二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.gray-man 
日時: 2009/12/25 17:45
名前: ティム (ID: 9MGH2cfM)

初めまして、ティムと申します。
僕が大好きな漫画の、D.gray-man というやつを小説で書いてみたくて投稿しました。

初心者なのでミスが多かったり、変な話や変な部分があると思いますが、
お暇のある方は見ていってください。

よろしくお願いします。



   〜+*ルール*+〜

①暴言禁止…「アホ」など。
②喧嘩禁止…作者が加わる可能性が。言いあいなど。
③脅迫禁止…チェーンメールなど。
④宣伝禁止…まぁ軽くはいいですが。
⑤その他 …思い当たるもの。

あ…喧嘩禁止で、作者が加わる可能性というのは、
作者(僕)が喧嘩に加わって面倒なことになるということです。
…マジで何か起こって加わっちゃったらごめんなさい。

では…登場人物を書き終えたら書き始めます。

+*お客様*+
まゆか様・なさにえる様・邪狼様

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Re: D.gray-man  ( No.6 )
日時: 2009/12/24 23:21
名前: ティム (ID: 9MGH2cfM)

第一章【エクソシストと哀れなAKUMA】
第一話『花嫁のAKUMA』

____マナッ  僕エクソシストになるんだ!____

____…エクソシストになったら…
     マナを壊した理由になるよね…?____

        __ねぇ…__

    ____ 答えてよ…マナ…。____



     
         パチッ


アレンは馬車の中で目を覚ました。

揺れている…まだ走っているのだろう。

「…変な夢…マナが出てきた…。」

マナ…それは僕の義父の名前。
僕を拾い、育ててくれた人……でも…。

左腕を強く握った。

この『腕』が…  マナを壊したんだ…。

今にも涙が出てきそうな目を押さえて、アレンは左目の傷に触れた。

 …マナに呪われたこの目…
         どうしてマナは僕にコレを…?

キキーーーーッ!!!!

馬車が止まった。

後から、この馬車の持ち主の声がする。

「俺が案内できるのはここまでだ。」

アレンは馬車を降りると、持ち主の男に、

「ありがとうございます。」

と、満面の笑みを見せた。

男はキョトンとした顔で、変な質問をした。

「ところでアンタ…女かい…?」

仕方ないだろう。

アレンは女顔なのだから。 これで19回目。

「あ…いえ…男です…。」

力なく答えるアレン。

「そうかいっ、すまんねぇ!あんまり笑顔がかわいいから娘を思いだしちまって!!」

男はそう言い、馬車で今来た道を引き返して行った。

「娘…。」

 もしその娘が死んだら、
       やはりAKUMAになって
              しまうんだろうか…。

「いやだなぁ…。」

アレンが空を見上げながら呟いていると、目の前に大きな教会が見えた。

「あれ、僕いつの間にか進んでた…。」

考え事をしながら、歩いていたのだろう。

  ____それにしても… この教会…____

「外にいてもこれだけ空気が淀んでるんだ…中なんか相当だろうな…ティム?」

不意にアレンの服の中から金色の翼が生えた球のようなものがでてきた。

「今日は猫に食われるなよ?ティムキャンピー。」

アレンがティムに笑顔を向けると、ティムはイソイソと服の中へ戻って行った。

その時、教会から悲鳴が聞こえた。

「きゃぁぁぁあああああああっ!!!!!!」

悲鳴を聞いた瞬間、アレンは教会に飛び込んだ。

中は真っ暗、普通の人なら何も見えないだろう。

でもアレンは、夜目がきいているので見える。

「十字架…?」

そこには、天井から落ちたとみられる十字架があった。
煙がたっている、今落ちたのだろうか?

