
輝姫「では、コメント待ってます^^」