二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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リボーン 初代ボンゴレの意思を継ぐ者
日時: 2010/01/30 12:13
名前: 蒼 (ID: PU7uEkRW)

第零章 金髪紺眼の少女

桜———。

ずっと昔。

彼女は塀の上に座っていた。

黒いマントを着て。

空を見上げていた。

炎を思わせるような覚悟の眼。

桜のような凛とした表情。

一度だけ、彼女は俺と出会った。

彼女は何も言わず風が吹いた時、何処かに行ってしまった。

俺は忘れてたんだ。

彼女を。

桜の彼女を。

初代の大空を。

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Re: リボーン 初代ボンゴレの意思を継ぐ者 ( No.1 )
日時: 2010/01/30 12:46
名前: 蒼 (ID: PU7uEkRW)

第一章 桜の舞う日に

「10、代目・・・?」
少年は心を失った。
「・・・。」
虚空を見つめる彼は、何も、見えない。

壊した彼らは、

ボンゴレ守護者達。

「・・・。」
虚ろな眼を揺るがさず、ただ、桜を見ていた。
「−−−−!」
その場から去って行く守護者達。

すると桜が揺らいだ。

そこに立っていたのは、

金髪黒仮面の、   

俺ソックリの少女。

「・・・誰?」
聞いてみた。
その少女はフワッと彼の前に来た。
「沢田、綱吉・・・。」
そう言って俺の頭を撫でた。
優しくて、
暖かい・・・。
桜のような。
「・・・ッ!」
気付けば涙が出ていた。

「お前を、」

仮面を外す。

「変えに来た。」

紺眼の少女だった。

Re: リボーン 初代ボンゴレの意思を継ぐ者 ( No.2 )
日時: 2010/01/30 16:31
名前: 蒼 (ID: PU7uEkRW)

第二章 虐め

「君、は。」
「私は、初代ボンゴレの意志を引き継ぐ者。彼方を、守りに来ました。」
「初代、ボンゴレ・・・?」
「・・・彼方を守る。絶対に。」
味方。初めて、本当の味方がいた。

「そして—。ボンゴレリングを、取り戻します。大空。」

リング。それは、奪われた代物。ボスとしての、証。
「・・・俺は、ボスになってもいいの?」
「彼方にこそ、なってほしいんです。私は、大空は彼方にこそ相応しいと想っています。」
「——。」

「それに、リング、大空のリングは、あの娘には扱えぬ代物。初代達、歴代ボンゴレは、お怒りです。」

「——!・・・。」
「では、私は行動します。」
黒いマントを翻す、
「待って!」
「・・・どうしましたか?」

「———絶対に、怪我だけはしないで。」

「———優しいんですね。やはり大空だ。」

そう言って仮面をつけ、外に飛び出して行った。

(初代大空のかけらは動き出した。)

(悲しみの音を戻す為。)


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