二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- テニスの王子様【夢小説】
- 日時: 2010/01/21 20:01
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
またスレきえちゃいました(汗
めげずに頑張ります!!
【氷帝・跡部景吾 「死闘・帝王VS王子様」編】>>1>>2>>5
【氷帝・宍戸亮 「髪の毛」】>>33>>35
【青学・桃城武 「テスト」 】>>14
【立海大・幸村精市 「美化委員」】>>20
【四天宝寺・白石蔵ノ介「マネージャー」】>>27>>31
連載 【青学・手塚国光】>>38
- Re: テニスの王子様【夢小説】 ( No.1 )
- 日時: 2009/11/01 19:25
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
【氷帝・跡部景吾 前編】OVA「死闘・帝王VS王子様」より
「勝のは氷帝!負けるの青学!」
「勝者は跡部!勝者は跡部!」
全国大会準々決勝、S1。
相手は青学№1ルーキー越前リョーマ。
彼は関東大会で、氷帝の次期部長の日吉若も倒している。
それでも、氷帝メンバーは、跡部の勝利を信じて疑わず、“氷帝コール”を続ける。
そんな中、私は、かつてない不安に駆られていた。
そして、その不安を打ち消すように応援に参加した。
「勝者は—・・・」
ここで、跡部が指を鳴らし、「勝つのは俺だ!」と言うのがいつものパターン。
だが、指を鳴らしたのは・・・越前リョーマだった。
「勝つのは—・・・俺だけどね」
そう言った彼の顔は、不敵に笑っている。
・・・寒気がする。越前くんが怖い。
跡部のことを信じているけど・・・すごく不安になる。
2人は向かい合わせ、笑い始めた。
不意に、跡部がこちらを見た。
「葵!」(跡部)
「あ、跡部、何?」
「見てろよ、俺様は必ず勝つからな」(跡部)
「・・・」
「俺様の美技に酔いな!・・・その不安そうな顔を笑顔に変えてやるよ」(跡部)
跡部・・・気づいてたんだ。
私が不安なのに。
いつもはさ、『美技になんて絶対酔うもんか!』って思ってるけど・・・
今日くらいは酔ってあげるよ。
「ワンセットマッチ、氷帝学園跡部、トゥサーブ!」
ゲーム開始だ。
越前くんのドライブB、ドライブD、“無我の境地”。
跡部のタンホイザーサーブ、羆落とし、海賊の角笛・・・そしてインサイトや“氷の世界”。
跡部は越前くんの“無我の境地”をものともせず、自分の技・タンホイザーサーブも返した。
一方的な試合。
跡部が押していた。
私たち氷帝メンバーも、安心してみていられた。
最初の不安も、どこかへ行ってしまった。
そしてついに、チェンジコート。
懲りずに“無我の境地”を発動する越前くん。
誰もが「バカなヤツ」そう思ったときだった。
跡部の“氷の世界”が破られた。
「お、おい・・・」(岳人)
「ウ、ウソだろ?」(日吉)
「え・・・ッ何で?!何で“氷の世界”が・・・」
「まさか・・・アレ・・・」(忍足)
「“手塚ゾーン”?!」
1ゲーム、2ゲーム・・・差はどんどん縮まる。
そしてついに・・・
「破滅への・・・ロンド!!」(越前)
追いつかれた。
最初の不安が、胸をよぎる。
みんなの表情も硬かった。
「さァ、ここからだ、越前!」(手塚)
長い戦いが始まった。
- Re: テニスの王子様【夢小説】 ( No.2 )
- 日時: 2009/10/31 18:48
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
【氷帝・跡部景吾 中編】
