二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 梅の花 【BLEACH】
- 日時: 2009/12/10 21:13
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
hello☆ 凛と申します
ハイ、新作ですよ
*注意*
+荒らし・中傷・悪口・チェンメ厳禁
+更新激遅です
+有り得ない事ありまくりです。後、意味不です
+何かと似てたらすみません
*prologue*
散りゆく花弁が頬を撫でる
曖昧な、そして風に舞う花弁を追う
確かな望みはある
この平穏が長く、続くように——
- Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/12 18:11
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
2話
隊舎を出て、2人は甘味処へ向かった
「あー仕事めんどいね」
ハァッと大きなため息をつく藍
仕方ないよ、と微笑む緋音
「あら、緋音さんに藍さんではありませんか。どちらへ?」
鈴の音のような可愛らしい声が聞こえる
「あ、緋鞠ちゃん。私達、甘味処に行って和菓子買おうと思ってたの」
緋音が説明する
「奇遇ですわね。私もそう思っていましたの」
彼女は都崎緋鞠。貴族である都崎家の娘
5番隊第3席であり、緋音達の親友
緋鞠は、貴族であるが故にお金目当てで自分に絡んでくる人が嫌いなのだ
親友と呼べるのは緋音達ぐらい
「ほんと? じゃあ一緒に行こう!」
こくんと頷いた緋鞠を見て、妹みたいと思った緋音なのでした
「あの、このお饅頭ください」
「はい、3環のおつりです」
おつりを受け取り、外に出る
「ここの和菓子は何時来ても美味しいですわね」
モグモグとお団子を食べながら緋鞠が言う
和やかな空気が漂う
が、この一言で和やかな空気は張り詰めた空気に変わった
「おい、あそこに居るのって貴族の都崎緋鞠嬢じゃねぇか?」
「本当だ。お近づきになれたら金貰えるかな?」
命知らずなバカな新人隊士達がヒソヒソと話している。勿論、緋鞠の耳にも入った
「あーゆー奴は優しくしてりゃ……」
「優しくしてりゃなんですの?」
振り向くと緋鞠「お嬢様」がニコニコと笑顔(黒い)で立っていた
……緋鞠ちゃん、怖い
緋音はヒヤヒヤしながら見ていた
この光景、真央霊術院で何十回も見た
「私、お金目当てで来る方が大嫌いなのよねぇ」
新人隊士達はガタガタと震えている
「だ・か・ら 貴方方に差し上げるお金などはありません! 失せなさい!」
新人隊士はスイマセンでした!とピューっと去っていった
「全く、ですわ」
「あはははは」
緋鞠ちゃん敵に回したら怖そう
- Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.11 )
- 日時: 2009/12/12 21:08
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
3話
「ありがと、緋音!」
隊舎を出る前と同じ光景が繰り返される
「乱菊さん! 緋音死んじゃうって!」
「あら、そお?」
また同じ展開
「さ、三途の川が……」
倒れた緋音を緋鞠は指でツンツンと突付いていましたとか
……緋鞠、助けようよ
そう思った藍は苦笑いを浮かべていた
「ら、乱菊さんお饅頭買ってきましたよ。あ、隊長にも甘納豆を……」
買ってきたものを渡す緋音
「この店のお饅頭、食べてみたかったのよねー♪」
パクパクとお饅頭を頬張る乱菊
「あら、日番谷隊長は召し上がりませんの?」
因みに緋鞠は誰にでもこの言葉遣いである
「当たり前だ、今は仕事中だからな」
隊長真面目〜
「あ、緋鞠、それは?」
乱菊が緋鞠の持っていた和菓子を見て訊いた
ニッコリと微笑み、緋鞠は答えた
「副隊長に差し上げる分です」
「雛森か」
日番谷が顔を上げていった
「ええ、そうですわ」
「あー眠い眠い。あたし寝てこようかなー」
フワァと大欠伸をして、藍は言った
「じゃ、あたしもー♪」
「てめぇはダメだ松本」
- Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.12 )
- 日時: 2009/12/12 21:37
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
