二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 桜の花は舞い散る—REBORN—
- 日時: 2010/03/19 18:23
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
登場人物設定
・沢田空
沢田綱吉の実の妹。(男装だから弟かな。)
雲雀の親友。雲雀を助けようと動く。
実はボンゴレ裏のボス。
風紀委員長代理。
本ヒロイン。
容姿:ツナと同じ容姿だけど眼が橙色でハイパーモード寄り。長い髪を後ろに一つに結んでいる。
学ランを肩に羽織っている。(雲雀同様)
性格:物凄いイジワル体質でいわゆるドS。時折イジワルっぽい笑みを浮かべる。
武器:グローブ・トンファー。大空の炎。Xクリスタル。(零地点突破の氷をクリスタル状にして放つ技)
超直感。
・雲雀恭弥
ツナに苛められ精神的にヤバイ状態。
そんな時、空が現れる。
本主人公2
・目次
序章 壊れる寸前
第一章 彼は夜空
第二章 キミは転校して来た
第三章 悪魔の笑み
Page:1
- Re: 桜の花は舞い散る—REBORN— ( No.1 )
- 日時: 2010/03/19 16:37
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
序章 壊れる寸前
沢田綱吉。
その名を聞いただけで、体が震える。
怖い。
僕は、怖い。
彼の所為で、皆、僕をコワス。
壊す。
昔なら、そんな事、なかった。
だけど、今は—。
「ッ・・・」
居なくなるのが怖くなってしまった。
なにかが壊れるのを恐れている。
応接室で一人、震えながら書類整理を行っていた。
「フウン。雲雀恭弥ねぇ・・・」
そう、屋上から彼を見ている一人の彼。
その彼はイジワルっぽい笑みを作って、楽しそうに笑った。
「綱吉・・・。わりいな。」
- Re: 桜の花は舞い散る—REBORN— ( No.2 )
- 日時: 2010/03/19 17:24
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第一章 彼は夜空
真っ暗な夜道。
僕は歩いていた。
だけどさっきから体の震えが止まらない。
何人かの殺気。
それが、判る。
カタカタと成る体。
急ぐと気配も付いてくる。
怖い
怖い
怖い・・・。
「おい、テメエ!」
「!」
振り向く。
不良の男達が三人居た。
後ずさる。
「や、だ・・・」
「何がヤダだああ?」
「やっちまえ!」
眼を瞑った。
ドガッ
「な!?」
眼を開く。
そこに居たのは沢田綱吉ソックリの彼。
だけど、何処か感じが違う。
「おっと。お前ら何人の【おもちゃ】殴ろうとしてるんだ?」
「て、テメエ何者だ!」
「さあね?それよりお前ら、落し前つけてもらうぜ。」
何処かに仕込んでいたトンファーを取り出した。
「チッ・・・!」
殴りかかってくる残り二人をトンファーで殴って気絶させた。
すると僕のほうを向いて、イジワルっぽい笑みを浮かべた。
「雲雀恭弥・・・。かつて最強の不良と恐れられた生徒。現在は沢田綱吉に嵌められ苛められている、あってるか?」
僕に聞き返す彼。
僕は静かにうなづく。
「・・・キミ、は・・・」
「兄を全力で嫌う人間。それが俺だ。」
「・・・名前・・・」
「沢田空。沢田綱吉の実の弟だ。」
「!」
「警戒すんなよ。言っただろ、俺は兄が物凄くこの世で一番嫌いなんだって。」
そこまで言って無いけど。
ヒョイッ
「!?」
「よし!今から俺の家行くぞ♪」
「き、キミの、家・・・」
「安心しろ!アイツとは完全な別居だ!」
「・・・」
完全否定しちゃったよ。
まあ、べつにいんだけど・・・。
変わった子だよなあ・・・。
そのまま担がれて僕は彼の家に来た。
・・・今更想ったけど何で僕、担がれてるの?
