二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 白と黒と赤 【D灰】 オリキャラ募集
- 日時: 2010/01/22 20:43
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
(前? 絶望と言う名の道だけでしょう?)
2010,1,8**スレッド生成
*◆Hallo
スレッド建て直し…\(^O^)/
初めましてが多いと思います、迷鎖と申します。
コメディ・ライトでも執筆しておりますが、夢小説も書きたいなあ、と思いまして。
初作品なので極力書きやすい作品と大好きな作品……と考えておりましたらD灰が出てきました。
キャラは濃いし、世界観は分かりやすいし、何と素晴らしい作品!(
こんな作者ですが、温かい目で見て頂いてくれると幸いです。
*◆Rule
・荒らし、チェーンメールなどはお断りしています。
・感想、アドバイスなど待ってます。
・ここは雑談をやる場ではありませんのでやらないでください。
・感想は二行以上書いて下さい。
・荒らしには反応しない様にしましょう。
・できる時に更新しますので、「更新して」と言うコメはお断りしています。
・流血表現、グロテスクな表現などがあると思います。承知の上読んでくださると幸いです。
*◆Menu
プロローグ**>>2
一話 羽を持つ者たち
1 >>3 2 >>4 3 >>5 4 >>6 5 >>7 6 >>14 7 >>15 8 >>16
*◆Visitor
・なさにえる 屡稀 みちる君 アリス 六 白夜 邪狼 秋空 夜琉 菜紅瑠
只今〔9〕名のお客様が来てくれました。
*◆Original character
オリキャラ >>12-13
オリキャラ用紙 >>1
オリキャラの人数が余ってしまったので、後2名だけ募集させていただきます。
ただし、ウィングで応募することを条件とさせていただきます。
後は先着順ですのでご了承を。
- Re: 白と黒と赤 【D灰】 オリキャラ募集 ( No.2 )
- 日時: 2010/01/09 18:48
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
プロローグ*
「あら? また会ったわね、美青年?」
「お前と会いたくはなかったがな!」
真っ暗な部屋に、テーブルが一つ。そのテーブルの上には蝋燭が一本灯してあり、テーブルの両側にはイスが二つ。そのイスの上には一人の男性と一人の女性が座っていた。
女性は、男性を面白そうにしてからかう。男性は、それを笑いながら文句で返す。逆光で良く顔は見えないが、口調で大体分かったりするものである。
「さて、またよろしくね美青年」
「そのおどけた口調を止めろ!」
そう二人が話した後にフウッ、と女性が蝋燭を消した。
「記憶と、十字架ねぇ……」
女性は、男性が部屋を出た後に、一人で呟いた————。
- 一話 羽を持つ者たち ( No.3 )
- 日時: 2010/01/09 18:49
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
「あー、レオ」
「サイゼ……いや、姉様?」
サイゼと呼ばれた少女はテーブルの上に足を乗せ、その足の上には黒のフサフサッ、とした猫が乗っている。 レオと呼ばれた男性の方は立ちながら少女に話している。
レオ、とはレオニード・クロシーゼと言う名前の男性。ちなみに五十四歳だが、外見は身長百七十八センチ、体重六十六キロの二十代後半の渋くも爽やかな男、と言ったところだろう。
黒髪のショートに白い肌、目は灰色で吊り上がっている。
服装は白のYシャツに、黒のベスト。それに黒の長ズボン。この部屋に入る前は茶色のコートも着ていたため、 洋服を掛ける場所に茶色のコートも掛けてあった。
サイゼは、サイゼ・ユースと言って、外見はクリーム色の方くらいの長さの髪で、目は橙色で大きい目であり、 身長百四十四センチ、体重三十九キロの普通の少女、と思わせてサイゼはレオニードより歳をとっている。
