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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ☆。・ グルミンの夢 ・。☆ ( No.31 )
- 日時: 2008/05/06 18:23
- 名前: 七香 ◆qZUCpA/gIM (ID: 3ePGpESz)
- 参照: 七香です!! 「☆。・ グルミンの夢 ・。☆」書いてます!!
○第10話○ 恋の行方(中編)
次の日————
あの後、ぺりこさん達どうなったのかなぁー?
とか思いながら、喫茶店「鳩の巣」へ行く。
そこには、ぺりみさんがコーヒーを飲んでいた。
「マスター、コーヒーくださいな」
「はい。ミルクと砂糖、入れますか?」
「多めに、お願いします」
アタイ、甘めのコーヒーしか飲めないんだよなー。
『アンタは子供』ってからかわれそう・・
「どうぞ・・・」
アタイは、コクッとコーヒーを飲む。すると、ぺりみさんが
「アンタは子供みたいね。ビターは嫌い?」
うっわぁ・・・・やっぱり言われちゃった。
「昨日の騒ぎ知ってんでしょ? 話聞きなさいョ」
「は、はい・・・・(?)」
「アタシとぺりこはねぇ。小さい頃から性格とか正反対でサ。」
あー。確かにね。
正統派って感じのぺりこさんと、悪?って感じのぺりみさんじゃ、
姉妹なんて分からないよね・・・
「ぺりこはねぇ。ぺりおのコト気に入ってんのよ」
「じゃあ、譲ればいいじゃないですか」
「アタシは、ぺりおみたなダメな男にぺりことつきあわせるのはちょっと・・」
「どうして、ダメな男なんでしょーか」
ぺりみさんが、コーヒーをゴクリと飲む。
「アイツはさ、アタシを好んでるらしくて・・」
「ストーカーとかしてるの?」
「そう! アイツはストーカー男なの!」
「でも、ぺりおさん悪い人には見えませんが・・」
気まず〜い空気が漂う。
「アタシ、ぺりこの姉失格よ。あの子の気持ち分からなくて・・」
ぺりみさんは、マスターにお金を払うと、無言で出て行った。
姉失格。でも、ちょっぴり羨ましい。
だってアタイ、1人っ子なんだから。
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