二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 黒衣纏いしボス二人 REBORN! オリキャラ募集中
- 日時: 2010/04/11 23:28
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
懲りない奴の登場です。スレ持ちすぎだろと自分で自分にツッコみます。だから許してください。
とにかくクリックありがとうございます。何処から「とにかく」なのかは自分でも分かりません。
とりあえず荒らし等迷惑行為は止めてください。されても仕方ない人間だというのは分かっています。
けど止めてください。スレ主の鉄のハートにはなんのダメージも来ません。得もありません。
それともう一つ、コメントしてくれたらスレ主は大変喜びます。発狂せんばかりに喜びます。
なのでよければ是非ともコメントください。面白いというお世辞を言いに来てください。お願いします。
〜お客様〜
蛍、風s、紅
〜目次〜
キャラ紹介 >>1 プロローグ>>2
一話>>5 二話>>11 三話>>12 四話>>13 五話>>15 六話>>16
断章>>14
オリキャラ募集します。各属性一人づつ+オリ属性一人です。
〜〜〜〜オリキャラ応募用紙〜〜〜〜
名前〔〕 性別〔〕 年齢〔〕
性格〔〕
容姿〔〕
属性〔〕(オリ属性の場合できれば特性も) 武器〔〕(幾つでも) 匣〔〕
その他〔〕
サンプルボイス
「」
「」
「」
〜〜〜〜ありがとうございました〜〜〜〜
- Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! 一話up ( No.11 )
- 日時: 2010/04/04 22:35
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
……明るい瞳の少女は何処を見据える……
『……ここ何処……?ママ……?パパ……?』
少女はある暗い、恐怖を煽る様な部屋に閉じ込められていた。その少女の近くには、血塗れの成人の男と女が倒れていた。
『ねぇ……返事してよ!ねぇ!ママ!パパ!』
少女が泣き叫びながら両親が起きないかと、儚い希望を持ちながら呼んでいると、遠くから爆発音がした。
少女が怯え、震えながら座りこんでいると、ドアが開き、黒い、しかし多少紅髪の混ざった少年が入ってきた。
『ん……行き止まりかよ……。』
『……あ、貴方誰……?』
『え?ああ、いたんだ、俺は覇道黒斗!お前は?』
『私は天衣裏子……ねぇ、ここ何処?』
『ここはだなぁ、未知の炎属性を無断で研究する失礼極まりない研究所だよ。俗に言うマフィアの。』
少女はその言葉を聞いた時騒然とした。いや、正確に言えばその言葉を言って冷静そのものの少年に、だ。
『あ、貴方……マフィアって言って怖くないの?』
『え?まぁ俺より弱いし。強い奴は強いけど大体の奴は度胸もないし。ていうかさ、名前は教えたんだから名前で呼べよな!裏子!』
『え……?』
裏子は自分の名前を呼ぶ目の前の少年の笑顔に、顔を紅潮させた。
『……く……ろと』
『よし!OK!……さて……じゃあ一緒に逃げるぞ!』
『え?!……マジ?』
『お、なんか口調変わったな……まあマジだ。本気と書いてマジと読む!』
/*******/
「お〜い、裏子〜。起きろ〜。」
「え?ああ……ってすんなり行くと思ってんの?!」
裏子はいきなり手の平に納めていた鉄棒を伸ばし、かなりの力で叩いた。
「痛ッ!止めろ!棒で殴るな!」
「ははは〜、仲が良いですねぇ」
「なっ、良いわけないでしょ!」
「喧嘩する程仲が良いって言いますよ?」
黒いナース服を着た少女の言葉に、ただ少女は頬を紅く染めるしかなかった。
- Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! 二話up ( No.12 )
- 日時: 2010/04/04 23:40
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