「うぅ…やっぱ淀んでる…ゲホッ………。」

アレンは口に手を押しつけて、なるべくこの空気を吸わないようにした。

「AKUMAかな…。」

 教会… 幸福も生まれれば 不幸も生まれる場所…

   もしここで事故なんかが怒った日には…。

  ___その時は… AKUMAが生まれる時…___

Re: D.gray-man  ( No.7 )
日時: 2009/12/25 11:40
名前: ティム (ID: 9MGH2cfM)

*+-続き-+*

「助けてーっ!!!!」

教会に鋭い声が響く。

大広間の横にあるドアから聞こえてくる。

「あの奥…?空気が益々…。」

ぶつぶつ言いながら、アレンはドアを開けた。

そこには、AKUMAと一人の女性がいた。

その女性は、砂と服を持ちながら泣いていた。

「やられたか…。」

AKUMAの血の弾丸には毒がある。

撃ち込まれると、ウイルスが体内をどんどん浸食していき、最後には砂となって砕け散る。

「それはエクソシストでも同じ…。」

アレンがそう呟いた瞬間、AKUMAがこちらを向いた。

アレンはAKUMAのことを思いっきり睨みつけた。

アレンの左目が反応した。

「…花嫁……?」

AKUMAに内蔵された魂…ウエディングドレスを着ている。

きっとここで亡くなったのだろう。

結婚を前にして…。

AKUMAに内蔵された魂に自由はない。

永遠にAKUMAに束縛され、千年公の玩具になる。

しかも、やりたくもない殺人までやらされる…。

「僕もマナを…伯爵の玩具に仕掛けたんだな…。」

アレンがポツリと言うと、左目から、血の涙が流れた。

その時、

「危ない!!」

あの女性の声だ。

前を向くと、目の前にAKUMAがいた。

  【イノセンス発動!!】

AKUMAは身の危険を感じたのか、すぐに天井まで飛び、建物に空いた穴から逃げて行った。

「あれ、逃がしちゃった…。」

アレンは左腕の発動をといた。

そういえばさっきの女の人…。

アレンが女性の方をチラッ向く。

ガタガタ震えながらその場に座り込んでいた。

アレンはその女性にそっと近づき、訪ねた。

「大丈夫ですか?どうしてこんなことに?」

アレンが優しい笑顔を向ける。

「え…えーと…わ…私…この教会に思い出があって…久々に見に来たんです。弟と…そしたら、一人の男性がいたので、声をかけたらいきなり…うっ…。」

また泣き始めてしまった。

弟か…AKUMAになってしまうかもしれない。

「えーと…お名前は…?」

アレンはまた、優しく訪ねた。

「アリアといいます…弟はジョイ…。」

声が震えている。

よっぽどショックが大きいな…。

「アリアさん、1ついいですか?」

アレンが真剣な眼差しでアリアを見る。

「…はい…?」

マリアがアレンの方を向く。

「もしあなたの元に、『弟を蘇らせてあげますよ。』と言う男が現れても、決して耳を傾けないでください。それは、今出てきたAKUMAという化け物の製造者で、あなたも弟さんもAKUMAにされてしまう…。」

アレンは少しうつむいた。

するとアリアが、

「悪魔…?悪魔ってあの悪魔…?」

たぶん、童話の中などにでてくる悪魔を想像しているんだろう。

「いえ…ちがいます。童話の方などではなくて…。」

アレンはAKUMAの説明をした。




「…と、いう訳です。」

アレンの長い説明が終わると、アリアは、

「そうなの…気をつけなくちゃ…。あら?もうこんな時間…?」

外は漆黒の闇夜に包まれ、大きな満月まで出ていた。

星達も輝いている。

「うわぁっ、もう夜!?どうしよう…。」

困っているアレンを見て、アリアは、

「あの…よかったら私の家に泊まっていきます?」

アレンはキョトンとした顔で、

「え…いいんですか?ぼ…僕たくさん食べますよ?」

と答えた。

するとアリアは、

「いいですよ。命を救っていただいたんですから。それに、私の弟もたくさん食べる子で…家にたくさん食料が残ってて…、とても私一人じゃ食べられないもの…。」

と頬笑みながら答えた。

「そうですか…。」

やはり弟さんの話をするのは辛いんだろうか…。

「あの、すみません。最近この教会で事故とか起きませんでしたか?」

さっきのAKUMAの魂は花嫁の格好をしていた。

もしかしたら…。

「事故?そうねぇ…あっ…。」

ふと何かを思い出したようだ。

「何か…?」

アレンが不思議そうな顔を向ける。

「そういえば…丁度五ヵ月前くらいに、この教会で結婚しようとしていた人達がいて…結婚式の途中で…天井にぶら下がっていた十字架が落ちてきて、花嫁が亡くなったって事故がありました…。」

