二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜
- 日時: 2009/12/16 13:07
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
こんにちはぁ(^v^)
以前、「西村奈津子」
という日本人が主人公で炎のゴブレット小説を書き、完結していたんですが消えちゃいました(笑)
今回の小説の物語の主人公は彼女なので、
ちっと紹介します^^
西村奈津子 (15) ♀
性格:明るい、素直。
長所:小さなことを気にしない(笑)
英語がペラペラ。
<前作では・・・>
セドリック・ディゴリーと付き合っていた。
セドリックが死んでからは
「死んだ人のことを想ってても仕方ない」と、バッサリ。
今はロンのことが好き。
こんな子ですが、どうぞよろしくお願いします♪♪
・・・ハリー・ポッターの本では長く書かれているシーンでも、省くことが多いと思います。
許してくださいっっoyz
※この小説は、一度消えてしまいました(泣
コピーを取ってあったのでなんとかスレを立て直すことが出来ましたが・・・
ですがみなさまに頂いたコメントは無くなってしまいましたoyz
本当に、申し訳ありません><
また、コメントのほういつでもお待ちしております♪
よろしくお願いします〜〜
小説管理人・明菜
- Re: ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/16 13:10
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
ここのところ毎日、ハリーから手紙が来る。
私たちは今どこにいるのか、何をしているのか、
自分はいつまでマグルの家にいなければならないのか。
ヴォルデモートはどこにいるのか。
毎回毎回、同じことを繰り返す。
私たちはダンブルドアに誓わされたのに。
「ハリーには何も教えてはいけない」
「今夜、ポッターを迎えに行く」
夕食の席で、マッド-アイ・ムーディが言った。
そこにいた子どもたち———私にロンとハーマイオニー、ジニーだ———は驚いて息をのんだ。
「本当に?!」
「マジかよ!!」
みんな、喜びの声を上げた。
「これで、本人から吸魂鬼のことが聞けるわ」
私が言った言葉は、みんなには聞こえなかったらしい。
私たちはロンの部屋でハリーを待っていた。
ヘドウィグも一緒に。
「まだかなぁ」ロンだ。
「遅いわねぇ」私。
ハーマイオニーは何も言わない。
さっきからウロウロと部屋の中を歩いている。
そのとき、扉が開いた。
私が一瞬見た人物は、前に見たよりずっと痩せたハリー・ポッターだった。
ハーマイオニーがハリーに飛びついたので、すぐに見えなくなったけれど。
「ハリー!私心配したわ!あぁ、ハリー!!」
「ハーマイオニー、ハリーは着いたばかりなのよ。
息くらいつかせてあげなきゃ」
「あぁ、そうね。ごめんなさい。私本当に・・・」
ハリーはニヤッと笑ってロンを見た。
「調子はどうだい、相棒?」
ロンもニヤッと笑って声をかけた。
「最高だよ」ハリーの声、ちょっと低くなった?
- Re: ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/16 13:12
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
「どうして、僕の手紙に返事をくれなかったんだい?」
ハリーがロンのベッドに腰掛け、私たちを見据えた。
「ダンブルドアが誓わせたの。その・・・”ハリーには何も教えてはいけない”って・・・」
「だから、何も教えてくれなかったのか?僕が信用できないから?」
「バカ言うなよ、誰もそんなこと」
ロンの意見はハリーの声でかき消された。
「君たち3人はここで起こっていることに加わっているのに、
どうして僕はマグルの家にいなくちゃいけないんだ?
どうして君たちは何もかも知っていていいんだ?!」
「何もかもじゃないわ!」
私がハリーを遮った。
「ロンのママが私たちを会議に入れてくれないの!」
そこで、ハリーは切れた。
「それじゃ、君たちは会議には参加していなかった。
だからどうだって言うんだ!君たちはここにいた。そうだろう?
君たちは一緒にいたんだ!
僕は、一ヶ月もダーズリーのところに釘付けだ!
だけど、僕は君たちの手に負えないようなことでもいろいろやり遂げてきた。
ダンブルドアはそれを知ってるはずだろ?!
