二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRY TAIL〜狂った世界〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/11 23:39
- 名前: 竜胆 ◆GuytVczNNY (ID: 3ZIdEbTb)
The first talk A strange request ②
ルーシィーはその依頼書を見て言葉を失った
それもそのはず、その依頼書には不可解な点がたくさんある
まず一つ目はゲームへの参加という依頼内容
普通は(言い方は悪いが)向こうが頼んでいる立場にあるはずなのにそのような文面が一切感じられない事である
まるでこちらが必ず参加すると信じて疑っていない様な文面だ
二つ目は「大会の様なもの」という説明文だ
大会ならば普通に大会と説明してくれればいいものを何であえてゲームと称しているのか、そこに疑問が残る
三つ目はほかのギルドにも同じ依頼を回している事
ゲームで他の人と争うからという事は分かるがそういうギルド同士での大会っぽいものは普通評議員で取り締まるのもののように感じる
だが、マスターからそういう話を一回も聞いていない
四つ目は何故こんなにも成功報酬が高いのかという事
ここはSランクのリクエストボードではない
難易度は普通のはずだ
それなのにギルドの代表のような仕事をここで募集しているのだろうか?
以上の四つである
まさか、前にミラジェーンが言っていた近所の子供のいたずらだろうか?
だが、それにしては字がきれいすぎる
それに他の依頼書と見比べても大差はない
本当にこの依頼書は何なのだろう?
ルーシィーが考えあぐねていると後ろからとても大きな声で彼女を呼ぶ声がした
その声の主は桜色の髪で鱗模様のマフラーを付けている青年
名をナツ・ドラグニルという
彼は世にも珍しい【失われし魔法】の一種、火の滅竜魔法を操る滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)
彼の魔法スタイルは特徴的で持ち前の炎と素手での格闘術を駆使した肉弾戦を得意としている
性格は喧嘩っ早くあまり物事を深く考えない楽観的な性格でかなりの大食漢でもある
現在はルーシィーとチームを組んでおり、よく行動を共にする
弱点は乗り物
ナツ「どうしたんだよ、変な顔して」
どうやらクエストボードで対応上しているルーシィーが気になってやって来たようだ
それが好奇心か仲間への心配心かそれともただからかいに来たのかは定かではないが
ルーシィー「ええ、変な依頼を見つけたのよ」
ナツ「変な依頼?・・・どんな?」
ルーシィーは1人で悩んでもらちが明かないと思ったのかナツに事の経緯を話す事にしたのであった