二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.933 )
日時: 2013/04/06 10:17
名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
参照: 再びマギにハマってしまった。紅覇様カッコいい!!

第58話「支援者Xの正体!」


神童「父親?!」
ワンダバ「支援者Xが?!」
天馬「フェイ…、本当にお父さんなの?」

皆は衝撃の事実に、只々呆然としている。

フェイ「…何故…、ここにいるの…?」
アスレイ「お前を…、見守っていたかったんだ…。だから…、私はフェーダに…、」
フェイ「…今更、名乗ってどうなるの?」
黄名子「フェイ…。」
アスレイ「フェイ!」
フェイ「…今日は僕を助けたい気分だった。そんな所?」
アスレイ「ち、違う!」
フェイ「…貴方は…、僕を捨てたんじゃなかったの?」

皆は驚いた。

フェイ「僕が恐くて、僕を捨てた!」
アスレイ「それは違う!お前が恐かったからではない!」
フェイ「じゃあ何だよ?!何で僕を1人ぼっちにしたんだ!!」

アスレイは少し黙り込み、やがて口を開いた。

アスレイ「…私は、エルドラドの幹部として、その地位を失う事を恐れた。自分がこれまで築き上げてきた地位を…。お前の事がエルドラドに知られれば、お前もただでは済まなかったろう。…あれが、お前と私自身を守る、唯一の手段だったのだ。…しかし、私はお前を捨て切れなかった。お前の事が心配になり、フェーダに入った。お前を見守る為に、支援者Xとなって、SARUに近付いた。」
フェイ「…遅いよ…。」

フェイはそう呟いた。

フェイ「遅いよ。もう何もかも遅いんだ!」
アスレイ「遅くはない!フェーダを出るんだ!」

アスレイはフェイに手を伸ばすが、フェイはそれを拒んだ。

フェイ「勝手過ぎる…。皆…、SARUも…。それに…!」

フェイはアスレイを睨んだ。

アスレイ「聞いてくれ、フェイ。この儘フェーダにいたら、お前の心はSARUの邪悪な心に呑み込まれてしまう!」
フェイ「…僕の気持ちは変わらない…。」
天馬「フ、フェイ!兎に角、お父さんの話を聞いてみようよ!」
フェイ「天馬は黙ってて!!」

フェイは涙目で天馬を睨んだ。

黄名子「フェイ!!」
天馬「き、黄名子?!」
黄名子「何聞き分けのない事言ってるやんね!!」
フェイ「何だよ、黄名子…、」
黄名子「言う事聞くやんね。」
フェイ「余計なお世話だ!大体、何で僕に関わってくるの?黄名子には関係ないじゃないか!」
黄名子「関係あるやんね。フェイは…、フェイはうちの子供やんね!」

皆は驚愕して、お互いの顔を見合わせる。

天馬「こ、子供?!」
フェイ「僕が、黄名子の子供…?…何を言い出すかと思えば…、」
アスレイ「黄名子の言っている事は本当だ。」
杏樹「でも、黄名子とフェイは同い年ですよ?」
美咲「親子何てあり得ないですよ!」
ワンダバ「いや、あり得る。」
暗莉「どういう事だ?」
アスレイ「黄名子は、私がタイムジャンプによって、フェイと同年代の少女の時代から連れて来た、紛れもないフェイの母親だ。」
ワンダバ「やはりそうか…。」
アスレイ「私がフェーダにいる間、フェイを護る役を誰にするか迷った。そこで、母である黄名子に頼む事にしたのだ。」

アスレイはそれまでの経緯を説明した。

直紀「急に黄名子がサッカー部の部員になっていたのも、フェイの父親によって行われた、インタラプト修正によるものだったのか…。」
黄名子「お父さんだって、貴方と別れて平気だったんじゃない。ずっと心配してたやんね。だからこそ、支援者Xになったり、私の所に頼みに来たりしたやんね!貴方は1人ぼっち何かじゃなかったんよ。ちゃんと、貴方のお父さんとお母さんに見守られてたんよ!」
フェイ「…そうだったのか…。だから黄名子は僕の事を…、」

フェイは暫く黙りこみ、やがて口を開いた。

フェイ「…今更そんな事知らされたって…、もう後戻りはできない…!信じてくれた皆を…、僕は裏切ったんだ!!僕にはもう…、フェーダを抜けても行く所はない…!」
黄名子「フェイ…、」

その時、天馬がフェイに近付いた。

天馬「あるよフェイ!フェイの帰る場所は、ここにある!」
フェイ「ここに…?」
天馬「当たり前じゃないか!!俺達、これまでずっと一緒にサッカーやってきた仲間だろ?フェイがサッカーを好きだって言った言葉は、絶対に嘘じゃない。だから一緒にサッカーを守ろうとしたんだろ?」
フェイ「!!」
天馬「フェイの帰る場所はここ何だ!絶対、ここ何だ!!」
フェイ「天馬…!」
神童「天馬の言う通りだ。フェイが誰よりも真剣にサッカーを守ろうとしていた事は、俺達が知っている。」
美咲「そうだよ!帰っておいで!フェイ君!!」
フェイ「皆…!」
アスレイ「有難う。天馬君、皆!」
ワンダバ「これで良い…。これで良いんだ…。良かったな、フェイ!」