服装は藍色のリボンが胸元に大きく白のワンピースに、リボンと同じ藍色のジャケットを羽織っている。
「しっかし、お前ホントにおばさんか?」
「まあ、ねぇ。でもクロネよりは歳くってないさ。ね」
「それを言ったらおしまいよ」
サイゼの足に乗っていたはずの黒猫が喋った。先ほどまで顔を見せずにうつ伏せになっていた猫が、少し顔を 上げ、目を見せた。どうやら、“クロネ”と言う言葉に反応したようだ。
クロネとは、クロネウィードと言う名の黒猫である。通称クロネと言われ、フルネームで呼ぶ人はそんなに居ないほどだ。
金色の目に首には金のロザリオを掛けている。耳にはピアスも開けており、金色のピアスが二つほどある。
クロネウィードには、なぜか喋れる力を持っており、これまでに千年以上生きている、とのこと。
人間の姿にもなれるが、猫耳と尻尾だけは出てしまう様になっている。人間時は黒のTシャツと灰色のズボンを着ているらしい。
「おばさん共め」
「アンタ、殺されたくてそれを言ってるの?」
レオニードが小さい声で一言呟くと、クロネウィードが目を光らせて、怒りながら言った。
- 一話 羽を持つ者たち ( No.4 )
- 日時: 2010/01/09 18:49
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
「止めて二人とも! ミルが呼んでるんだって!」
「ミルディス? またなん」
「サイゼ姉様……子供っぽく見せているところがまた可愛らしいですわ……」
サイゼが言った言葉に、疑問を持ち掛けるようにレオニードが言葉を発すると、それを遮って女性の声が聞こえた。声質からして、二十代くらいの声だ。
女性が姿を見せると、サイゼが、「あー、ミルー」と言って羽をしまい、近くの岩に座った。
ミル、とはミルディス・レイアンと言う女性である。身長百六十八センチの長身に四十六キロと言う軽い体重。正にモデル体形である。
髪は金髪に、ロング。上には頭飾りがある。目は赤い眼で、若干吊り上っている。外見は二十代だが、実は七十四歳と、結構歳をとっている。
服装は、露出が多いのを好む。理由は「ムラムラする男共を見ているのが面白いから」らしい。
今日は赤い色で、胸を少し出している。下半身は下までスカートがあり、太ももまで横があいていた。
「レイアン……相変わらず趣味が悪いわね」
岩の上に寝ているクロネウィードが少し顔を上げて、ミルディスの服装を見て言った。ミルディスはその言葉が気に入らなかったらしく、こう言った。
「クロネ姉様? あんまり言うと、貴女の血液に殺されてしまうわよ?」
そう、ミルディスのカラーは、紅と言う色である。全ての生物の血液を操る能力を持っている。
出血させたり、自分の血を他の体に入れたり。拒絶反応を起こせば死ぬ、拒絶反応が無ければ助かると言う強力な能力だ。
「その前にアンタを殺してあげるわ」
クロネウィードはそう言った後、木の棒を宙に浮かせ、魔方陣を描こうとしていた。
その瞬間に、それを見たサイゼがこう言った。
「まあまあ“今は力を合わせないといけない時期”だよ? クロネも落ち着いて、ミルもそう短気にならないで、ね?」
サイゼは、物凄い殺気を発したが、感知したのはレオニードだけらしく、クロネウィードとミルディスは、まだ見つめ合っている。
「サイゼ、煩い小娘には躾が一番なのよ、分かる?」
「じゃあ貴女が煩い小娘でしょう?」
サイゼは、それを見物していると「あちゃー」と言って頭を掻いた。
レオニードがふうっ、と一回溜息を吐いてから言った。
「ったく、“力を合わせないといけない時期”なんだろ? だから今は喧嘩すんなよ」
「……終わったら、いいのよね?」
「仕方ないわ、可愛い弟の頼みとあれば」
言い終わった後に、あまりの緊張のせいでレオニードが膝に手をつくと、サイゼが「ナイス!」と言って頭をポンポンと叩いてきた。
今、もう一つの鐘が鳴る————。
