二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.687 )
日時: 2013/02/27 16:55
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 期末3日目終了!!

第45話「結束!雷門とエルドラド!!」


神童「大丈夫か?!皆!!」
天馬「は、はい…;」
錦「いきなり何なんぜよ…。」

皆が落ちた所は見覚えがない所だった。

美咲「ここ、どこだろう…?」
杏樹「アーサー王の世界ではないみたいですね…。」
輝姫「…あれ?暗莉と白竜がいない…。」
太陽「本当だ…。あの時に別れちゃったみたいだね…。」

その時、天井が光り現れたのは三国達だった。

三国「どうしてこんな所に?」
天馬「三国先輩達こそ!」
速水「それが、訳分からないんですよ…。練習してたらいきなり…、」
「諸君、ようこそエルドラドへ。」
輝姫「エルドラド…?」

そこへ2人の男性が現れた。

霧野「あいつは、パーフェクト・カスケイドの監督!」
神童「あいつ等が俺達をここに…?」
サカマキ「ここは、君達の時代から200年後の未来都市セントエルダにあるエルドラドの本部だ。そして、この方が最高意志決定機関統合議会エルドラドの『トウドウ議長』だ。」
輝姫「この人が…、サッカーを消そうとした張本人…。」
神童「俺達をどうする気だ?!」
トウドウ「ここへ来て貰ったのは、話し合う為だ。」
神童「話し合う事などない!!」
天馬「サッカーは必ず取り返してみせる!!」
トウドウ「その事なら心配ない。」

トウドウが合図を出すと、皆の前にサッカー塔の写真が現れた。

トウドウ「サッカーの歴史は戻しておいた。」
信助「サッカー塔が元に戻ってる!」
神童「どういう事だ…?」
剣城「何を企んでいる?!」
トウドウ「君達には、これより我々に協力して貰いたい。」
天馬「協力?!」
トウドウ「エルドラドが、セカンドステージチルドレンと戦っているのは知っているな?君達にも我々と共に戦って貰う。」
車田「幾らサッカーを返したからって、誰がお前達何かに協力するものか!!」
トウドウ「するさ。」
車田「何?!」
トウドウ「奴等の手には、円堂守が閉じ込められたクロノストーンがある。」
天馬「円堂監督が…、セカンドステージチルドレンに?!」
サカマキ「彼を救う為にも、奴等は倒さねばならないのだ。」
錦「だからって、お前等何かに手を貸す訳にはいかんぜよ!」
霧野「円堂監督は、俺達の手で助け出してみせる!お前達の様な悪と共に戦う積りはない!!」
トウドウ「何故、我々を悪と言い切れるのだ?」
霧野「何?!」
トウドウ「我々がサッカーを消そうとした理由を知っているかね?」
フェイ「それは、サッカーを消す事でサッカーから生まれた存在であるセカンドステージチルドレンを消す為!」
トウドウ「その通りだ。それは即ち、世界を救う為なのだ。」
葵「どういう事?!」
トウドウ「それを理解する為には、今この時代で起こっている事を知って貰わねばならない。」

トウドウはこう話した。セカンドステージチルドレンは、進化した遺伝子「SSC遺伝子」を持つ子供達で、その頭脳と身体能力は恐るべきレベルに達している。中には、テレパシーや念動力等を持つ者達もいる。
彼等は元々、人目につかない所でひっそりと暮らしていた。が、1年前「フェーダ」という組織の名の元に、エルドラドに宣戦布告をしてきた。
彼等は、自らの内にある破壊のオーラを、特殊なアンプルに込めて発射する武器を使い、エルドラドに襲い掛かってきた。その威力は、軍の兵器にも匹敵する。
勿論、エルドラドも対抗したが、セカンドステージチルドレンの能力は、警察や治安部隊の静止を物ともせず、あらゆる施設の破壊を繰り返した。まさに、子供の皮を被った恐怖の軍隊だ。

