二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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逆転御伽話
日時: 2010/03/31 19:16
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

はじめまして。
遊離(ゆうり)です。
二次元に来てみました。

上手く書けるか分かりません。
それでもいいよと言う、心の広〜い方はコメントお願いします。


__________________________________

Ⅰ・逆転シンデレラ
前編>>1   後編>>2

Ⅱ・逆転白雪姫
>>3  中>>4  下>>5

Ⅲ・逆転マッチ売りの少女  >>7

Ⅳ・逆転人魚姫 
前編・>>9

Page:1 2



Re: 逆転御伽話 ( No.5 )
日時: 2010/03/01 19:49
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

逆転白雪姫—下—


「どうやってあの憎き小娘を殺しましょうか・・・。」

「毒りんごは駄目ね、あれでは死なないわ。」
継母はしっかりと勉強しているらしく分かっていたらしいが、人間には毒とそうでないものを舌で判断できる能力がある。

アルカロイドを「苦い」、タンニンを「渋い」と認識する。

子供は味覚が敏感なのでそれにすぐ気が付いてしまう。

「そうだわ。いっそのこと刃物で突き刺してしまいましょう。」
継母はそう思いすぐ行動に移った。

「この毒付ナイフで白雪姫を殺しておしまい・・・。」
継母は何でも言う事の聞く小人にその役を任せました。

『白雪姫は夕方、近くの湖に1人で散歩に出かけるわ。警備係はいないからそこを狙いなさい。』
継母はそう言って小人を遣わせた。

そして殺した印として白雪姫の心臓を持たせました。

数時間後_______________________________


「殺してまいりました。」
小人はしっかりと白雪姫の心臓を持ってきました。

「いい子ね。さてと・・・さっさと隣国へ行きましょう。」

継母はそう言うと、とびきり綺麗な服を着て隣国へと向かい、白雪姫の結婚するはずだった王子の場所へと向かった。


そして紅雪は王子と結婚し幸せに暮らしました。



___________白雪姫を殺した罪を背負いながら・・・

Re: 逆転御伽話 ( No.6 )
日時: 2010/03/13 22:12
名前: 未狐時 (ID: oRnEbL0s)

いつのまにか話が進んでる!
これからも頑張って〜(^^)/

Re: 逆転御伽話 ( No.7 )
日時: 2010/03/29 21:13
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

逆転マッチ売りの少女

「マッチは・・・マッチはいかがでしょうか?」
私はか弱い女の子。
雪の中寂しくマッチを売っているわけでもなく。

「ひとつ貰おう。」
心優しいお方がマッチを買ってくれるのはただの同情心。

なんて馬鹿げた世界なのだろうか。
相手に買わせるなんて、お安い御用よ。
弱そうな女の子の格好して、細く弱い声で囁けばいいんだもの。
「マッチは要りませんか」・・・ってね。

バカな大人はすぐに食らいつく。
もちろん私の父親もだ。
私がいつまでもあんなむさ苦しい男の下で働くとでも思っているのだろうか?

そんなはずはないだろうな。
でも・・・もしもそんな馬鹿げた事を思っているのならば、裏切ってやろう。
この私がね・・・。

「早くマッチを売ってこいこの役立たず!!!」
父親はそう言って私を外に投げる。
私は少し寂しそうに家から町に向かって歩く・・・
わけもなく、その辺でうろうろする。

そこら辺を歩いていた男の人たちに
「たばこの火をつけるのにマッチはいかが?」
と優しく尋ね高値で売り付ける。
売り払ったマッチとその金分のマッチはすべて使い切る。
家に帰り父親に渡し、半分の金をもらう。
そして家出の準備でもして・・・

明日にでも家を出よう。
マッチ工業の社長になってやるわ!
なんて馬鹿げた事言いながら、
その辺で見つけたイイ感じの紳士にいいよって
結婚。
親父はその辺で何かしてると思うけど、絶対に助けてなんかやらないわ。

あれだけ扱き使っておいて今更「ごめんよ」は無いわ。

その辺で好き勝手やって、死んでいくがいいわ。

私は優しい紳士と結婚し、大手玩具会社の社長夫人。

こうして可哀そう(だと思われていた)マッチ売りの少女は見事に父親を騙し、幸せに暮らしましたとさ。

        おしまい。

Re: 逆転御伽話 ( No.8 )
日時: 2010/03/29 16:10
名前: 未狐時 (ID: 0q4eYj7U)

マッチ売りの少女が随分とたくましくなりましたね。
続き待ってるよ(^^)/

Re: 逆転御伽話 ( No.9 )
日時: 2010/03/31 19:15
名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)

逆転人魚姫(今回は少し幸せ系に・・・)

前編

ある所に海の王国がありました。

青々とした海藻のなかにある大きな国。

誰にも見つかることなく幸せに人魚たちは過ごしていました。

人魚の王国の姫はとてもおてんばで国中の人が
「いつか人間界に行ってしまうのでは・・・」
と心配していました。

そんな心配のなんかそっちのけで姫は毎日人間界の浜辺で遊んでいました。

そんなある日の事
いつものように浜辺で遊んでいると、
1人の男に声をかけられました。

姫は何も言わずにただ男を見つめていました。
男は姫の姿を見て
恋に落ちました。

しかし人間の男と人魚の王国の姫は決して結ばれてはいけない。
禁断の恋だったのです。

『結ばれてはいけない。』
そんな掟が男の恋心に灯をともしました

「絶対に結ばれてやる。」男はそう海に誓いました。

姫のいる海に向かって。

一方姫も男に恋をしていました。
一目見て
「この人は悪い人じゃない」と感じたのです。

結ばれない恋・・・。
そんな事は分かっていました。
生まれてからずっと言われ続けている事だったから・・・
人魚界の姫である者に自由は無い。
決められた婚約者と結婚し王国に未来を築きあげる運命なのです。

「彼と一緒に人魚界で暮らせたら・・・。」
姫はいつしかそんな事を思うようになってしまいました。
禁断の恋・・・

それが許されないことと分かっていても。

恋心には勝てません・・・


いつか・・・
彼と結ばれよう。

姫はそう思い毎日を過ごすのでした・・・・


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