二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGOクロノ・ストーン 光と闇の姫(プリンセス) ( No.950 )
- 日時: 2013/04/07 18:24
- 名前: 姫佳 (ID: kM82Y1ex)
- 参照: 明日から新学期が始まるのだが…、全然実感が無い((エ
第60話「集結!時空最強イレブン!!」
スタジアムの前まで来たフェイは、ベンチに座っている輝姫を見つけた。輝姫はどこか遠くを見つめていた。
フェイ「輝姫!」
輝姫「……あっ、フェイ!お帰り!」
フェイ「ただいま。…こんな所で何してるの?」
フェイも隣に座った。
輝姫「…何となく、外に出たくて。」
輝姫はそう言うと、又遠くを見た。
フェイ「…あのさ、輝姫。」
輝姫「ん?」
フェイ「記憶…、思い出したって本当?」
輝姫は驚いて目を見開いた。
輝姫「…聞いてたの?」
フェイ「通り掛ったら、偶然聞こえて…。御免!」
輝姫「良いよ、わざとじゃないんだし。」
輝姫は溜息を吐くと、フェイに話し始めた。
輝姫「思い出したって言っても、まだ曖昧な所が多いの。…ただ、私の本当の両親は死んでるって事は分かった。」
フェイ「えっ…?!」
輝姫「育ててくれたお母さんがね、言ってたの。『本当の両親は、貴女を産んだ直後に亡くなったのよ。』って。」
フェイ「悲しくないの…?」
輝姫「うん。だって、会った事ないし。私としては、育ててくれた両親が死んだ方が悲しかったかな。」
フェイ「その事…、太陽や直紀さんには…?」
輝姫「話したよ。でも、まだ曖昧だから皆には言ってない。変に気を遣わせて、試合に集中できないかもしれないからね。だから…、フェイも内緒にしててくれる?」
フェイ「勿論だよ。偶然とはいえ、聞いちゃったからね…。ちゃんと守るよ。」
輝姫「有難う!」
輝姫「皆、この部屋で待ってるよ。」
フェイ「う、うん…。」
フェイは少し戸惑った。
輝姫「大丈夫。ねっ!」
フェイ「…うん。」
フェイは深呼吸をし、扉を開けた。すると、中からクラッカーの音が響いた。
全「「「お帰り〜!!!」」」
フェイ「これって…?」
フェイは突然の事に混乱している。
天馬「水鳥さんが考えたんだ!」
水鳥「どうせなら、派手に迎えてやろうと思ってな!」
杏樹「…輝姫、どうしてフェイと一緒にいるんですか?」
輝姫「え、えっと…;」
美咲「あーっ!!きらちゃんいたー!!」
そこへ美咲と葵が走って来た。
葵「輝姫ちゃん!どこ行ってたの?!心配したんだからね!!」
輝姫「え、え〜っと…;」
直紀「パーティーの準備できたら、呼びに行くって言ったよね?」
輝姫「そ、それは…;」
美咲「で、どこ行ってたの?!」
輝姫「…外行ってました。御免なさい。」
太陽「全く…、こっちは凄く心配したんだからね!」
輝姫「だから御免ってばー!そんな事より…、」
全「「「お帰り!!!フェイ!!!」」」
フェイ「有難う…!僕、ここにいてもいいんだね…!」
天馬「当たり前じゃないか!」
フェイは嬉しそうに笑った。
剣城「…だがフェイ、お前の本当の戦いはこれからだぞ。明日の相手は、お前のかつての仲間だ。」
フェイ「大丈夫、戦えるよ。僕はSARUやセーナを救ってやりたいんだ。彼等が閉じこもっている、心の牢獄から…。」
天馬「救う為のサッカーか…。やろうよ皆!フェイの気持ちが、SARU達に届く様に!」
全員は大きく頷いた。すると、大介が出てきた。
大介「注目!!」
信助「どうしたんですか?大介さん、いきなり…。」
大介「お前達、まさか気付いてない訳ではあるまいな。長い道のりではあったが…、これで時空最強イレブンはコンプリートだ!!」
天馬「コンプリート?」
杏樹「…確かに、全員揃っていますね。」
輝姫「本当だ!全然気付かなかった!」
水鳥「待て待て!落ち着け落ち着け。…本当に揃ってるんだろうな?やっぱり抜けてた、何て事ないだろうな?」
美咲「念の為に数えておきましょう!!」
マネージャー達は数え始めた。
葵「…間違いないです!!コンプリートです!!」
茜「やっとコンプリート!」
三国「やったな!天馬!」
車田「お前等なら、必ずやり遂げてくれると思ったぜ!!」
天馬「三国先輩…、車田先輩…!はい!!」
皆は喜び合っている。
ワンダバ「静粛に!静粛に!!うるさーい!!」
輝姫「どうしたの?」
ワンダバ「こうして時空最強イレブンもコンプリートした。ついては、このチームに名前を付けようと思う。」
美咲「名前?」
直紀「確かに、時空最強イレブンとばかり呼んでいられないな…。」
ワンダバ「名前はすでに考えてある。時空最強イレブンその名m大介「時を越え、吹き抜ける暴風『クロノストーム』だ!!フェーダの邪悪な少年達の闇を、吹き飛ばすのだ!!チーム名は『クロノストーム』に決まりだ!!」
輝姫「クロノストーム…、良い名前ですね!」
大介「明日の最終戦は、このチーム『クロノストーム』で戦う!」
天馬「でも、アルファやレイ・ルク達は?」
天城「あいつ等も、一緒にラグナロクを戦った仲間だド!」
すると、そこへプロトコル・オメガの3人が現れた。
アルファ「私達が議長に頼んだ。」
美咲「どういう事?」
アルファ「明日の最終戦、相手はフェーダの最強チーム。勝てるのは、お前達しかいない。」
全「「「!!!」」」
ベータ「あんまりアルファがしつこく言うものですから。」
ガンマ「仕方ないから、今回は譲ってあげようと思ってね。」
神童「ベータ、ガンマ…。」
アルファ「松風天馬、私達のサッカーを守って欲しい。」
天馬「ああ!!皆、明日の試合はアルファ達の為にも、必ず勝つぞ!そして、円堂監督を助けるんだ!!」
全「「「おう!!!」」」
***
姫佳「遂にフェイが帰って来たー!!」
輝姫「本当に良かったー!!」
姫佳「そして、次回は遂にあの監督が帰ってきます!!字数が足りなさそうだったから、分けたんだよねw」
輝姫「いよいよ最終決戦だね…!!」
姫佳「うん、でも衝撃的な事も待ってるよ?」
輝姫「Σ最終決戦で何やらかす積り?!」
姫佳「では、コメント待ってます♪」