……子犬は何時まで経っても子犬なのか……
「で、何で遅れた。何故遅れた。何故故遅れた。」
「え?ああ、道に迷ったり悪羅の服調達したりしてたから。」
「え?私のですか?」
「そりゃその格好は目立つだろ。一応有名人だからな?俺達。ボンゴレもいるみたいだし。」
「へ〜。」
黒斗の言った超大物ファミリーの名を裏子はまったく興味が無さそうに受け流した。
「……しかし、子犬ですか……懐かしいですね。」
「……まぁ私は会った事がありませんが。せいぜい私の遊び道具になってくれればいいですがね。」
「ちょいちょ〜い、クロス君。子犬君は遊び道具じゃないぞ〜」
「おや、貴方が遊び道具なら子犬も遊び道具でしょう?」
「俺遊び道具?!」
数十秒後、黒斗達は黒曜ヘルシーランドの前に来ていた。目的は、『子犬』に会うためである。
「さてと……子犬君元気にしとるかね?」
「さぁ?」
黒斗達がまったりと荒れ果てた健康ランドを歩いていると、かなり騒がしい声が聞こえてきた。
「骸さん!何時の間に来てたんですか?!」
「クフフフフ、少々不愉快な波動を感じましたので。」
「不愉快とは酷いな〜、子犬君。」
「……いい加減その呼び方を止めていただけますかね?」
「俺に勝てたらな────。」
骸が三叉槍を構えて幻術を使用するが、まったく意味は無かった。いや、寧ろその映像が仇となった。
黒斗は映像に自らの赤黒い、覇属性の炎を紛れ込ませ、一気に放出した。
「ぐあっ!」
「はいお終い。俺の炎の特性は施設にいた時話したよな?」
「……服従でしたね。」
「物覚えが良くて大変宜しい。これでお前は俺の支配下に置かれたと同時に未だに子犬のままという事が晴れて証明されたわけだ。」
黒斗のその言葉に骸は酷く屈辱的な顔をした。一方の黒斗はその顔を見て薄笑いを顔に浮かべていた。
「じゃクロスに紹介するぜ。こいつが六道骸こと骸が実体化してない時はクローム髑髏こと子犬君だ。」
「ああ、ボンゴレの霧の守護者でしたか。噂通りの髪型ですね。」
クロスの一言に骸は青筋を浮かべた。
「どういう意味ですか?」
「おやー、気にしていましたかー?いやー、噂通りの『パイナップル』ヘアーだと思っただけですよ。」
「一戦やりますか?」
「ご自由にどうぞ?子犬兼南国果実に負ける自信はありませんから。」
骸は勇敢にクロスに挑んだ。しかし、呆気無く散らされていった。しかし、尚クロスは槍の柄の部分で骸を地面に押しつけていた。
「おいおい……さっきも言ったけど子犬君は遊び道具じゃねえからな?」
「ていうか体の所有権がクロームだっけ?その子に移った時が可哀そうだから止めなさい。」
「了解しましたー。」
後日、クロームは背中にできた青痣(槍の柄を押しつけた部分)を不思議に思っていたそうな。
- Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! 三話up ( No.13 )
- 日時: 2010/04/05 10:34
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
……勝手な処置……
「で、これからどうするの?」
「制服調達。それとついでにボンゴレⅩ世(デーチモ)に顔合わせ。」
「ボンゴレ?いたんだ。」
「そりゃ霧の守護者がいるんだからなぁ……。とりあえずちょっと待っててくれ。」
/*******/
「あ、リボーン。何処行ってたんだ?」
「少しな……ツナ。」
「なんだ?」
「敵か味方かはまだ分からねぇがヤバいのが来やがった。」
「まぁ、今の処は味方だと思ってくれ。」
「!」
二人が振り向くと、そこには黒斗達が立っていた。
「……何の用だ。」
「制服くれっていうのと、これ渡しに来た。」
黒斗が差し出したのは一枚の紙。
「……分かった、準備しておくぞ。」
「サンキュ。あ、それと下で嵐の守護者がインターホン鳴らなくてイライラしてたぞ。」
「え?!獄寺君が?!ありがとう!」
ツナは急いで階段を駆け降りていった。しかし、途中で転んで駆け降りるというよりも転がり落ちる状態になってしまった。