賢者の石を守ったのは誰だ?リドルをやっつけたのは誰だ?
君たちの命を吸魂鬼から救ったのは誰なんだ?」
「ハリーよ・・」
ハーマイオニーがか細い声で言った。
「あぁ、そうだ!
四年生のとき、いったい誰が、ドラゴンやスフィンクスや、ほかの汚い奴らを出し抜いた?
誰があいつの復活を目撃した?誰があいつから逃げ遂せた?僕だろ!!」
ハリーの怒りは止まらない。
「そりゃそうよね。一ヶ月もほっとかれて・・。
怒らないほうが変だわ」
私はフォローしたはずだった。
ハリーは私を無視した。
「だけど、何が起こっているかなんてどうせ僕に知らせる必要ないよな?
誰もわざわざ僕に教える必要なんてないものな?」
「私たち教えたかった—————」
「それほど教えたいとは思わなかったんだよ!
それじゃなきゃ、僕にふくろうを送ったはずだ!」
「ハリー、ごめんなさい!」
ハーマイオニーは泣き出した。
ロンは口を大きく開けていて、何もいえない。
「よ、よければ座っていただけないかしら」
私は、いつの間にか立ち上がっているハリーに言った。
- Re: ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/16 13:13
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
ハリーはその後もなんだかんだ言ってわめき続けた。
後から「姿現し」してやってきたフレッドとジョージに気をとられて、
ハリーはすっかりヴォルデモートのことを忘れちゃったみたい。
双子、グッジョブ!(笑
しかし、ハリーにそのことを思い出させてしまう人がいた。
夕食が済んでからのこと。
胃袋が満たされ、みんなボーっとしていた。
「もうおやすみの時間ね」ウィーズリーおばさんが、欠伸をしながら言った。
「いや、モリー、まだだ」シリウスがハリーに向かった。
「いいか、君には驚いたよ。
ここに着いたとき、君は真っ先にヴォルデモートのことを聞くだろうと思っていたんだが」
部屋中が凍りついた。
さっきまでの満腹感も眠気も吹っ飛んでしまったようだ。
それに・・・ヴォルデモートの名前が出たからみんな引いてる。
「聞いたけど、ロンとハーマイオニーが言ったんだ!
僕たちは騎士団に入れてもらえないから、何も——」
「あなたたちは若すぎます。知る必要はないの」
ウィーズリーおばさんが急に険しい顔をした。
「モリー、ハリーには知る権利がある」
「「ちょっと待った!なんでハリーだけが質問に答えてもらえるんだ?!」」
双子が声を合わせて講義した。
「ハリーは僕と同い年なのに!」
ロンも言った。
「だーれも、何にも教えてくれないのにどうしてハリーだけ!?」
「騎士団が何をしているのか、君たちが教えてもらえなかったのは私の責任じゃない」
シリウスが静かに言った。
「それは、君たちのご両親が決めたことだ。ところが、ハリーのほうは・・・」
「ハリーにとって何がいいのかを決めるのはあなたではないわ!」
おばさんが鋭く叫んだ。
「モリー、ハリーは子どもじゃない!
ハリーがヴォルデモートの復活を目撃したものである以上、
知る必要があるんだ!」
「この子は騎士団のメンバーじゃありません!」
シリウスとおばさんは激しく言い合った。
「シリウス、この子はジェームズじゃないのよ!」
ジェームズ、ジェームズ・・・ああ、ハリーのパパね。
「あなたがハリーのことを話すとき、まるで親友の話をしているようだわ!」
「そのどこが悪いの?」
ハリーが聞いた。
「ハリー、あなたはお父さんとは違うからですよ!
