二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- DRRR!!/春と折原臨也
- 日時: 2010/02/28 22:42
- 名前: 甘楽 (ID: j94.kxUq)
いざやさんとヒロインの恋愛道中。
成田良吾:著『デュラララ!!』の二次創作。
*主な登場人物
・折原 臨也
・乙津屋 尋(おつや ひろ)<ヒロイン
・葛城 瑞樹(かつらぎ みずき)<ヒロインの叔父
・その他池袋人
☆それでは、お楽しみください☆
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*プロローグ〔ヒロ〕
こんにちは。わたしヒロ。漢字で書くと、千尋のひろになる。
こう言うと、ジブリの「千と千尋の神隠し」を誰でも連想するらしくて。
そして、それはわたしも例外ではなかった。
そうして。
わたしはカタカナに名を変えた。戸籍でも変えて。父さんと母さんがいないから、実質わたしの保護者になってる叔父さんに頼み込んだのだ。それはわたしが中学一年のとき。
今、わたしは高校生になっている。
一人暮らしだったのが、小学校から中学校にかけて。世間とは全く逆で、わたしは高校三年の今になって、叔父の家へ引っ越すことになった。
そう、東京へ。
叔父が先日足を故障したのだ。身寄りの少ないもの同士、仲も昔から良いので、これからは助け合って生きていくのだ。
まあ、わたしの今の紹介&状況説明はこれくらいでいいだろう。ついでに言っておくと、わたしはこの急な引越しにそれほど嫌悪感は持たなかった。年度の変わり目(次は高校三年だ)であるのも手伝って、新たなスタートを切るつもりだ。
決まったことに悩まない。人は助け合って生きるもの。ポジティブなら、事態はゼッタイ好転する。
これが、わたしの今のポリシーだ。
友達との別れもすみやかに済ませたわたしの胸は、新しい生活への期待と快い緊張ではちきれそうに膨らんでいる。
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- 1.プロローグ〔折原臨也〕 ( No.1 )
- 日時: 2010/02/28 23:05
- 名前: 甘楽 (ID: j94.kxUq)
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新宿:某マンション。
締め切ったカーテンは、夕暮れの光を遮断して、その部屋の中全体を暗闇で囲っていた。
部屋の中央に据えられたシャープなデスクの上にはPCが置かれ、同じく無機質な青白い光をディスプレイから放っている。
そして、そこでは、先ほどから出鱈目な速度で文字がつづられていた。
【田中太郎】…じゃあ甘楽さん来るんですか
【セットン】会えるかもしれませんね
【甘楽】うん、そのときはよろしくww
【セットン】会ってもわかりませんよw
【甘楽】行きますよ〜。池袋に春が来るころですから www
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