二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.868 )
日時: 2013/03/20 16:14
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 春休みの目標「二次元に浸る!!」以上!!←

第56話「輝姫の新たな力」


皆が一斉に輝姫に駆け寄った。

美咲「きらちゃん!間に合ったって事は…!!」
輝姫「うん!手に入れて来たよ!11の力!」
豪炎寺「影山、輝姫と交代だ。」
影山「はい!」

後半開始。相手が素早いパス回しで攻め上がる。その時、輝姫は目を閉じた。フェイが横を通り過ぎる。

美咲「えっ?!きらちゃん?!」
葵「どうして何もしないの?!」
杏樹「…聞いているんですよ、声を。」
美咲「声…?」
直紀「まぁ、見てれば分かるさ。」

フェイがエルドラド03の選手達を跳ね除け、攻め上がる。

輝姫(フェイ…、)
『輝姫、集中力を切らすな。』
輝姫(う、うん!)

フェイが逆サイドに攻め上がってきた仲間にパスを出そうとした。

『今だ!』

輝姫は物凄いスピードでDFラインに攻め上がる。そして、パスをカットした。スタジアムに衝撃が走る。

美咲「な、何?!今の速さ!!全然見えなかったよ?!」
杏樹「まだまだこれからですよ。」

フェイが輝姫からボールを奪おうとしたが、輝姫はレイザへロングパス。が、ボールを奪われてしまった。直後、輝姫がボールを奪い返す。相手が輝姫からボールを奪おうとする。

輝姫「よっと!…ああもう!しつこい!声が聞こえないでしょ!!」

輝姫は巧みなプレーで相手を翻弄し、天馬、レイ・ルクへとパスが繋がる。レイ・ルクが輝姫にパス。

『そろそろ行くか。』
輝姫「了解!ミキシトランス!ゼクロム!!」

ミキシマックスした輝姫の姿は、黒髪のツインテールに赤い瞳をしていた。

美咲「ほ、本当にゼクロムとミキシマックスしちゃったの?!」
葵「でも、どうして初めから使わなかったの?」
杏樹「ゼクロムの声を聴いていたんです。」
美咲「ゼクロムの声…?」
直紀「ああ。実は…、」


暗莉からボールを奪った輝姫。暗莉はゼクロムと話をしていた。

暗莉「…ゼクロムが、お前に力を預けたいと言っている。」
輝姫「それじゃあ…!」
暗莉「ゼクロムの力、お前に分け与えよう。」
輝姫「やったー!!」

輝姫は飛び跳ねて喜んだ。

直紀「良かったな…!これで後半には間に合う!」
杏樹「私、ワンダバを呼んで来ます!」
暗莉「その必要はない。」

暗莉はゼクロムを出した。直後、ゼクロムが輝姫を包み込む。

暗莉「こうやれば、直接力を分け与えられるだろう?」

輝姫は目を開けた。

輝姫「凄い…!!力が溢れてくる…!!」
暗莉「これでお前はゼクロムの力を手に入れた。…お前に1つ、忠告しておこう。」
輝姫「何?」
暗莉「ゼクロムの力を使う時は、ゼクロムのペースに合わせろ。自分の事は、自分が一番知っているからな。」
輝姫「でも、どうすれば…?」
暗莉「ゼクロムの声を聴くんだ。レシラムとキュレムを使いこなせるお前なら、容易い事だろう。」


直紀「…という訳さ。」
美咲「それじゃあ、今迄のプレーは全てゼクロムが指示を出していたって事ですか?」
直紀「ああ。」

輝姫の前に相手3人が立ち塞がる。輝姫は天馬にパスを出し、相手を抜いた。

天馬「頼んだよ!輝姫!!」

天馬から輝姫にパス。

輝姫「行くよ!!テクノバスター!!」

炎と雷を纏ったシュートがゴールに突き刺さり、1‐2。

美咲「す…、凄い!!あのシュート、凄いよ!!」
直紀「ああ!想像以上の力だ!」
葵「大介さん!」
大介「ああ!あいつこそ時空最強イレブン『11の力 灼熱の熱風と激震する雷鳴の力で全てを貫く「オールラウンドプレーヤー」』だ!!」

天馬「有難う輝姫!お蔭で1点返せたよ!!」
太陽「動かなかった時は、どうなる事かと思ったけどね…^^;」
輝姫「ゼクロムの声を聴いてたんだ!」

試合再開。フェイが天馬を抜くが、天馬は諦めずボールを奪おうとする。その時、フェイが相手にパスを出した。デコイ・リリースでレイ・ルクを抜き、パスを繋ぐ。その時、霧野が化身アームドで相手からボールを奪った。

杏樹「流れが変わりましたね。」
直紀「ああ。輝姫の1点が、チームに勢いをつけたんだ!」

霧野が速水にパスを出すが、相手に奪われてしまった。相手が豪雪のサイアを出し、アイシクルロードを打つが、化身アームドしたトーブが止めた。
信助から天馬にパス。天馬がフェイを抜き、レイザ、輝姫へとパスを繋ぐ。輝姫が相手3人を抜いた。

輝姫「テクノバスター!!」

輝姫のシュートが決まり2‐2の同点。

ティアラ「輝姫、凄い活躍だね〜!!」
ラティア「そうね…。…これから起こる事も知らずに…。」
フィディオ「どういう事だ?」
ラティア「あの子、壊れるわよ。」

ラティアの冷たい声が、部屋に響き渡る。

マーク「壊れる…?!どういう意味だ?」
ラティア「さぁ…?それが身体から来るものなのか、それとも精神からくるものなのか…。」

ラティアはクスクス笑っている。

ラティア「貴女も意地が悪いわねぇ…。





                             ———暗莉。」

ラティアは後ろを向き、壁に凭れて試合を見ていた少女にそう言った。




***
姫佳「どうしよう、遂にアニメに追いついてしまった。」←
輝姫「でも、今日あるじゃないですか!」
姫佳「…うん。あるよねぇ…。3回戦、いつまで続くのかなぁ…。」
暗莉「さぁ…?」
姫佳「つか君、何かヤバい事やらかしてるじゃん;」
暗莉「((クスッ」
姫佳「ちょ、この子何か恐い笑み浮かべたよ?!;;」
暗莉「では、コメ待ってます!」