二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.64 )
日時: 2012/11/06 20:43
名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: kM82Y1ex)
参照: 明日は商業部の大会!!

第2話「フェイ・ルーン登場!!」


輝姫は思わず目を瞑った。その時、誰かがボールを奪った。輝姫が恐る恐る目を開けると、そこにはエメラルドグリーンの髪をした少年がいた。

「女の子に随分と酷い事するんだね。…大丈夫?」
輝姫「は、はい。あ、有難うございます!」

輝姫は少年の手を借り、立ち上がった。

アルファ「…何者だ?」
「僕の名前は『フェイ・ルーン』。彼等と同じ、サッカーを必要としている者さ。1人をいたぶって楽しい?だったら勝負しようよ。」
アルファ「勝負?どういう勝負だ?」

フェイが合図を出すと、8人の少年少女が現れた。

フェイ「これでどう?」
アルファ「…分かった。」

天馬と輝姫もユニフォームに着替えた。

アルファ「我々は『プロトコル・オメガ』というチーム名で登録した。お前達のチーム名は?」
フェイ「そっか。即席のチームだから、まだ名前が無いんだよね…。う〜ん…。僕達は…、じゃあ『テンマーズ』だ!」
天馬「えっ?て、テンマーズ…?」
フェイ「天馬のチームだから、テンマーズ。ピッタリじゃん!はい、これ。」

フェイはキャプテンマークを天馬に差しだす。

天馬「これは…?」
フェイ「君はキャプテンなんだろ?」

試合開始。プロトコル・オメガが高速でパスを回す。

天馬「何だよこれ?!」
フェイ「大丈夫、目が慣れてないだけだよ。さぁ、戦うよ!」

輝姫がボールを奪い、あっという間にDF陣を抜く。

天馬「輝姫…、凄い!!」
フェイ「成程…。『光の氷炎姫(アイスファイアプリンセス)』と呼ばれるだけはあるな。」

輝姫からフェイにパスが回る。フェイがバウンサーラビットを打つが、キーパーコマンド03に止められてしまった。その後も激しい攻防が続く。フラクタルハウスでアルファを止めようとしたが、破られてしまった。アルファがシュートコマンド01を打つが、エクセレントブレストに止められてしまった。

アルファ「…やるな。」
フェイ「点は入れさせないよ!」

テンマーズのパスをアルファがカット。

アルファ「天空の支配者鳳凰!アームド!!」

その時、アルファの姿が変わった。

輝姫・天馬「「?!」」

アルファのシュートが決まり、0‐1で先取点を奪われてしまった。

輝姫「あれは一体…?!」
フェイ「化身を体に融合させて、鎧として纏う事で自分自身の姿を変化させる。あれが『化身アームド』さ。」
天馬「化身を鎧に…?!」
フェイ「使える時間は限られているけど、化身を離れてコントロールするよりも、はるかに大きな力を発揮できるんだ。」
輝姫「そんな事ができるなんて…!!」

その後もプロトコル・オメガの激しい攻撃は続く。

フェイ「得点よりも、痛めつけるのが目的って事か!!」
天馬「どうすれば…?」
フェイ「大丈夫、間もなくだ。」
輝姫「確かに、前半はもうすぐ終わるけど…。」
フェイ「それもあるけど…、僕が待っているのは別の事さ。」
輝姫・天馬「「えっ?」」
フェイ「来るよ。3、2、1…、」

その時、空中に雷門のキャラバンが現れた。

天馬「あれは…!!」
「おぉ!天馬君!輝姫ちゃん!御機嫌よう!!」
輝姫「…熊?」
フェイ「流石ワンダバ!時間ピッタリ!」

その時、前半が終了した。

「フェイ、試合はどうだ?」
フェイ「ちょっと苦戦中…^^;」
「やはり、この大監督『クラーク・ワンダバット』様がいないと駄目みたいだな。」
天馬「えっ?!監督?!熊でしょ?!しかも、ぬいぐるみだし…。」