- 一話 羽を持つ者たち ( No.5 )
- 日時: 2010/01/09 18:50
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
「ん、リナリー、今なんか聞こえなかった?」
「え? 何も聞こえなかったけど」
ここは黒の教団本部。室長に呼ばれ、室長室に向かう、二人の女性が居た。
いや、一人は女性に見える人物、と言うべきであろう。
「それより、ディオス。その格好いつまでするの?」
青緑のかかった黒髪のボブの少女、リナリー・リーが言う。
リナリーは、身長百六十六センチ、体重四十八キロ。目は緑である。とても美少女な十六歳である。
私服は、チャイナ服にショートパンツと、動きやすい格好が多い。
教団内では、私服のほかに、動きやすい黒のハイネックとショートパンツの団服を着用する。
任務時にはジャケットとミニスカート、それの下からショートパンツを着る。
「ふああ……さあってねー? 俺……わたしはこの格好好きだし」
ディオスと呼ばれた人物は、リナリーの問いに両腕を上げ、あくびをしながら適当に答えた。
ディオスは、ディオス・エイデルと言う女装癖のある男性である。
身長百六十九センチ、体重五十一キロと、男性らしい体形だが、男性にしたら普通なほうである。年齢は十九歳だが、精神年齢はもう少し子供だ。
黒髪のミディアムに、カチューシャをしており、目は青い目で若干吊り上っている。
男性ならば美青年、女性ならば絶世の美女だ。
私服は、白のワンピース。その上に黒のカーディガンを羽織っており、ワンピースの下には灰色のレギンスを着ている。
教団内では、私服以外にも黒のハイネックに、長ズボンの団服を着ている。
そして団服は、ジャケットに七部丈のジーンズと、団服は男性用のになっている。
勿論、コートはエクソシストの全員につき、教団のシンボルであるローズクロスは当たり前に付いている。
「兄さん、何のようだろうね」
「任務。でなければろくでもないもの、じゃないの?」
ディオスがそう言うと、リナリーが笑った。そう二人は話し合った後、室長室の扉を開けた。
- 一話 羽を持つ者たち ( No.6 )
- 日時: 2010/01/09 18:51
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 記憶と羽と十字架がぶつかりあって、今、火花が散る。
リナリーが右手でドアノブを掴み、ガチャ、と言う音と同時に扉が開くと、
「リッナリィィィィ!」
と室長のコムイ・リーがリナリーに飛び込んできた。
リナリーは驚いたのか、コムイが扉の外に出ていないその時に扉を閉めて、外からはガタン、と音がした。
その時誰もがこう思うであろう。
コムイの頭がベレー帽ごとかったい扉に当った、と。
コムイ・リー。黒の教団本部を支える、中心部の人間。つまりは、室長である。
身長、体重は詳しくは知らないが、教団では、身長クロス元帥と同じくらい長身だ。
少し青のかかった黒髪で、巻き毛である。目は少し細く、黒い目だ。その上には眼鏡をかけている。
いつも、白のローズクロスのある白衣らしきコートを羽織っている。
ただ、外出する際は少しオシャレをする。
しばらくして、コムイが思い切り当った扉の向こう側から声がした。
「リナリィィ……」
その声をリナリーとディオスの二人は聞いて、こう言った。
「ご、ごめん、兄さん……」
「ストーカー並みだね」
リナリーがおどおどと言ったその後に、ディオスは淡々と、呆れたように言った。
「うっはぁ……相変わらずだね、室長も、この部屋も」
ディオスは室長室に入り、部屋を見渡して言った。部屋は当然のように資料の紙だらけで汚い。
「ディオ君も、三年ぶりだって言うのに変わってないねぇ」
「売り喧嘩なら買ってあげるけど?」
そう、ディオスは三年間単独任務で教団に居なかったため、室長室に来るのは久しぶりである。
コムイが放った言葉にディオスは怒りながら言った。
そして五分後、コムイの頭にコブができたのは言うまでもない。