二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ】悪ノ小説
日時: 2010/01/22 21:44
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

お久しぶりです、奏/かなで(元・都和★)です。

なんだかんだで建て直しです(・ゝ・)


小説初挑戦です。
暖かく見守ってくださると嬉しいです♪

とりあえず、自分なりに悪ノシリーズを
小説化してみようと思いました。。

表現が変だったり誤字があったら教えてください;
あくまでも解釈は「自分なり」なので
そこらへんはご了承くださいませ。

視点とかありません。(多分・・・←)
客観的なナレーションでお送りしまs((ry

※更新は、かなり遅れ気味になります。

登場人物>>1

ちょっと長めのプロローグ>>2 >>5
第1章>>6


参考・原曲  悪ノ娘
       悪ノ召使
       リグレットメッセージ
       Re birthday
       白ノ娘
       その他、緑の娘など・・・。

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Re: 【ボカロ】悪ノ小説 ( No.3 )
日時: 2010/01/22 21:49
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

しばらくの沈黙が続いたあと、レンが口を開いた。

「・・・・・・・そうだ、リン。遊ぼっか★」

「遊ぶって・・・・・地下牢でどうやって・・・・・」

「大丈夫、できるよ。僕らが入れ替わるの。・・・・・簡単でしょ?・・・先に大人にバレたほうが負け。」

「じゃあ、私がレンのマネをすればいいんだね。・・・うんっ!おもしろそうっ!!」

リンは目を輝かせながらそう言った。

「じゃあ服も交換するんだよね?」
「そ、交換♪」

——————・・・・・・

「あははっ!!レン、女の子みたい!私そっくりー♪」

「リンも僕そっくりだよ」

そんな楽しい会話をしていると、一瞬にして空気の凍る出来事が起こった。

あの老人たちが、地下牢の中へ入ってきたのだ。

老人は、リンと・・・・正確には、リンの姿をしたレンと
目を合わせた。

どうやら、入れ替わっていることに気づいていないようで、老人たちはレンの手を引いた。

「・・・・れ・・・・ッ・・・。」

と、リンは呟いた。

“レン”と言おうとしたんだろう。

しかし、リンが口を開いた瞬間、レンはその言葉を消し去り、こう言った。

「レン、私が戻るまで遊びは続くからね」

その言葉と笑顔を最後に、レンは地下牢から姿を消した。


そして、黄の国からも消えた。




4歳という幼いうちに、「いつも一緒にいてくれた人」がいなくなった。

これが、リンがひねくれ、悪になってしまった理由——・・・・・。

Re: 【ボカロ】悪ノ小説 ( No.4 )
日時: 2010/01/22 21:52
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

第1章 再会


———10年後

「大臣、話があるのだけれど。」

「何でしょうか、王女様。」

「ここにある洋服、全部飽きたわ。新しい物に買い換えておきなさい。この靴もね。
 
 それから、湖の近くに離れが欲しいわ。」

「・・・・・・あの、大変言い難いのですが、このままでは国の予算が・・・。」

「何・・・・・?逆らうの??」

「・・・・・いいえ、申し訳ございません・・・・。」



あれから10年も経ったけれど、リンはすっかりひねくれた王女になっていた。

結局リンは、レンがいなくなってから全ての人に正体を明かし、そして

     災いを呼んだ。


王、つまり父親は事故死し、母親はそのショックで衰

弱死してしまったのだ。このこともあってか、リンは

民に「悪の娘」と呼ばれるようになった。



「王女様、民が王女様に会いたい・・・・と。」

「・・・・・・分かったわ。今行く。」

こんなこと、よくあることだ。食べ物が足りない、と
王女の元へとやってくる愚か者たち。

それを、リンは1つずつ潰していく。

「食べ物を分け与えろ、ねぇ・・・・・。そんなの無理に決まってるじゃない。」

これでは、まだ軽い言い方だ。

「何度言えば分かるの?無理だと言っているじゃない。」

少しずつ、“悪”になっていく。

「さぁ、跪きなさい。」

最後の言葉がコレ。

・・・だといいのだが、リンの場合、度が過ぎると

「あぁッ!もう!五月蝿いわね!・・・大臣!明日の朝、こいつを処刑しなさい!!」

・・・・とこうなってしまうのだ。

今まで何人の民が犠牲になってきただろう。

それは、王女であるリンにも分からないことだった。

Re: 【ボカロ】悪ノ小説 ( No.5 )
日時: 2010/01/22 22:18
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

■1章続き■
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「はーぁ・・・、疲れた・・・・・・。」

おずおずと、白髪の大臣が入ってくる。

「あの・・・王女様・・・。」

「何よ、また民が来ているの??」

「・・・いえ、そうではございません。」

「だったら何?早くして、疲れてるんだから!」

リンは、少々怯えている大臣を睨みつけた。

「あ・・・新しい召使が来ています・・・。」

リンは「え?」というような顔を見せた。

・・・それもその筈、新しい召使が来るなんて話、少しも耳にしていなかったからだ。

どちらにせよ、召使が来たところでこの日々は変わらない。

誰もがそう思っていた。


「そんな話聞いてないわよ?」

「・・・突然のことだったのです。申し訳ございません。」

「へぇ・・・まぁいいわ、ここへ連れてきなさい。」

そうリンが言うと、無駄に広々としたこの部屋に、黒いマントを着た人間が入ってきた。

「初めまして・・・いえ、お久しぶりです、王女様。」

「・・・・・・え・・・。今・・・何て・・・。」

“初めまして”ではなく、“久しぶり”

人間はそう言った。

そして、大きなマントが床に落ちる———・・・。

Re: 【ボカロ】悪ノ小説 ( No.6 )
日時: 2010/01/22 22:30
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

■さらに続き■

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そのマントの下にあった姿・・・・・・

それは、

綺麗な金髪を後ろで結った髪。

無垢な笑顔。

そして、リンとそっくりな容姿をした

       1人の少年。

その少年を「弟」だと気づくまで、どれほどの時間が必要だっただろう。


「・・・れ・・・レン・・・??」

すると、レンと呼ばれたその少年は、笑顔のまま答えた。

「あの時のゲームは、貴女の負けですよ、リン様。

 今日からは召使としてお仕え致しますので・・・・

 どうぞよろしくお願いします。」

この日のレンほど、違和感を感じるものはない、とリンは思った。

実の姉であるリンに「様」をつけて呼ぶなど、考えられなかったのだ。

違和感を感じたのはリンだけではない。

言った本人であるレンも、不思議に思っていた。

10年前は呼び捨てだった。

いつも一緒だった。

たまに喧嘩もしたけれど、すぐ元通りで・・・

手をつないだり、一緒にお菓子を食べたりもした。


でも、今の彼女は「王女」
  
      彼は「召使」という身分にある。


全ては「リンの笑顔を守るため」

この強い思いがなければ、今頃レンは此処にはいなかっただろう。



こうして、王女と召使の物語は始まった。

Re: 【ボカロ】悪ノ小説 ( No.7 )
日時: 2010/01/22 22:37
名前: 奏 (ID: y5Clm6mh)

なんか・・・パスワードを設定していなかったらしく、

トップ記事(?)の編集ができません((馬鹿;

なので・・・申し訳ありませんが

「ちょっと長めのプロローグ>>2 >>5」や、

「第1章 >>6」はスルーして下さい。


建て直しで、まんまコピペしてやっちゃいましたので・・・・

本当に馬鹿でごめんなさぃ(@д@;;)


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