二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 仮面ライダーW+α
- 日時: 2009/12/31 01:40
- 名前: プレコグスター ◆xdS5ukMH$w (ID: 67Rz3URy)
名前が儀式魔人なのは気にしないでください(何
はじめまして プレコグスターと申します
この小説は、「とにかくWと色々な物をクロスオーバーさせてみよう」的な半ば思いつきで始めたものです
稚拙な文章かもしれませんが、楽しんでいただければ光栄です
補足
ストーリー的には10話(復讐のV)終了時あたりのイメージ
ファングメモリ無し
多分2話1組になるかと
Page:1
- Re: 仮面ライダーW+α ( No.1 )
- 日時: 2009/12/31 01:40
- 名前: プレコグスター ◆Ef3hdgWA$Y (ID: 67Rz3URy)
バイラスドーパントの事件から数日
鳴海探偵事務所の3人は相変わらずの日々を過ごしていた
「馬鹿は風邪を引かない…ならどうして翔太郎は風邪を引いたんだ?」
「あのなぁ、人を馬鹿馬鹿言うんじゃねーっての」
フィリップは未だに翔太郎が風邪を引いたのが腑に落ちないらしい
自分なりに納得する答えを導いたにもかかわらず、それを覆されたのが彼の探究心にさらに火をつける結果となったようだ
「そういえば、亜樹子のやつどこ行ったんだ?さっきから見ないけど」
「さぁ アキちゃんなら多分買い物にでも行ったんじゃないかな?」
「病み上がりだってのに…元気なやつだ全く ズズッ」
風邪のピークは過ぎたようだが、未だに鼻がぐずつくようだ
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る
「誰か来たみたいだ 翔太郎、見てきてよ」
「わーったよ…はい、こちら鳴海探偵事務所ですが…」
翔太郎は一瞬硬直した
「…子供?」
第1話「Kの影/野生怪奇」
「見慣れない野生動物ねぇ…」
「はい…ここのところ相次いでまして」
依頼者、御子神ナギサが語る
「最近、象とかチーターとか、あっちこっちにいるみたいなのよ!」
「それに、カバやオオカミを見たって人もいるし…」
そして彼女の双子の妹、御子神リコ、リムも証言する
「象、チーター、カバ、オオカミ…ですか」
翔太郎も今回ばかりは訳がわからないようだ
「わかりました とりあえず、調べるだけ調べてみます」
「とは言ったものの…どう思う?フィリップ?」
あまりに意味不明すぎてもはや頭の整理すら追いつかないようだ
「興味深いね…どれも日本には生息していない…いや、オオカミはもしかしたら、あのニホンオオカミの生き残りかも…!」
「…だーめだ 完全にスイッチ入ってる」
「ただいまー さっき女の子とすれ違ったけど?もしかして依頼?」
亜樹子が帰ってきた
「あぁ しっかし今回ばっかりはさっぱり意味がわかんねぇ」
「何なのよ?」
「ここから電車で2駅くらい東に行ったとこに神浜市ってあるだろ?そこで象だのチーターだのの野生動物が目撃されてるんだと」
「へー…ってなんでやねん!」
パコン!
強烈なスリッパが炸裂する
「痛ってぇ!何しやがる亜樹子!」
「馬鹿言ってんじゃないわよ!チーターなんているわけないじゃん!」
「それだから訳がわかんねぇんだよ!」
またいつもの調子で口喧嘩が始まってしまった
(…野生動物…チーター…象…)
フィリップのが検索を始めたようだ
「どうした?フィリップ?」
「だめだ まだ少し絞りきれないな…」
「そういえば神浜って、たしか世界遺産登録がどうって最近言ってるとこだっけ?」
「あぁ、そういえばそうだな…何かあるかもしれないな」
確かに神浜市は数ヶ月前から、市街と樹海を世界遺産登録するためのプロジェクトを実行していた
「よっし!それじゃ早速行ってみますか!」
「なんでお前が仕切ってんだよ」
40分後 神浜駅
「おー!着いた着いた!」
「はしゃぐな!子供じゃあるまいし!ったく…お前が来るからハードボイルダーが使えねぇんだよ…」
海を見下ろす街、神浜市
広大な自然と文化が調和する、風都とはまた違った形を持つ街である
「えっと、まずは依頼者の家に…どうした?亜樹子?」
亜樹子が翔太郎の服の裾を引っ張っている
「あ…あれ…」
「ん?なんかい…いぃ!?」
翔太郎も一瞬自分の目を疑った
駅のロータリーの反対側、茂みの中に、明らかに人ではない何かがいる
それもかなりでかい 少なくとも犬ではないようだ
軽く混乱しつつも、バットショットでその様子を撮影しようとするが…
「あ、逃げやがった!」
撮影できたのは逃げる一瞬に1枚だけだった
「…なんだったんだ今の…」
(野生動物…御子神…ん?)