「ったく。あのダメツナが。」
「あ、そうそう。悪羅はここに住むって方向で。」
「え?!聞いてませんよ?!」
「言ってないからな。いいか?アルコバレーノ。」
「いいぞ。ママンなら許してくれるだろうしな。」
悪羅は途方に暮れたが、黒斗はそのすんなりと出たOKに大笑いしていた。
「そういえばお前等は何処に泊まるんだ?」
「マンションだ。」
「なんで私ここなんですか?!」
「面白い事になんないかなぁ、と期待を込めて。」
もはや悪羅は呆れるしかなかった。しかし、これから物語が進んだ時、この処置がどういうものなのか悪羅は知ることとなる。
- Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! 四話up ( No.14 )
- 日時: 2010/04/06 10:44
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
断章
「う〜……。」
ツナが起きると、既に悪羅は制服に着替えていて、落ち着かない様子で部屋の中をウロウロしていた。
黒斗の命令で悪羅も学校に行く事になったのだ。悪羅は黒斗のみ学校に行くと思っていたのだが。
「どうしたの?悪羅さん。」
「え?いや〜、何もやる事がないんで。いつもはこの時間にご飯食べて、黒斗さんに仕事の催促しに行くんですけど……。」
「へぇ……色々大変なんだね。普通のマフィアっぽくはないけど……。」
その後、ツナは制服に着替え、朝食を取り、そのまま居間でゆっくりしていた。すると、外から声が聞こえてきた。
「十代目〜!」
「ツナ〜!」
「……(普通外で堂々と十代目って呼びますか?!)。」
「じゃあ行ってきま〜す!」
ツナと悪羅が外に出ると、二人の少年が立っていた。
「この方々はⅩ世の守護者ですか?」
「どっちかっていうと友達、かな。左が獄寺君で右が山本。」
「左が嵐で右が雨ですか。」
悪羅の属性での呼び方にツナと山本は苦笑する。
「宜しくな!」
「ってかなんでテメーがボンゴレの事知ってんだ!」
「私もマフィアの者ですから。ディバインファミリーの夜の守護者、酷偽悪羅と申します。」
ディバインファミリーという名を聞いた時、獄寺は恐怖を覚えた。
「……あの〜、嵐の方?どうしました?」
「いや……今最強のファミリーの守護者がこんな奴かと思ってな。」
「ボスの方が『こんな奴か』って思うと私は思いますよ?マフィアらしい人は一人しかいないのがディバインファミリーですから。」
微笑みながら明るく喋る悪羅がマフィアらしくないだけにボスがどんななのか獄寺と山本は想像がつかなかった。ツナはリボーンに似ている、あの強引さが少しだけ悪羅よりもマフィアっぽいと思ったが。
「そういえば悪羅ってかなり可愛いよな!」
「ハハハ、絶の守護者はもっと綺麗ですよ。ボスも凄い格好良いですし。けど絶の守護者に惚れちゃ駄目ですよ?ボスに片思いちゅ────」
悪羅はしまったという顔をした。
「へぇ〜……最強のファミリーはそういうファミリーか。」
「下らねぇ……そういえばなんで学校にお前等が来てんだ?マフィアなのに。」
「貴方達に言われたくありませんけど……どうせボスのいつもの気紛れですよ。」
ツナは悪羅の言葉に苦笑する。ツナ達は殆どが元から並中生であり、獄寺もツナを守るためと説明すれば方がつく。中学に通っていない者も約二名いる事を加えればボンゴレはそこまで不自然ではない。
「あ、それと雪の守護者には近づかない方がいいですよ。」
「なんで?」
「四分の三殺しにされるんで……」
「殺の比率多ッ!」
そんな事をグダグダ話しながら登校していると、何故かブレザーではなく学ランを着ている少年……青年にも見える男が校門の前に立っていた。
「澤田綱吉……こんな男を見なかったかい?」
男は写真をツナに突き付ける。
「あれ?黒斗さんじゃないですか?」
「誰だ?」
「私のボスですよ。」
「確かにイケメンだな!」
「この男は何歳だい?」
「何歳って……ああ、言っておきますけど高校生じゃなくて中学生、しかも私と同い年です。」
男も含めた全員が唖然とした。