トウドウ「この儘では、世界は彼等に支配される。いや、人類は滅ぼされてしまう!だからこそ、我々は決断した。その遺伝子を産む要因となったサッカーを消して、彼等が産まれるタイムルートを消去する事。それしか手はないと判断したのだ。…これで分かったかな?世界を救うといった意味が。」
杏樹「でも、どうして宣戦布告何てしてきたんでしょう…。目的は何なんですか?」
トウドウ「彼等は、世界を支配し様としている。自分達の世界を創る為にな。」
輝姫「自分達の世界?」
トウドウ「彼等の存在を恐れ、受け入れなかった者達への復讐だよ。…だが数日前、彼等は我々に『ラグナロク』を提案してきたのだ。」
美咲「ラグナロク?」
トウドウ「ラグナロクとは、世界最高意思決定機関の実験を賭けたサッカーの試合。彼等は、サッカーの試合を戦争に見立てているのだ。」

全員は驚愕した。

輝姫「サッカーで戦争…?!」
トウドウ「もし、その試合に負ける様な事があれば、世界は支配されてしまう。」
三国「けど、分からないな…。何で今になってそんな提案をしてきたんだ?そんな力があるのなら、今迄通りに戦ってもいずれは世界を自分達のものにできるんじゃないのか?」
信助「言われてみればそうですね…。」
サカマキ「自分達の存在を認めさせたいのだ。それに…、彼等には時間がない。セカンドステージチルドレンは、確かに人間離れした能力を持っている。しかしその一方、寿命が極めて短くなってしまう様なのだ。つまり彼等は、大人になれない。」
トウドウ「大半は、20歳になる前に寿命を迎えるという事だ。」
フェイ「そんな…!」
トウドウ「それ故に急いでいるのだ。自分達の命がある内に、世界をその手に治め様とな。ならば我々も、持てる力の全てを結集して彼等を倒す。」
葵「倒すって…?!」
トウドウ「殺すのではない。彼等に力を示すのだ。彼等は、自分達の遺伝子こそが生き残るもので、我々は滅ぶべきだと主張している。彼等ばかりが優れている訳ではないと知らしめれば、彼等の考えを替えさせる事ができる。その為に、君達にはエルドラドのメンバーとしてラグナロクで戦って貰う!」

全員は驚愕した。そして、悩んだ。

天馬「やりましょうよ!!俺達の目的は、サッカーを守る事ですよね?そして、セカンドステージチルドレンはサッカーの未来が生み出す者。その彼等が世界を破壊してしまったら、サッカーを守った事にならないです!!だったら、セカンドステージチルドレンに勝って、サッカーのせいで未来に悪い事が起きない様にするべきですよ!!俺、サッカーを守りたいんです!!」
葵「天馬…!!」
神童「…天馬の言う通りだな。皆!この試合、うけて立とう!」

皆も頷いた。

輝姫「で、ラグナロクとはどういう試合何ですか?」
サカマキ「各勢力から3チームの代表を出し、3試合を行う。そして、勝利数の多い方が勝ちだ。」
美咲「意外とシンプルなルールだね…。」
トウドウ「しかし、この戦いには世界の運命が懸っている。」
サカマキ「君達の仲間を紹介する。」

そこには、プロトコル・オメガの面々が。

神童「俺達とエルドラドのプレーヤーで、混成チームを作ろうというのか…!」
錦「そんなの必要ないぜよ!こっちは、時空最強の一歩手前まで来てるぜよ!わし等だけで十分ぜよ!!」
大介「駄目だ!!何度も言っとるだろう!!11人が揃わねば、本来の力の半分も出ん!サッカーは、11人によるハーモニーだと!!」
錦「だとしてもぜよ…;」
大介「今の我々と、エルドラドのチーム力はほぼ互角。手を組むのは得策と言えなくもない!」
「大介さんの言う通りだ。ここは、エルドラドの提案をのむ方が良いだろう。」
天馬「鬼道さんに豪炎寺さん?!」
輝姫「直にぃも!何でここに?!」
トウドウ「私が呼んだのだ。2人とサカマキには、各チームの監督をして貰う。」
太陽「じゃあ、直にぃは?」
直紀「僕はコーチって感じかな。」