試合はタイブレークに入り、いつまでも続く。
いつの間にか、誰も口が聞かなくなった。
ほとんど互角。どちらも引かない。
「もう・・・見てられないよ・・・」
頑張ってる跡部を見ていると、胸が苦しくなる。
私の頬を、涙がつたった。
「葵・・・?!」(岳人)
「お、おい、何、泣いてんだよ?!」(宍戸)
「なんや、宍戸が泣かせたんかいな」(忍足)
「マジで!?宍戸、激ダサだCー」(ジロー)
「はァ!?ちげーよ!つーか激ダサって言うな!」(宍戸)
「皆さん落ち着いて・・・」(長太郎)
「・・・」(日吉・榊監督)
ヤバっみんなが言い争ってる・・・(汗)
止めなきゃ。
私は涙を拭いて、みんなの方を向いた。
「み、みんな止めてっ」
私がそう言うと、ピタッ止まった。
「・・・どうしたんや、葵」(忍足)
「なんで、泣いてんの?」(岳人)
「大丈夫かよ」(宍戸)
「うん。なんか・・・跡部見てると辛くなってきて・・・胸が苦しくなって・・・」
みんなの顔が深刻な顔になる。
みんな、私と同じ思いみたいだ。
沈黙を破ったのは、宍戸だった。
「・・・あのなァ!」(宍戸)
「え?」
「今、1番頑張ってんのは跡部なんだよ。辛いのも、跡部なんだよ・・・」(宍戸)
「宍戸・・・」
「俺だって、葵と同じだ。だけど、目をそらしちゃいけねーと思うんだよ」(宍戸)
宍戸はあたしの顔をグイッと跡部の方に向ける。
そこには、必死で勝利のために戦ってる跡部がいた。
その姿を見ると、やっぱり、涙がこみ上げてくる。
「泣いても良いけどよ・・・目は絶対にそらすな!そらしたら、激ダサだぜ」(宍戸)
・・・宍戸・・・
「うん、分かった。ありがとう」
あたしは、跡部の方を向いた。
「跡部ー!!!頑張れー!!!」
聞こえてないかもしれないけど・・・精一杯応援しよう。
「宍戸〜カッコつけちゃってよ〜」(岳人)
「はァ?!」(宍戸)
「かっこよかったで〜せやけど、葵は跡部の彼女やからなァ」(忍足)
「ちょっかい出したら跡部に殺されるかもよ?」(ジロー)
「るっせーよ!分かってるよ、んなこと!」(宍戸)
こんな会話が交わされてることなんて、応援に夢中で気づかなかった。
「117−All」
ネットにボールが引っかかり、ラリーが止まる。
同時に、越前くんも、跡部も、その場に倒れてしまった。
氷帝メンバーに緊張が走る。
今度こそ、涙は止まらない。
「おらァ!起きあがれ!跡部!」(宍戸)
「跡部ェ!」(岳人)
私は、コートラインギリギリまで走った。
「葵?!」(ジロー)
息をいっぱいに吸う。
「・・・跡部—————!!!!立て————!!!!」
誰にも負けないくらい近くで、誰にも負けないくらい大きな声で、私は叫んだ。
愛する人のために。
涙で、前が見えないくらい、泣いていたけれど。
「葵ッ」(宍戸)
やっぱり、そこへ宍戸がやって来て、タオルで涙を拭いてくれた。
「戻ろう」(宍戸)
宍戸に立たされて、戻ろうとしたとき・・・
「うッ・・・」(跡部)
「あ、跡部・・・!!」
「勝つのは・・・氷帝だ!!」(跡部)
「跡部・・・良かった・・・」
「葵。俺様が、必ず・・・」(跡部)
「え・・・?何・・・?」
「・・・跡部?!」(宍戸)
青学の越前くんが、ツイストサーブを打つ。
だけど、跡部は・・・跡部は・・・
「跡部よ・・・気を失ってもなお、君臨するのか・・・」
手塚が言った。
- Re: テニスの王子様【夢小説】 ( No.3 )
- 日時: 2009/10/31 22:57
- 名前: ゆずき ◆mGS5.MqSZI (ID: JryR3G2V)
亮頑張れ♪
超おもろいで☆
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