「付いたぜ。」
ガチャッと開けて中に入れば普通の部屋。
だけど全て黒と白で統一されている。
僕の部屋みたいだった。
「好きなだけ居ればいいよ。お前にここの鍵渡すわ。」
そう言って合鍵を僕に渡した。
「・・・何で僕に?」
「超直感。お前に渡したほうが面白そうだから。」
そう言ってイジワルっぽい笑みを浮かべた。
これが彼との出会い。
- Re: 桜の花は舞い散る—REBORN— ( No.3 )
- 日時: 2010/03/19 17:52
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第二章 キミは転校して来た
次の日。
何時もどおり応接室で蹲っていた。
首にかけた彼の鍵。
トッ・・・ガラッ・・・ビュオォ・・・
「!?」
「よッ!雲雀!」
窓際に立っていたのは彼、沢田空。
相変わらずイジワルっぽい笑みを浮かべていた。
「どうやって入ってきたの・・・」
「んー?普通に壁上って窓から。」
ありえない・・・
「そんなことよりキミ、何しに来たの?」
「転校して来たー。」
「・・・本当に?」
「そう。今までは黒曜に居たけどコッチに転校して来た。それで頼みがあるんだけど。」
「・・・何?」
「俺にその学ランくれ。」
「・・・は。」
それだけ?
ていうか何で学ラン?
「だって寒いときとか学ラン便利だし。それにカッコいいから。あと俺を風紀委員に入れて欲しいな。」
「・・・判った。ちょっと待ってて。」
僕はたんすから学ランを引っ張る。
風紀の腕章も。
そして彼に渡す。
「よっし。宜しくな、雲雀。」
そういった彼はバサッと肩に学ランを羽織った。
腕章を学ランのすそにつけたまま。
そしてニヤリと笑って。
「じゃあ俺は教室に行くわ。」
「・・・うん。」
彼は上機嫌で出て行った。
・・・今の風紀委員は彼と僕だけ、か・・・
そう想いながら資料を見ていた。
- Re: 桜の花は舞い散る—REBORN— ( No.4 )
- 日時: 2010/03/19 18:22
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第三章 悪魔の笑み
俺は学ランを揺らし、担任と転入するクラスの前に来た。
風紀委員の権力は薄れているようで腕章をつけてもどうと反応しなかった。
「合図したら入って来い。」
「ハイ。」
ピシャッ
俺は仕込んであるトンファーを見る。
「入ってきなさい。」
俺は扉に手をかけた。
「始まるぞ・・・。俺たちのゲームが。」
そう、ニヤリと笑いながら俺は教室に入った。
「じゃあ自己紹介してくれ。」
俺は視線を綱吉に移す。
少なからず驚いているようだ。
俺はにこりと笑って、
「沢田空です。宜しくな。」
そう、言った。
「じゃあ席は・・・。山本の隣だ。」
山本と呼ばれた少年は知っている。
ソレに、あちらのほうも知っているようだからな。
「よろしくな、山本武。」
「!」
眼を見開いて俺を見る。
俺は可笑しく笑った。
「じゃあ一時間目は質問タイムだ!静かにしてろよー。」
そう言って担任は出て行った。
俺の周りに生徒は集まる。
平凡な質問が繰り返される中、最後の質問は。
「空って、沢田の双子?」
フッと笑って、
「当たり前だよ。こんな容姿、双子以外ありえない。」
そういった。
そして、もう一つの質問。
「何で、風紀委員の腕章つけてるの?雲雀ってそんなすげえやつでもねえだろ。」
そこで俺、切れました。←マジで。
ガッ・・・ドガアアッ
男子生徒は俺のトンファーで殴られ壁に吹っ飛んでいった。
「何するんだ!」
「俺の委員長を侮辱しやがって・・・。それだけは禁句だぜ?」
そう言って鋭い瞳で生徒達を見た。
全員怯んだよ。
あっけないな・・・。
「じゃあな。俺はサボる。」
そう言って教室を出て行った。
その後、担任が五月蝿く付き纏っていたが。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。