その時、ワンダバがショックで崩れた。

トウドウ「我々はどうあっても勝利せねばならんのだ。人類の命運を懸けた最終戦争ラグナロクに!!」

グラウンドに移動し、チーム分けが発表された。輝姫は豪炎寺のチームで、太陽や天馬と一緒だった。

直紀「このチームなら、何とかやっていけるだろ?」
輝姫「もしかして、直にぃが頼んでくれたの?」
直紀「まあね。」
輝姫「有難う!私、頑張るね!」

こうして各チーム練習が始まった。

信助からレイザにパス。レイザの前に、霧野が立ちはだかった。レイザは速水にパスを出すが、速過ぎて届かなかった。

杏樹「プレーがちぐはぐで、全然連携が取れてないですね…。」
美咲「大丈夫かなぁ…?」

輝姫がゴール前に攻め上がる。

輝姫「境界ポケモンキュレム!!…あれ?」
太陽「どうしたの?」
輝姫「キュレムが出てこない…。」
信助「アームドできたから、認められたんじゃなかったの?」
輝姫「う〜ん…。もしかして、まぐれだったのかな…?」

豪炎寺「輝姫!今度はレシラムだ!!」

輝姫「はい!よ〜し…。白陽ポケモンレシラム!!」

が、レシラムも出てこなかった。

輝姫「な、何で化身が使えないの…?!」

直紀「…もしかしたら、心が少し不安定なのかもしれません。プロトコル・オメガともまだ打ち解けていませんし…。」
豪炎寺「そうか…。」

結局、輝姫は一度も化身を出す事ができず、練習を終えた。

輝姫「御免なさい!!試合までには、絶対に化身を出せる様になりますから…!!」
豪炎寺「焦りは禁物だ。ゆっくり調子を取り戻して行けばいい。」
天馬「そうだよ!試合は3日後、それまでにきっと化身出せる様になるよ!」
輝姫「う、うん…。」


その夜、輝姫は太陽と天馬と一緒に練習していた。

輝姫「あっ!!」

輝姫は簡単にボールを奪われてしまった。

太陽「輝姫、どうしたの?いつものキレがないよ?」
直紀「スランプかもな…。」
輝姫(試合は3日後…。早く調子を取り戻さないと!!)
直紀「少し休憩しようか?」
輝姫「大丈夫…。もう一度お願い!!」

輝姫は再び攻め上がる。何とか太陽と天馬を抜き、シュート体勢に入った。その時、

輝姫「…っ?!」

輝姫の体が硬直した。

太陽「輝姫、どうしたの?」

異変に気付いた太陽と天馬が駆け寄る。

輝姫「嘘よ…。こんなの嘘よっ!!」

輝姫はもう一度シュート体勢に入ったが、やはり体が硬直してしまう。

輝姫「何で…?!どうしてシュートできないの?!」

輝姫がドリブルをし様としたその時、又も体が硬直した。

太陽「輝姫…、まさか…、」
輝姫「私っ…、





                    ———サッカーができなくなった…?!」




***
姫佳「久々の更新です☆」
輝姫「テスト期間じゃないんですか?」
姫佳「明日が卒業式の準備で、明後日が卒業式だから暫くテスト無いんだ〜♪」
太陽「…で、こんなとんでもない展開にしちゃった訳か…^言^」
天馬「どうしてくれるのかなぁ…。世界の運命が懸ってるのに…^言^」
姫佳「いや、これには色々訳がありまして…;;…あっ、次回は暗莉達にスポットを当てます!!セカンドステージチルドレンの新キャラも登場するのでお楽しみn((殴」
全「「「そんな事言ってる場合か!!!(怒)」」」
輝姫「で、では、コメント待ってます!」