その時、フェイが合図を出すと。少年少女が消えた。

輝姫・天馬「「えぇっ?!消えた?!」」
フェイ「言ってなかったね。彼等は僕が出している化身の一種『デュプリ』と呼ばれる代行選手さ。彼等は実態じゃないんだ。」
輝姫「じゃあ、本当はいないって事?」
ワンダバ「天馬君、安心してくれ。君とサッカーとの出会いの歴史は元通りにしておいた。」
天馬「そうなんですか…?」
フェイ「歴史の変更は、定着するまで時間がかかる。変えられた直後であればある程、元に戻り易いんだ。」

輝姫と天馬は頭に?を浮かべる。

フェイ「あっ!!それと、頼んでおいた奴採ってきてくれた?!」
ワンダバ「勿論だ!このワンダバ様に不可能はない!!」
フェイ「本当?!凄いじゃん!!早く見せてみせて!!」
ワンダバ「慌てなさんなって!しかし、命懸けだったんだぞ?!感謝しろよ!!よぉし!!いくぞ!!」

ワンダバ銃の様な物を撃った。

天馬「これは…、恐竜?!」
フェイ「ティラノザウルスだよ!」
ワンダバ「ではフェイ、ミキシマックスだ!!」
フェイ「OK!」

ワンダバはもう片方の銃をフェイに撃ちつけた。

輝姫「何が起こってるの…?!」

その時、フェイの姿が変化した。

天馬「フェイ!大丈夫?!」
フェイ「ああ。これが『ミキシマックス』だ!ミキシマックスガンによって、僕の個性とティラノザウルスの個性が合わさったのさ。それがこの姿。」
天馬「そうなんだ…。」
ワンダバ「そういう事!」

再びデュプリが現れ、後半開始。フェイにパスが回り、一気に3人抜いた。

輝姫「凄い…!さっきまでとは格段に違う…!!」

天馬にパスが回り、2人を抜くがボールを奪われてしまった。が、新技「ワンダートラップ」で奪い返す。そこに相手が2人立ち塞がったが、新技「アグレッシブビート」で抜いた。

輝姫「天馬、凄い!!」

フェイにパスが回り、古代の牙が決まった。1‐1の同点。

天馬「やった〜!!同点だ!!」

試合再開、アルファがいきなり化身アームド。タクティクスAX3でテンマーズの動きを鈍らせた。アルファのシュートが決まり、1‐2で逆転されてしまった。

天馬「大丈夫?」
フェイ「デュプリ8人は、流石にオーラの消耗が激しいんだ。でも、やるしかない!」
輝姫「フェイ…。」

その時、輝姫が目を閉じた。

フェイ「輝姫?」
輝姫「…私、やってみる!」
天馬「やるって何を?」
輝姫「化身アームド!レシラムができるかも、って!」
天馬「えぇっ?!」

試合開始。

輝姫「白陽ポケモンレシラム!アームド!!」

その時、輝姫は美しい白の鎧が纏った。

天馬「凄い!!本当にできちゃった…!!」

輝姫とアルファがボールを奪い合う。その時、アルファに通信が入った様だ。

フェイ「どうしたアルファ?」
アルファ「この試合、中止とする。」
輝姫「フェイ、これって…、」
フェイ「じゃあ、棄権って事で僕達の勝ちだな。」

プロトコル・オメガは去って行った。

天馬「フェイ!ねぇ教えて!今、何が起こってるの?!サッカー部は…、サッカーはどうなるの?!フェイ!!」


「…やはりか…。」
「どうした?」
「…あの時、どうしてレシラムが出てこなかったか分かるか?」
「そりゃあ…、輝姫の危険に気がつかなかったからじゃないのか?」
「それはない。レシラムは、輝姫の心の中にいる。だから、誰よりも早く輝姫の変化に気がつく筈だ。」
「じゃあ、どうして…?」
「…恐らく、『出られなかった』んだ。大きな力に抑え込まれてな…。」
「?!それってまさか…!!」
「…ああ。奴が少しずつ目覚め始めているんだ。」




***
姫佳「遂に、次回からタイムジャンプ!!円堂時代に突入です♪」
輝姫「今回は随分長いですね…;」
姫佳「仕方ないじゃん!どこで区切ったらいいか分らなかったのだよ!!」←
太陽「後、最後の会話は何?」
輝姫「あれは、これから物語が進むにつれて明らかになります!!では、コメ待ってます^^」