4話
「はい?」
緋音は聞き返した
「だからぁ、今日呑みに行きましょうよォ♪」
乱菊が嬉しそうに言う
「私は別にいいですけど……」
「あたしもですー」
ソファーで寝転んでいる藍も言った
「じゃ、決まりね♪ そーだ、他にも色んな人呼びましょォ」
「仕事はどうすんだ? 松本」
冬獅郎が言う
「今日くらい休みましょーよぉ」
「てめぇはいつでも休んでんだろ」
まぁまぁと乱菊が説得する
「んじゃ人集めてきまーす」
行こッと藍は緋音の手をひいて隊舎を出ていった
「誰誘おうかー」
「えと、燕に緋鞠ちゃんに……」
まずは13番隊からね、と駆け出した
「燕ーいるー?」
藍が隊舎の前で叫んだ
「桜崎第4席に梅宮第3席ではありませんか! どうされたのですか?」
隊舎から、隊士の朽木ルキアが出てきた
「あのねー乱菊さんが呑みに行こうって。その人集めってワケ」
「疾風第4席なら隊舎の中です」
「ありがとー」
そして隊舎に入った
「燕ー居る?」
「へーへーいますよ」
「あのね、乱菊さんがお酒呑みに行こうって。燕も行く?」
「行きます、行きます!」
「じゃ、今日だからね」
そして5番隊へ向かった
- Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/12 22:20
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
5話
「かんぱーい♪」
夜、皆は飲みに出かけていた
なんやかんやで日番谷も来ている
「絶対呑まねぇからな」
「えー? つまんなーい」
真面目……
「雛森副隊長、身体の具合は如何なのですか?」
緋鞠が雛森副隊長に声をかけているのが聞こえる
「うん、大丈夫だよ」
「具合が悪くなったら言って下さいね」
緋鞠ちゃん、しっかりしてるなぁ
「さー! 呑むぞー!」
「その意気よ、燕!」
あっちでは京楽隊長や乱菊さん、燕、藍がお酒を呑んでいる
「あの……私も来て宜しかったのでしょうか?」
隣でルキアが訊いてきた
「うん、人数は多い方が楽しいし。ここにはお菓子も置いてあるからお酒呑めなくても大丈夫よ」
ルキアちゃん、お酒呑めないんだったっけ
隊長も呑めなかったような……
中身はともかく、隊長って外見は子供だもんね……
こんな事口が裂けても言えないけど
「あんたは呑まないのォ? 緋音」
「私は結構ですよ」
「つべこべ言わずに呑みなさい!」
無理矢理乱菊さんに呑まされた
「あら、あんたお酒平気なのね」
「え、ええ。呑まないだけです」
勿体無い!と乱菊が嘆いた
「緋鞠も呑みなさいよ」
「え、私は……」
しかし、緋音同様に無理に呑まされた
「ううーん……頭が……」
「乱菊さん、緋鞠はお酒呑めないんですよ……」
「そうだったの!?」
取り合えず緋鞠は4番隊直行だったそうな
- Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.14 )
- 日時: 2009/12/13 14:47
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
6話
「緋鞠……昨日、大丈夫だった?」
4番隊にいった後、少し休んで屋敷に帰ったらしい
「ええ、……お母様達は心配していたけれど」
全く、あの人達って過保護なのよね〜と緋鞠が話す
……いや、あんたもっと貴族って自分の立場を自覚しなさいよ
「あ、緋鞠ちゃん来てたんだ。休みなの?」
緋音が部屋に入り、声をかける
緋鞠が着ていたのは、死履装ではなく、高そうな着物だったからだ
「そーいや綺麗な着物着てるね」
「ええ、休みですから。緋音さん達と何処か行こうかしらと思ったのですが……」
仕事でしたの?と緋鞠が訊く
「うん……ごめんね?」
「仕事終わってからでいい?」
「ええ、勿論ですわ」
そして仕事に取り掛かったのだが……
「……都崎、何でお前が居る?」
「緋音さん達が終わったら直ぐに出かけられるようにですわ」
緋鞠は10番隊舎に居たままだった
「隊長〜緋鞠も待ってますし、今日の仕事はやめません?」
「馬鹿野郎、それで呑みに行くつもりだろ」
「バレました?」
「御見通しだ」
仕事が終わり、緋音達は出かけた
「じゃ、今日は何処行?」
藍が訊く
「では、私の屋敷に来ませんこと? 私、屋敷に友達を呼んだ事がないので……」
「いいの!?」
「ええ、勿論ですわ」
ニッコリと緋鞠は微笑んだ