どんなにおとうさんにそっくりでも!」
「それに、ハリーにとって何が一番良いことかを考えているものとして——」
「ハリーはあなたの息子じゃない」
シリウスが反論した。
「息子も同然です!」
「ハリーは事実を知っておいたほうがいいんじゃないかな」
それまで黙っていたリーマスが言った。
「最低限のことだけでも」
驚いたことに、ウィーズリーおばさんはそれを承知した。
「じゃあジニー、奈津子、ロン、ハーマイオニー、フレッドにジョージ、みんな厨房から・・・」
「私も知りたい」
私はシリウスの目を見つめた。
「セドリックを殺した奴が・・・何をしているのか、知りたいの」
これにはみんな弱かった。
ウィーズリーおばさんは一瞬だけ私に同情した顔を向けたのだ。
結局・・・ジニー以外は全員話を聞くことを許された。
ジニー、ごめんね。
そして、みんなが話すこと全てを聞いた。
- Re: ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/16 13:16
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
ハリーの裁判が終わり、(もちろん、無罪放免)夏休み最後の日。
ホグワーツから教科書のリストが届いたのをハーマイオニーが教えてくれた。
「はい、奈津子」
「ありがと」
新学期は九月一日に始まるというお知らせと、新学期に必要な本が書かれていた。
「新しい教科・・・・」
私の声はハーマイオニーの叫んだ声でかき消された。
「奈津子!!た、大変よ!!わ、わ、私が・・・!?」
「どうしたの?」
私は急いでハーマイオニーに駆け寄った。
すると、ハーマイオニーが私に抱きついた。
「選ばれたの!!監督生によ!!信じられない!」
「監督生に?!」
ハーマイオニーが離れたところで、私はハーマイオニーの封筒に入っていた手紙を読んだ。
「親愛なるハーマイオニー・グレンジャー嬢
このたび、グリフィンドール寮の監督生に選ばれたことをお知らせします。
男子監督生とともに、皆の模範となるよう心がけるよう。
敬具
校長 アルバス・ダンブルドア
P,S
九月一日、ホグワーツ特急の監督生車両に集まること。」
私の口は手紙を読み終えるまであんぐりと開いていた、が。
「おめでとう!ハーマイオニー、すばらしいことだわ」
「ありがとう」
ハーマイオニーはニッコリと笑った。
「男子の監督生・・・誰かしら?」
「決まってるじゃない?」
私はフフ、と笑った。
「ハリーよ!」
私とハーマイオニーは、急いでロンの部屋へ行った。
勢いよく扉を開ける。
「ねえ———もらった———?」
ハーマイオニーが興奮して聞く。
私は、ハリーの持っているものに気がついた。
ハーマイオニーも気づいたのだろう。
「そうだと思った!」
ハーマイオニーは、自分の封筒をひらひら振りながらハリーへ駆け寄った。
「私もよ、ハリー、私も!!」
「親友が監督生だなんて!」
私もいっしょになって叫んだ。
「違うんだ」
ハリーが、何か慌てて言った。
「ロンだよ。僕じゃない」
「「だれ———え?」」
私たちは絶句した。
ハリー、自分の言ってることの意味わかってんの?
「ロンが監督生。僕じゃない」
「ロン?!」
私は、失礼にも気の抜けた声で叫んでしまった。
「手紙に書いてあるのは僕の名前だ」
ロンが挑むような表情で言った。
「嘘ぉ・・・・・・」
- Re: ハリーポッターと不死鳥の騎士団 〜若き騎士たち〜 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/16 13:21
- 名前: 明菜 ◆wSaCDPDEl2 (ID: 3el8KrnW)
- 参照: おしゃべりとハリポが大好き*☆
ロンとハーマイオニーは部屋から出て行った。
それぞれの家族に報告するために、ね。
残されたのは、私とハリー。
ハリーはベッドに座ってボケっとしてる。
「ハリーだと思ったのにな」
私はポツリと言った。
「え?」ハリーの声はかすれていた。
「監督生のこと。ハリーが選ばれるかと思ってた」
ハリーは何とも言えない変な声で唸った。
ハリーなりに、ショックなのかも。
だって、ロンに負けちゃったんだもの・・・。
「私はなりたかったな、監督生」
そこでハリーが爆笑した。
「何で笑うのよ?!」
「だって・・・君が?ハーマイオニーじゃなくて君が?
・・・おかし・・アハハ」
「黙りなさいよ」
そういったけど、私もつられて笑っちゃった。
「確かに。ハーマイオニーには勝てないわ」
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