二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ドキドキ★スクランブル(1話)
- 日時: 2010/03/29 13:13
- 名前: 桧原桃香 (ID: KCnf7FEj)
1話
〜嵐の夜〜
僕は、木伊崎健太で、小学4年の10歳。
ある夜、僕は嵐に巻き込まれた。
僕は、いきなりの事に驚き突っ立ったままだった。
木「どうしよう・・・、誰か」
僕は、辺りを見回した。
相変わらず誰もいない。
木「・・・・はぁ、おかあさぁん!」
その時、母の登美子が来た。
木「アぁ!!お母さん!」
登「もう!いきなりどこかへ行くんですもの!」
母はなぜか怒っている。
木「どうかしたの?ママ!」
僕は聞いてみた。
登「あのね、明日、転校生が来るんだって。」
母はこの先を言おうとしない。
木「わかったよ・・早く帰ろう」
僕は無理やりせかした。
木(はぁ、転校生が女かとかもきけやしない)
健太は、母と、夜の山を歩きだした。
登「・・・あの、ママね、遠い所に行くんだ」
木「え・・・・・・・・・・・?」
健太は耳を疑った。
木(嘘だ!遠いところに行くなんて嘘に過ぎない)
健太は、そう自分に言い聞かせた。
これから、一人になるなんていやだ!
木「ママ、嘘でしょう?」
健太は、期待を込めて聞いた。
本当は、不安のほうがはるかに多い。
登「健太・・・悪いけどホントなの」
健太はショックを受けた。
今までの生活はどうなるんだ?ご飯は?服は?
木「僕はどうやって生きればいいの?」
健太は、半べそをかいて聞いた。
登「ご飯はいつもお母さんのを送るわ」
登美子は息子をあやすように言った。
木「夜は?怖いよぅ」
登「夜はパパがいるでしょう?」
木「うん・・・」
この時、初めて、命を憎んだ。
健太は、何もしゃべらずに静かに帰った。
1話・完・続く
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