「この男が?君達と同い年?……本当かい?」
「なんで嘘吐かなきゃいけないんですか。それと……並中に転校してきたんで制服だって本物ですよ。」
「そんな知らせは入って来てなかったんだけどね……。」
「トリアエズ制服ハ本物デスヨ。」
悪羅は『制服は』の部分を強調しながら言った。
「てか雲雀、なんでツナに聞いたんだ?」
「妙な出来事が起こると大抵君絡みだからね……まあそれならいいよ。」
雲雀は校舎に入っていった。すると、いきなり悪羅の方に振り向いた。
「……そういえば君誰。」
「転校生です。」
- Re: 黒衣纏いしボス二人 REBORN! 断章up ( No.15 )
- 日時: 2010/04/07 23:41
- 名前: 天道 (ID: kfmvS1ow)
……暇程退屈なコトは無く、それを癒してくれるモノは例外なく神に等しい存在……
「自己紹介してから席に着けばいいんだっけ?」
「ああ。名前と宜しくお願いしますとでも言えばOKだろ。そういえば悪羅。」
「なんですか?」
「登校中、楽しかったか?」
黒斗は誰にも見せた事が無いような、真面目な表情で悪羅に聞いた。
「は、はい……」
「そうか、良かった。その調子であいつ等と溶け込んでくれればいい。」
「はぁ……?」
悪羅がキョトンとした様子で立っていると、入ってくる様に言われた。
「では、皆に自己紹介して。」
「はい。イタリアからやってきた、酷偽悪羅と申します。変な名前ですが、宜しくお願いします。」
「右に同じくイタリアからやってきた上に名前も変な覇道黒斗だ。宜しく。」
「右に同じく。天衣裏子。宜しく。」
「二人とも超可愛いじゃねえか……。」
「超格好良いじゃん!」
その騒々しい空間で裏子は不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、悪羅は少し笑っていた。
黒斗は悪羅と裏子を見て苦笑している。
「(同じファミリーの女でもここまでリアクションが違うか……。)。」
「あ〜、じゃあ澤田の隣と笹川の隣と山本の隣が空いてるからそこに座れ。」
「宜しく、黒斗君。」
「ああ、宜しくな。」
黒斗とツナは普通に挨拶を交わした。笹川と悪羅も同様に、というか既に会話をしている。が、一人問題児がいた。
「宜しくな!」
「宜しく。」
裏子はとてつもなく無愛想に挨拶を交わした。流石の山本もその険悪な雰囲気に黙りこんでしまった。
そのまま授業を進め、昼休み。
「じゃあ屋上でも行くか、裏子。」
黒斗は半ば強引に裏子を屋上に連れていった。屋上に着いた時、裏子はある事に気付いた。
「あれ?悪羅は?」
「あいつはツナ達とだ。」
「……なんかさ、あんた悪羅を私達から遠ざけようとしてない?悪羅は……足手まとい?」
黒斗が驚いて裏子の方を振り向くと、裏子はとても悲しそうな顔をしていた。
「……そう……だな……。確かに俺はあいつを……最終的には……。」
「どうするの?」
「……まだ言わない。」
「なんで?!そんなに私が信用できない?!」
「そういう意味じゃねえよ!」
裏子は驚愕した。あのどんな重要な事でも大した事でもなさそうにサラッと受け答えする黒斗が、泣きそうになっていた。
「……ただ……怖いだけだ……!」
「……。」
「ごめん……けど、俺は悪羅もクロスも……お前の事も好きだ。それだけは一応信じといてくれ。」
「だ、誰が信じないなんて言ったのよ!……私は信じるから……」
裏子のその言葉に言った本人も、聞いた黒斗も顔を紅く染めた。
「そ、それよりも弁当食べようぜ。」
「う、うん……。」
「……相変わらず美味いな。」
「当たり前でしょ。不味いとか言ったら瞬殺するから。」
「また物騒な話を……。」
二人は頬を赤らめながら黙々と弁当を食べている。その時、銃弾が裏子の頬を掠めた。
「?!」
「……ようやく御出ましか。」
「ええ、貴方がたを殺しに来ましたよ。復讐者の奥深くから、ね。」
「あ、あんた……抜け出してきたの?」
「ええ、ついでに仲間を連れて……いやはや、中々に大変でしたよ。」
黒斗と男は静かに戦闘態勢に入った。
この掲示板は過去ログ化されています。