続く
- Re: 仮面ライダーW+α ( No.2 )
- 日時: 2009/12/31 01:46
- 名前: プレコグスター (ID: 67Rz3URy)
と、いうわけでとりあえず第1話できました
なんか何回やってもトリップが変なんでもう無しで行きます
今回は「あにゃまる探偵キルミンずぅ」とのコラボ
仮面ライダー…というかバトル系とは無縁の作品です
なんで自分でもこんな組み合わせにしたのかは若干謎ですが(おい
- Re: 仮面ライダーW+α ( No.3 )
- 日時: 2010/01/02 00:00
- 名前: プレコグスター (ID: 67Rz3URy)
「な、何だったのよ今の…」
「さ、さぁ…」
今まで数々のドーパントを倒した翔太郎でさえ、驚きを隠せなかった
バットショットで撮影した画像を確認してみると、どうやらそれはライオンのようなのだ
「日本の…それも街中にライオン?あぁもう訳わかんねぇ!」
「フィリップ君も今回はうまくいってないみたいだし…あれ?」
「今度はどうした…???」
2人は再び我が目を疑った
先ほどライオンのようなものがいた辺りに猫や兎の着ぐるみを着た、リコとリムの姿があった
「あいつら…依頼してきたやつらじゃねぇか」
「でもなにあれ?変な着ぐるみ着てるけど?」
「…趣味か?まぁいいや とりあえずもう少し詳しく話聞いてみるか」
「はっ」
リムの耳が会話を聞き取った
「どしたの?リム?」
「どうしよう!誰かに見つかっちゃったみたい!」
「ちょっ、えぇ!?に、逃げるわよ!」
「う、うん!」
「あっ!あいつら逃げやがった!仕方ない、とりあえず写真だけでも!」
『バット』
バットショットを変形させ、リコ達を撮影する
「…ライオンといい、あいつらといい、なんなんだこの街…」
撮影した画像をフィリップのスタッグフォンに転送しながら呟いた
城
「なぁ新井、最近お前変じゃないか?」
「何が?」
「いや、なんか、なんと言うか…」
「俺が近寄ったときも逃げたじゃねぇか」
「獅子山さんは本気で食べようとするじゃないですか…ちょっと寝てくる…気分悪い…」
「?」
一同、何か違和感を感じているようだ
新井自室
「へへ…こいつが…こいつがあれば…!!」
新井の懐から取り出されたもの、それは紛れもなくガイアメモリだった
『キンカジュー!』
「え?ドーパント?」
「まさか気付かなかったのかい?翔太郎?」
なんと、翔太郎が撮影した画像にドーパントが写りこんでいたというのだ
「どこにそんなもん写って…ん?」
バットショットでリム達を撮影した写真の隅に、怪しげな影が写り込んでいる
「フィリップ…まさか、これか?」
「あぁ 間違いない 形状からして、恐らくキンカジューのメモリだろう」
「…キンカジューって…あのアナグマみたいなやつか?」
「あぁ そうだ」
「ところでフィリップ…さっきからガタゴト聞こえるんだが、どこから電話かけてんだ?」
「神浜行きの急行の中だよ 何か?」
「おぉぃ!電車の中で通話すんじゃねぇ!あとそれから勝手に出歩くなっつってんだろ!前みたいに組織の幹部にでも襲われたらどうすんだ!」
「問題ない ここには組織の手は及ばない」
「それはいいが携帯は切れ!じゃな!」
プツッ
「ったく…」
「なんだったの?今の電話」
「ドーパントがいるんだとよ 風都でもないここに」
第2話「Kの影/キルミンフォーゼ、してみる!?」
フィリップが翔太郎たちと合流し、3人は依頼者、御子神一家の元へ向かう
「ところで翔太郎」
「ん?どうした、フィリップ?」
「さっきの着ぐるみの子達なんだが、御子神家の関連人物を調べていたら面白いことがわかってね」
どうやら先ほどの写真で、フィリップの検索対象が絞り込めたようだ
「あれは着ぐるみじゃない 『キルミン』、というものだそうだ」
「…キル…ミン…?」
聞きなれない、というか初めて聞いた単語だ
しかもさっぱり意味がわからない
「これはかつてマリアンヌ・シェーンベルクという生物学者が唱えた『生物逆進化論』に基づいて、彼女の夫である御子神ユウキ博士が完成させた物だ」
「御子神…って、あれ?もしかして、あの子たちの?」
亜樹子が先に気づいたようだ
「そう 彼女たちの祖父に当たる人物だ」
フィリップが説明を続ける
「これは人間の遺伝子内に存在する『アニマリアン因子』を活性化させ人間を逆進化、つまり動物に変身させる装置なんだ」
一通り説明し終わったフィリップが、おもむろに何かを取り出した
「とりあえず即席で3つ作ってみたんだ」
「お前…することが速すぎるだろいくらなんでも」
フィリップが取り出したのは、狐、三毛猫、そしてフェレットのキルミンだった
「なんでこのチョイスなの?」
「いや、動物関係の資料を読み漁ってたときに出てきたのを組み込んだだけだよ ギジメモリと基本構成が殆ど同じだったから、余ってた基盤をそのまま流用したんだよ 翔太郎はこの狐、アキちゃんはこの三毛猫ね」
「で、これはどうやって使うんだよ…」
スライド式の本体を開いた瞬間、システムが起動した
『虹彩(アイリス)登録完了!続いて音声登録を行います!』
「うおっ!なんだこれ!?」
「その機械の指示に従って」
「し、指示!?」
『では、キルミン、と発声してください!』
「え、キル…??まぁいいや」
「キルミン!」
3人が同時に叫ぶ
『了解しました!キルミンフォーゼ、開始します!』
「な、な、なんだぁぁぁ!!??」
謎の生物のようなものに飲み込まれる3人
気が付いたときには、3頭身の着ぐるみを着た姿になっていた
「な、な、な、なんだこりゃぁぁぁぁ!!??」
2話、ちょっと長くなっちゃったんで前後編に分けます
って御子神姉妹まだまともに出てないじゃないか
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