もしかしたら…。

「婿は?」

婿が生きてるなら…。

「生きてますよ。」

   ドクンッ

「なるほど…ありがとうございます…。」


  その人が…あのAKUMAかもしれない…。

Re: D.gray-man  ( No.8 )
日時: 2009/12/25 12:30
名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
参照: 名前変えました^^燈龍です。

はじめまして、邪狼といいます^^

僕もD灰大好きです!

ティムさん上手いですね!
続き楽しみにしています^^

Re: D.gray-man  ( No.9 )
日時: 2009/12/25 17:37
名前: ティム (ID: 9MGH2cfM)

邪狼s
初めまして、来ていただきありがとうございます。
おぉっ、邪狼sもDグレ大好きなんですね♪
お暇があれば、Dグレについて熱く語ってってくださいね〜☆
それから…断じて上手くありません!!
でも言っていただき光栄ですww

Re: D.gray-man  ( No.10 )
日時: 2009/12/25 18:25
名前: ティム (ID: 9MGH2cfM)

*+-続き-*+

「あの…マルクさんが何か?」

アリアが心配そうに尋ねてくる。

「マルクさん…?お婿さんの名前ですか?」

親しかったのか?
名前で呼ぶなんて…。

「えぇ、内気だけどとてもいい人です。この教会の牧師だったんですよ。」

アリアは笑顔で答えた。

「へぇ…詳しいんですね。」

こんなに慕われている人が…
    AKUMAを造んでしまったのだろうか…。

「まぁとりあえず…家に来ます?」

「あ、はい…そうですね。じゃあお言葉に甘えて…。」

    明日… 少し探索してみるか…。

少し不安をもったまま、アレンはアリアの家へ向かった。

       -アリアの家-

「ここです。」

アリアが足を止めた。

見ると、そこには小さなクリーム色の家があった。

「わぁ…可愛らしいおうちですね。」

アレンが笑顔で言うと、アリアは、

「ありがとうございます。実はこの家、私の父が建てたんです。」

と誇らしげに話した。

よほど自慢の父なのだろう。

「へぇ…すごいですね。お父様は今どちらに?」

するとアリアは首を横に振って、

「いいえ…3年前に事故で…母はその時のショックで…。」

と言いかけ、止めた。

きっと自ら死を選んでしまったのだろう。

AKUMAにならずに済んでよかったと言うべきなのか… いや…ちがう…
そうではなく、強く生きるべきだったのではないのか…?

こんな言葉が、アレンの頭の中を過る。

「…すみませんっ…こんな事聞いちゃって…。」

アレンは慌てた口調で誤った。

「いえ、いいんです。たとえ死んでしまっても、父は父に変わりはないのですから……母も…。」

アリアは静かにそう言い、視線を落とした。

アレンもアリアから目をそらした。

父も母もなくし、唯一の肉親、弟までも亡くしてしまったのだ。

これほどの、絶望、悲劇、悲しみはないだろう。

そんな心の傷を負ってしまった彼女の心を、どうにかしてあげられないのが悔しかった。

エクソシストはAKUMAを破壊する者。

けして、人間の心を癒せる者じゃない。

そこは、普通の人間と同じ…。

「…さ!早く家に入って!食事にしましょう!」

アリアが笑顔でそう言った。

「…はい…。」

アリアは自分のせいでアレンの笑顔を曇らせてしまったと思っているのだろう。

だから無理にあんなに明るく…。

アレンは涙をこらえて、家の中へ入っていった。

 彼女の心の傷が、少しでも癒されることを願って。


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