皆が喜んでいる中、暗莉はそっと抜け出した。


白竜「…良いのか?輝姫は、まだ目覚めてn暗莉「直紀さんは、時期に目覚めると言っていた。恐らく大丈夫だろう。そんな事より…、今はセーナだ。」

暗莉は途中から走り始めた。

暗莉「フェイが雷門に戻る事を知ったら、セーナは…、」
白竜「…!!」
暗莉「兎に角、早く戻らないと…。」


輝姫「んっ…、」

暗莉が抜けた直後、輝姫がようやく目を覚ました。

太陽「輝姫!気がついた?」
輝姫「太陽…?」

輝姫は起き上がり、辺りを見回す。

輝姫「し、試合は?!」
直紀「2‐2の同点で終わった。明日、延長戦が行われる。」
輝姫「そっかぁ…。決着はつかなかったんだね…。」
フェイ「あ、あの…、輝姫…、」

フェイは恐る恐る輝姫に話しかけた。

輝姫「フェイ!もしかして、戻って来てくれたの?!」
フェイ「う、うん…。あの…、大丈夫?」
輝姫「うん!平気平気!そっかぁ…。フェイが戻ってきてくれたのかぁ…!良かった〜!!」

輝姫は嬉しそうに微笑んだ。そんな輝姫を見て、フェイも少しホッとした。

直紀「それで輝姫、何か思い出した?」

直紀の質問に、輝姫は黙り込んだ。

杏樹「輝姫…、どうしたんですか?」
輝姫「…ううん、何でもない。…直にぃ、御免ね。何も思い出せなかったの。何か映像が流れたのは覚えてるんだけど…、眠ったら忘れちゃった。」

輝姫は苦笑しながらそう言った。

直紀「…そうか。まぁ、無事で何よりだよ。念の為、医者に診て貰おう。」
アスレイ「それなら、この近くに心療内科がある。案内しよう。」
輝姫「いえ、大丈夫です。今は、1人になりたいので…。」
美咲「でも、万が一何か遭ったら…。」
輝姫「本当に大丈夫だって!…少し1人になりたいの。先に部屋に帰ってるね。」
フェイ「それなら、僕が送るよ。輝姫が倒れたの、僕のせいだし…。」
輝姫「そんな事ないよ。逆に、フェイの念動波のお蔭で過去に触れられたんだから、感謝しなきゃいけない位だよ!…まぁ、全く覚えてないけどね。」

輝姫はそう言い、部屋に戻って行った。

直紀「…太陽。」

太陽は頷き、輝姫の後を追った。


フェイは一度フェーダに戻る為、通路を歩いていた。すると、話し声が聞こえてきた。

フェイ(輝姫と太陽…?2人で何話してるんだろ…。)

フェイは盗み聞きはいけないと思っていたが、話の内容が気になり、こっそり覗く事に。

太陽「…嘘だよね?」
輝姫「何が?」
太陽「『何も思い出せなかった』って嘘だよね?」

太陽の言葉に、フェイは大きく目を見開いた。

輝姫「…嫌だなぁ、太陽。本当に思い出してn太陽「僕は騙されないよ。何年、輝姫と一緒にいたと思ってるの?今の君の事は、僕が一番よく知っている。」

輝姫は黙り込んだ。

太陽「それに…、直にぃも気付いてるよ。」
輝姫「えっ…、」
太陽「その反応は…、図星と受け取って良いかな?」

輝姫はハッとして口を抑えた。

太陽「別に怒ってる訳じゃないよ。ただ、真実を知りたいだけ。」

輝姫は少し考え、やがて口を開いた。

輝姫「…太陽の言う通りだよ。私は…、















                       過去を思い出した。」




***
姫佳「いや〜、フェイが戻ってきて本当に良かったね〜!!」
輝姫「うんうん!一時は、どうなるかと思いました…^^;」
姫佳「そして、うたプリ2期も始まりました!!」
太陽「何でいきなり話題変えるの(呆)」
姫佳「先輩組が動いてたよおおおお!!話してたよおおおお!!藍ちゃんマジてんs((蹴」
輝姫「そういえば最近、マギにハマったんですよね?」
姫佳「そうそう!!2期超楽しみ!!紅覇様ああああ((殴」
暗莉「一々ウザい。」
姫佳「さて、次回から新展開!最終決戦は、一体どうなるのか?!」
輝姫「では、コメ待ってます☆」